クラシカロイド

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2016クラシカロイド

クラシカロイド

★ 2.8 / 5.0コメディ音楽
放送年2016年
フォーマットTVアニメ
話数25話
原作オリジナル
制作Sunrise

かなえの故郷は音楽の街を目指していたが、現代の少年少女は古典音楽に興味がなかった。ところが「モーツァルト」と「ベートーベン」が突然現れ、かなえと親友奏介の前で、古典の傑作を現代音楽にアレンジした「ムジク」で街を熱狂させる。この興奮の中、さらなる展開が待っていた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

音楽の街として栄えた歴史を持つ蒔田町。その街に暮らす少女・歌苗は、廃れかけた音楽文化を取り戻したいと願っていた。そんなある日、「モーツァルト」と「ベートーベン」を名乗る謎の人物が突然現れ、古典音楽の名曲を現代風にアレンジした「ムジク」と呼ばれる圧倒的な音楽で街を揺るがす。クラシックの巨匠たちが現代に蘇ったとき、街と少年少女たちの運命は大きく動き出す。

みどころ・魅力

① クラシックの名曲が現代サウンドに生まれ変わる「ムジク」

ベートーベンの「運命」やモーツァルトの楽曲が、EDM・ロック・ポップスにアレンジされた「ムジク」として炸裂する演出は本作最大の見せ場。耳なじみのある旋律が全く新しい形で響き、音楽を知らない視聴者でも思わず引き込まれる独特の高揚感がある。

② 個性豊かなクラシカロイドたちのコメディ

モーツァルトはチャラくて自由奔放、ベートーベンは頑固で熱血と、歴史上の偉人たちが現代社会に放り込まれてドタバタを繰り広げるキャラクターコメディが笑いを生む。シリーズが進むにつれてショパンやリストなど個性派クラシカロイドも続々登場し、賑やかさが増していく。

③ NHKアニメならではの丁寧な世界観構築

NHK Eテレ放送作品として子どもから大人まで楽しめる設計がされており、ギャグの中にも音楽や歴史への敬意が感じられる。2クール・2期にわたる長期展開で、キャラクターの背景や「ムジク」の謎が丁寧に掘り下げられていく点も評価が高い。

キャスト・声優一覧

音羽 歌苗
音羽 歌苗
メイン
›
小松未可子
神楽 奏助
神楽 奏助
メイン
›
島﨑信長
ベートーヴェン
ベートーヴェン
メイン
›
杉田智和
モーツァルト
モーツァルト
メイン
›
梶裕貴
バッハ
バッハ
サブ
›
楠大典
シューベルト
シューベルト
サブ
›
前野智昭
パッド君
パッド君
サブ
›
石田彰
チャイコフスキー
チャイコフスキー
サブ
›
遠藤綾
ショパン
ショパン
サブ
›
鳥海浩輔
バダジェフスカ
バダジェフスカ
サブ
›
市道真央
リスト
リスト
サブ
›
能登麻美子
ハッシー
ハッシー
›
梶裕貴

