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コヨーテ ラグタイムショー
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | ufotable |
ミスターは宇宙を舞台に活動する密輸業者で、交通違反で1年投獄されていた。釈放10日前に、かつての相棒ビショップとカタナの助けで脱獄する。その後、亡き父から託されたフランカを探し出し、父の宝を求める旅に連れ出す。一方、連邦調査官アンジェリカとチェルシーが彼らの後を追う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
宇宙を舞台に活躍する凄腕の密輸業者・ミスターは、交通違反で服役中に脱獄を決行。かつての仲間ビショップとカタナの手を借りて自由の身となると、亡き相棒から託された少女フランカを探し出す。フランカの父が残したとされる伝説の財宝を求め、ミスターは彼女を旅に連れ出すが、連邦捜査官アンジェリカとチェルシーが執拗に追跡を開始する。追う者と追われる者の宇宙規模の攻防が幕を開ける。みどころ・魅力
① 宇宙を舞台にした痛快アウトロー活劇
法を意に介さない密輸業者・ミスターを中心に、宇宙規模の逃走劇と財宝争奪戦が展開される。アクションとコメディのテンポよい掛け合いが心地よく、スペースオペラの王道的なスリルを存分に味わえる作品だ。② 個性際立つ12人の「12姉妹」
敵組織が送り込む戦闘部隊「12姉妹」は、それぞれ異なる武器・戦術・キャラクターを持つ。メカアクションと絡んだ派手な戦闘シーンはもちろん、個性豊かな姉妹たちのキャラクター描写もみどころのひとつとなっている。③ 追う者・追われる者が交錯するテンポの良い構成
ミスターたちと財宝を狙うギャング組織、さらに捜査官側の視点が交互に描かれ、三つ巴の構図がテンポよく進む。コメディタッチながら各陣営の思惑が絡み合う脚本は、最後まで飽きさせない展開が続く。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 野中卓也 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 須藤友徳 |
| 音響監督 | 松岡裕紀 |
| OP | ナオキ・ウィズ・パワー・サウンド「COYOTE」 |
| ED | さな「Usuragu Kioku」 |
| ED | ナオキ・ウィズ・パワー・サウンド「COYOTE」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「コヨーテ ラグタイムショー」という文字列を目にしたとき、内容より先に語感で手が止まった。「コヨーテ」と「ラグタイム」と「ショー」が一行に並ぶだけで、なんかもう面白そうじゃないか。いざ見てみたら2006年の宇宙活劇で、脱獄した密輸業者が少女を連れて宝を求める旅に出るという、骨格はわりとシンプルな話だった。一周目は「雰囲気先行かな」と思いながら流れていったが、2周目で見えてきたのはキャラクター全員が「自分のやり方を曲げない人間」として描かれているという一貫した目線で、そこに気づいてから見え方がちょっと変わった。
死んだ男が遺したもの、生きている男が引き受けたもの
亡き相棒ビショップから娘フランカを託されたミスター。作品の骨格はここにある。「宝探し」は表向きの動機で、本当に描かれているのは男が男に何かを「遺す」という構造だ。ビショップはすでに死んでいる。ミスターにとって彼は友人であり仕事仲間であり、そして今は「責任を押し付けてきたやつ」でもある。
フランカへの最初の接し方に距離感があるのも、感情移入し始めると効いてくる。遺された子どもと引き受けた男の間には、血縁でも恋愛でもない第三の関係がある。それは「義務が情に変わる過程」であり、このジャンルのアニメが繰り返し描いてきたモチーフでもある。ただコヨーテラグタイムショーの場合、それを「感動させてやろう」という構えでやっていないのが個人的に好きで、情緒を前に出すより行動で示す演出が多い。
大塚明夫のミスターの声が、この「言葉より先に動く男」にひどく合っている。低くて、乾いていて、でも要所で何かが滲む。セリフの少ない場面でこそ声優の底力が出る作品だと思っていて、大塚明夫の271本分のキャリアが自然にミスターという人間の「重み」として乗ってくる。大塚芳忠のブルース・ドックリーも、数少ない出番の中で「一筋縄ではいかない立場の男」を過不足なく作り上げていて、脇を固める人間の密度が作品全体の説得力を底上げしている。
追う側の連邦捜査官アンジェリカとチェルシーの存在も、単なる障害として機能させていないのがこの作品の誠実さで、彼女たちにも「自分のルールで動く人間」としての筋が通っている。善悪で割り切れない配置にすることで、逃げる側の「格好よさ」が単純な英雄譚にならずに済んでいる。
特に刺さったシーン
関智一のカタナが好きな理由は、「頼れる男の演じ方をよく知っている人が演じている」という安心感にある。374本の出演歴を持つ人間の引き出しの多さというか、主要キャストとして出てくるときの存在感の置き方が絶妙で、「ミスターの右腕」という立ち位置を出しゃばりすぎず消えすぎずに保っている。
個人的に刺さったのは、状況が切迫した場面でカタナが短いセリフで局面を整理する瞬間だ。「この人は口数が少ないほど信頼できるキャラだな」と視聴者に理解させる演技の仕方で、2周目に見るとその設計が最初から一貫していたことがわかる。セリフの量ではなく声の「置き方」で人物の格を作る技術で、これは関智一でないと難しかっただろうと思う。堀内賢雄のビショップが絡む情報が後から入ってくると、カタナやミスターの行動の重さがもう一段上がる構造になっていて、声優陣の重なり方も含めて「2006年の本気」を感じる一本だった。
読んで見たくなったら——『コヨーテ ラグタイムショー』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 宇宙を舞台にしたアウトロー系アクションが好きな人
- 「言葉より行動」で語るキャラクターに惹かれる人
- 大塚明夫・関智一の演技を一本通して浴びたい人
- 格好いいおじさんが主役の作品を定期的に補充したい人
- 2000年代アニメのあの独特の空気感がちょうどよい人
合わない人
- キャラクターの内面が丁寧に言語化されることを期待している人
- 世界観の設定や宇宙の科学的整合性を気にするタイプ
- テンポより感情の積み上げを優先してほしい人
- 女性キャラクターの描き方に2006年当時の文脈を感じると乗れない人
次に見るなら
アウトロースター:宇宙を舞台に訳アリの依頼を受けながら生き延びる主人公たちを描くスペースオペラ。ミスターみたいな「格好いい無法者が主役」の作品が見たいならここ。90年代の空気感ごと楽しめる。コヨーテラグタイムショーとジャンルの気分が一番近い。
ブラック・ラグーン:組織の論理の外で動く傭兵集団の話。「アウトローたちの仁義」が軸にある点でコヨーテラグタイムショーと重なり、アクションの密度が高い。こちらは現代地球が舞台で、キャラクターの掘り下げはこちらの方が深い。
トライガン:宇宙移民が開拓した惑星を舞台に、最強の男が過去の重さを背負いながら旅する話。格好いいのに哀愁がある男主人公という点でコヨーテラグタイムショーと気分が近く、「遺されたもの」を引き受けて生きるというテーマとも響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『コヨーテ ラグタイムショー』は現在、dアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。どちらのサービスも見放題ラインナップに含まれており、手軽に全話をお楽しみいただけます。宇宙を舞台にしたスピーディな活劇をぜひチェックしてみてください。
