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映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
| 放送年 | 1993年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shin-Ei Animation |
野原新之助が珍しいアクション仮面カードを見つけたことで、彼と家族は異世界へ選ばれ、そこで起きている宇宙人の侵略を阻止するのを手伝うことになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ある日、野原しんのすけが手に入れた珍しいアクション仮面カードをきっかけに、野原一家は異世界へと召喚される。そこでは凶悪なハイグレ魔王率いる宇宙人が侵略を企てており、地球の命運が危機に瀕していた。なぜかその世界の救世主として選ばれてしまったしんのすけたちは、憧れのヒーロー・アクション仮面と力を合わせ、強大な敵に立ち向かっていく。家族の絆と笑いが詰まった、クレしん劇場版第1作目。みどころ・魅力
① シリーズ第1作ならではの原点感とフレッシュな熱量
クレヨンしんちゃん劇場版の記念すべき第1作として、1993年当時の勢いがそのまま詰まった作品です。後のシリーズで定番となる「家族が異世界で活躍する」フォーマットの原型がここにあり、クレしん映画ファンなら押さえておきたい一本です。② しんのすけの憧れヒーロー・アクション仮面が大活躍
普段はテレビの中のヒーローであるアクション仮面が本物として登場し、しんのすけとともに戦うシーンは子どもも大人も楽しめるハイライト。コミカルな掛け合いと熱いバトルが絶妙にミックスされており、シリーズファンには感慨深い内容となっています。③ ギャグと家族愛が共存するクレしん映画の真骨頂
しんのすけらしい下ネタ・ボケ全開のコメディシーンと、家族が力を合わせる感動展開が絶妙なバランスで描かれています。みさえ・ひろし・ひまわり(まだいない時代ですが)を含む家族の絆が、笑いの中にしっかりと光ります。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 本郷みつる |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 小川博司 |
| 音楽 | 荒川敏行 |
| 美術監督 | 星野直美 |
| OP | 矢島晶子「オラはにんきもの」 |
| ED | 「僕は永遠のお子様, I am an Eternal Child」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
クレヨンしんちゃんの劇場版は、今や30本以上ある。しかも年1ペースで増え続けているので、シリーズを全部把握しているという人間に会ったことが一度もない。だったら第1作から順に見ていくしかないよな、と思ってここにたどり着いた。
1993年、テレビシリーズ開始から2年目のしんちゃんが、はじめて劇場にやってきた作品。最初に見たときの率直な印象は「意外と素朴だな」だった。後年の劇場版が持つ、あの「子どもと一緒に見ていた親が崩れ落ちる」ような仕掛けは、まだここにはない。でも見返すと、この素朴さはこの時期のしんちゃんの正直な姿だと気づく。作り手が「このキャラクターで映画をやるとはどういうことか」を手さぐりで確認しながら作った、その感触がそのまま残っていて——それはそれで、貴重なものを見ている気分になる。
アクション仮面が「本物」になる日——子どもの憧れの強度が、家族全員を動かす話
しんのすけにとってアクション仮面は、絶対的な存在だ。テレビの中にいる完璧なヒーロー。そのレアカードを手に入れたことで異世界に召喚されてしまうという導入は、「子どもの憧れが現実に接触してしまう」という話の骨格をそのまま出している。
面白いのは、しんのすけだけが選ばれたのではなく、家族ごと巻き込まれている点だ。野原一家は誰一人として「ヒーロー」ではない。ひろしはただのサラリーマンで、みさえは主婦で、しんのすけは5歳児だ。そこへ宇宙人の侵略という状況が投げ込まれたとき、何が起きるかというと——家族がそれぞれ等身大のまま、なんとかしてしまう。これがこの映画のやりたかったことだと思う。