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スタッフ

監督藤田陽一
OP「ClassicaLoid ~クラシカロイドのテーマ~」
ED長谷川大輔「情熱について語るべき2、3の真実 ~田園より~」
EDtofubeat feat. 星崎なな「アイネクライネ・夜のムジーク」
ED浅倉大介 feat. 石田 燿子「愛の矢の夢」
ED「4: “Lullaby” (eps 4)」
ED布袋寅泰 feat. 竹内将人「皇帝の美学」
EDCLASKEY:KLASKY「やってらんない気分」
EDtofubeats feat. 松岡ななせ「炎のレクイエム」
ED米倉千尋「Fool Love Rhapsody ~ハンガリー狂詩曲より~」
ED布袋寅泰 feat. 浦井健治「~六弦の怪物(モンスター」
EDEHAMIC feat. ガラコ「夜半の月(ヨワノツキ」
EDMerumo Hisaoka, Kaori Horiuchi, Reiko Kubota & The Icchoume Choir「SHALALA 悩んででも解決せん~くるみ割り人形より~」
EDTsunku♂ feat Yukoh Kusunoki「How to Win! ~トッカータとフーガより~」
EDフランツ・シューベルト「Brown Trout; ます」
EDTsunku♂ feat Miwa Kominato「嗚呼 えんどれすどりいむ ~乙女の祈りより~」
ED神楽惣介「ぼくフツウ」
EDエハミック「4.A.M. Nocturne」
EDtofubeats feat. 天月「みかんゾンビマーチ ~トルコ行進曲より~」
EDTsunku♂ feat Hikaru Takahashi and U.M.E.D.Y.「魔力のアリア」
EDTsunku♂ feat Arisa Hario「白鳥ROCK ~白鳥の湖より~」
EDtofubeats feat. 仲川 暁紀「疾風怒濤 ~交響曲第25番より~」
EDシューベルト「シューベルトの魔王道」
ED布袋寅泰 feat. 田中鮎子「豊穣の夢~エリーゼのためにより~」
EDTsunku♂ feat. Yukoh Kusunoki, Emyli, Alisa K「Funk稲妻っ!~無伴奏チェロ組曲より~」
EDTsunku♂ feat. Ayubee, Arisa Hario, Meruo Hisaoka & Tsunku♂ClassicaLoid Mix Choir「すべては愛から ~ブランデンブルク協奏曲より~」
ED「ClassicaLoid ~クラシカロイドのテーマ~」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

NHKがこれを通したのか、という驚きからスタートした。「クラシック音楽×現代コメディ」という企画書、想像するだけで会議室が静まりかえる予感がするのに、ちゃんと放送された。最初は「教育っぽい感じで説明的になるんじゃないか」と半分身構えながら見たんだけど、1話の時点でその心配は完全に外れた。ベートーヴェンが現代に降り立って、ひたすらやかましい。モーツァルトはナルシシズムが服を着て歩いている。「クラシックを普及させる話」ではなく「クラシックの魂を宿した怪人たちが街で暴れる話」だったと気づいたのは、たぶん3話くらいだ。2周目で改めて1話を見直すと、冒頭のかなえの家の描写に後半への伏線がちゃんと仕込まれていて、作り手が最初からゴールを見えていたことがわかる。

「偉大な音楽」は、笑われてこそ生き延びる

クラシカロイドが単なる「クラシック入門アニメ」だと思って見ると、たぶん途中で置いてきぼりになる。この作品が本当にやっていたのは、「権威化された芸術」に対する、やさしい解体だと思っている。

ベートーヴェンもモーツァルトもリストも、歴史の教科書の中では「偉人」として固定されている。彼らの音楽は美術館のガラスケースの中に入っていて、「難解なもの・高尚なもの」として扱われる。でもこのアニメは、その偉人たちを現代に放り込んで、ひたすら日常のドタバタに巻き込む。ベートーヴェンが銭湯を気に入って居座る。モーツァルトがSNSのフォロワー数にこだわる。本人たちはいたって真剣なのに、現代の文脈の中では滑稽に見える。

ここが面白いのは、作品がその「滑稽さ」を批判として使っていないことだ。笑われながらも、彼らがムジクを発動した瞬間、空気が変わる。ベートーヴェンの第九がEDMとして再構築されて、街中の人間が気づけば踊っている——そのシーンに漂う奇妙な高揚感は、「音楽の力」をまっすぐ描いた作品より、ずっと体に残る。ギャグとして笑って油断していたところに、本物の感情が刺さってくる構造になっている。

クラシック音楽が「死んだもの」として扱われがちな現代で、この作品が選んだのは「正しく評価させる」ではなく「一緒に馬鹿にしながら生き延びさせる」という方法だった。笑えるということは、他人事じゃないということだ。「ベートーヴェンが笑える」ためには、視聴者がベートーヴェンを認識している必要がある。知っているから笑える。その回路を使って、気づいたら耳に音楽が残っている——これがクラシカロイドの核心だと思う。

特に刺さったシーン

ムジク発動シーンは何度見ても慣れない。「あのベートーヴェンが、今、ノリノリでEDMを鳴らしている」という事実の奇妙さが毎回あって、脳が状況を処理しきれないまま体が反応している感じがする。

杉田智和のベートーヴェンは、ぶっきらぼうで自分勝手なくせに、音楽が始まった瞬間だけ別の何かが憑依したように変わる。あの落差を声だけで出せるのが、杉田智和という人の凄みだと毎回思う。日常パートの投げやりな低音と、ムジク中の昂揚した声質の切り替えが、コメディとしても感動としても機能している。梶裕貴のモーツァルトはその逆で、普段から全力で自分を演じているから、ムジク中に「素」が出る瞬間が刺さる。

それと、かなえと奏介が振り回されながらも、だんだんクラシカロイドたちを「家族みたいなもの」として受け入れていく後半の流れ。明示的に感動させようとしてこない分、気づいたときには手遅れになっている。

読んで見たくなったら——『クラシカロイド』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • クラシック音楽に苦手意識があるが、完全に無関心でもない人
  • 日常系コメディのテンポが好きで、ストーリーの山場より「キャラの空気感」で見られる人
  • 杉田智和・梶裕貴・石田彰の演技が好きな人(3人のキャラクターが全員濃い)
  • NHKアニメ特有の「妙に予算がかかっているギャグ」が好きな人
  • 音楽アレンジのサウンドトラックを別途聴きたくなるタイプ

合わない人

  • ストーリーが一本筋で進んでほしい人(日常回多め・脱線しやすい構成)
  • ギャグのトーンが「ゆるくて大きい」ので、テンポの速い笑いを求めている人には物足りない
  • クラシック音楽への関心がゼロだと、ムジクシーンのカタルシスが半減する
  • キャラクターの言動に最低限の整合性を求める人(クラシカロイドたちは基本的に気まぐれ)

次に見るなら

コメディと音楽が交差する温度感が好きなら、けいおん!は外せない。こちらは軽音楽部の日常が主軸で、音楽が「主人公たちの感情の解像度を上げる装置」として機能している。クラシカロイドより話の起伏は穏やかだが、キャラクターと音楽が一体化していく感覚は近いものがある。

「権威ある文化をポップに解体するコメディ」という軸で見るなら、昭和元禄落語心中も面白い対比になる。こちらはギャグではなく骨太なドラマだが、「古典芸能が現代で生き延びることの意味」を正面から問う作品で、クラシカロイドが笑いで迂回していたテーマを直球で描いている。2作を続けて見ると、同じ問いへの全く違うアプローチが見えてくる。

同じNHKアニメでキャラクターの賑やかさを求めるなら、ふらいんぐうぃっちも合う。日常の中に異質なものが紛れ込む構造が似ていて、見終わった後の余韻が近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『クラシカロイド』はdアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスも見放題プランに対応しており、第1期・第2期まとめて楽しめます。クラシック音楽とコメディを掛け合わせたユニークな作風をぜひ確かめてみてください。

よくある質問

Q. クラシカロイドは全何話ですか?
A. 第1期が全25話(2016年放送)、第2期が全25話(2017〜2018年放送)の計50話構成です。どちらもdアニメストア・DMM TVで視聴できます。
Q. クラシック音楽を知らなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。作中の「ムジク」は現代風にアレンジされており、クラシックの予備知識がなくても音楽の迫力やキャラクターのコメディで十分楽しめる作りになっています。
Q. 第1期から観なければいけませんか?
A. 第1期から観ることを推奨します。キャラクターの関係性や「ムジク」の設定が第1期で丁寧に説明されるため、第1期から順番に視聴するとより深く楽しめます。
Q. 対象年齢はどのくらいですか?
A. NHK Eテレ放送のファミリー向け作品ですが、ギャグのテンポやキャラクターの個性は大人にも刺さる要素が多く、10代〜30代の視聴者にも人気があります。

まとめ

『クラシカロイド』はdアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスも見放題プランに対応しており、第1期・第2期まとめて楽しめます。クラシック音楽とコメディを掛け合わせたユニークな作風をぜひ確かめてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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