玄田哲章が声を当てるアクション仮面は、劇中のテレビドラマ内のヒーローとして存在している。つまりしんのすけが毎日見ているテレビ番組のヒーローと同じ声が、現実の空間に現れる。子どもにとってこれがどういう体験かは、想像するまでもない。そしてその「本物」が宇宙人を相手に戦うという文脈に着地したとき、「テレビの中の憧れ」が「目の前の現実」になる瞬間が成立する。
この映画を「キャラクターもののお祭り映画」として見ると、少し物足りなく感じるかもしれない。でも見方を変えると、これは「テレビのヒーローを本気で信じている子ども」という存在への、純粋な肯定だ。しんのすけのアクション仮面への熱量は、物語を通じて一度も揺らがない。その確かさが、家族全員を異世界まで引っ張っていく動力になっている。
後年の劇場版と比べると、演出の手数は少ない。でも1993年の時点で「しんちゃんの核にあるもの」を正確に掴んでいる。アクション仮面への愛と、どこにでもいる家族の底力。それがこのシリーズの原点に置かれているとわかるのは、第1作を見る理由として十分だ。
特に刺さったシーン
玄田哲章の声で、アクション仮面が目の前に立っているという絵面が成立したとき、思わず少しテンションが上がった。テレビサイズで聞き慣れたあの声が、劇場のスクリーンサイズと音響で鳴ると、音の圧がまるで違う。低くて安定した声質が空間全体に広がる感覚があって、「ヒーローの声」としての説得力が段違いになる。玄田哲章は声の面積が広い人で、映画館という場所がその声を最大に活かしていた。
しんのすけが仮面に対して取る行動——ファンの子どもとして完全に動揺しながら、それでもとんでもない対応をしてくるあの感じ——は、矢島晶子の演技が細かい。興奮とアホっぽさが同居しているあの独特の音程は、この時期の矢島しんちゃんにしかない質感で、初期劇場版を見る理由のひとつになっている。
序盤、ひろしが異世界という状況をそれなりに受け入れてしまうシーンがある。藤原啓治の「まあそういうこともあるか」みたいなトーンは、今見ると独特の重みがある。何でもないセリフなのに、2020年以降にこのシリーズに触れると、どうしても引っかかってしまう場面がいくつかある。
読んで見たくなったら——『映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- クレヨンしんちゃん劇場版をシリーズ第1作から追いたい人
- 1990年代前半のアニメの空気感に馴染みがある人
- アクション仮面にスポットが当たる映画を見たい人
- 矢島晶子・藤原啓治時代のしんちゃんを記録として押さえておきたい人
- 家族全員が巻き込まれる軽めのアドベンチャーが好きな人
合わない人
- 「オトナ帝国」や「アッパレ戦国」を先に見ていて、あの完成度を期待している人
- ストーリーの密度や伏線の精度を重視する人
- 初期しんちゃん特有の下ネタ・お色気描写が苦手な人
- ファンタジー設定に乗り切るのに明確な理由が必要な人
次に見るなら
同じ野原一家がここまで変われるかというくらい話の密度が違う作品として、映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲は外せない。2001年、シリーズの到達点のひとつ。この第1作を見てから行くと、8年間でこのシリーズが何をやろうとしてきたかという振れ幅が、体感としてわかる。
異世界に巻き込まれる家族と宇宙人の侵略という構造に乗れたなら、映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争も合う。1985年の作品で、小さな宇宙人と子どもたちの関係を軸にした設定が重なる部分がある。「子どもの想像力が現実に接続する」という芯の部分で通じている。
藤原啓治の仕事をもっと掘るなら、鋼の錬金術師 BROTHERHOODのマース・ヒューズ役を見てほしい。ひろしとは全然違う役だが、どちらにも「この声があると画面が安心する」という感覚がある。あの声優がどれだけの作品の柱になっていたかが、改めてわかる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』は、ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluの4サービスで配信中です。無料トライアルを利用すれば実質無料で視聴できるサービスもありますので、ぜひチェックしてみてください。クレしん劇場版の原点をぜひ手軽に楽しんでみてください。