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映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
スネ夫の新しいロボットおもちゃに嫉妬したのび太は、ドラえもんにもっと良いロボットを作るよう頼む。ドラえもんは最初は拒否するが、のび太が空から落ちてきた謎のロボットの部品を偶然発見する。すべての部品を集めて組み立てると、巨大ロボット・ザンダクロースが完成。二人はそれが単なるおもちゃではなく、強力な兵器であることに気づく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
スネ夫が手に入れた最新ロボットに対抗したいのび太は、ドラえもんにロボット作りを頼む。そんなある日、空から謎のロボット部品が次々と落下してくるのを発見。すべて集めて組み立てると、巨大ロボット「ザンダクロース」が完成する。しかしそれは単なるおもちゃではなく、宇宙の星・メカトピアから送り込まれた強力な兵器だった。地球侵略の計画を知ったのび太たちは、謎の少女型ロボット・リルルとの出会いをきっかけに、星の命運をかけた戦いへと巻き込まれていく。みどころ・魅力
① 旧作から深化した「リルルとのび太の友情」
1986年公開の旧作『のび太と鉄人兵団』のリメイクとなる本作では、ヒロインである少女型ロボット・リルルとのび太の関係性がより丁寧に描かれています。敵と味方という立場を超えた交流が感動を呼ぶ、シリーズの中でも屈指の泣けるドラマです。② 圧倒的スケールの巨大ロボットバトル
ザンダクロースをはじめとする巨大メカが登場するバトルシーンは、劇場版ならではのスケール感が魅力です。2011年のリメイクでは映像クオリティも大幅に向上しており、当時の最新技術で描き直された迫力の映像を楽しめます。③ 「命と選択」を問うシリアスなテーマ
コメディタッチのドラえもん映画でありながら、本作は「命の価値」「戦争と平和」という重いテーマにも向き合っています。子どもはもちろん、大人が観ても考えさせられる深みがあり、世代を超えて楽しめる作品です。キャスト・声優一覧













スタッフ
| 監督 | 寺本幸代 |
|---|---|
| ED | バンプ・オブ・チキン「友達の唄」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ドラえもん映画って毎年あるから「今年のやつ」くらいの気持ちで見始めたら、エンドロールで普通に目が潤んでいた。そういう映画。リメイク版と知らずに劇場に入った人間でも、終盤の展開でちゃんと食らう構造になっている。2011年当時の自分はすでにドラえもんを「子供向け」と思い込んでいた節があって、それを静かに裏切られた記憶がある。2回目に見たとき気づいたのは、序盤の「スネ夫のロボット自慢」の場面が、後半のロボットたちの話と対になっているという設計の丁寧さだった。子供向けのパッケージに包まれた、わりと重い話。
「敵」として来たのに、名前を呼び合うようになってしまった話
この映画が描いているのは、ロボット対人間の戦争でも、のび太の成長でもなく、「最初から友達になれなかったはずの二人が、気づいたら友達になっていた」という、どうしようもない事実だと思う。
リルルは侵略のために地球に来ている。静香はそれを知らずに関わり、知ってからも関係を断てない。この構図は「騙されていた」ではなく、「知った上でも続いてしまう」ところが重い。関係性に理屈がつかなくなるあの感覚を、ドラえもんの絵柄でやってのけているのが、この作品の強さだと思う。
沢城みゆきが演じるリルルは、感情を持たないはずのロボットのはずなのに、セリフの端々に揺らぎがある。「これは演技のうまさだ」と頭では分かっていても、その揺らぎに引っ張られて、こちらの感情も動いてしまう。声優の仕事がキャラクターに与える「体温」みたいなものを、この作品で改めて意識した。
ジュドの存在もそこに重なる。「別れ」が分かった瞬間に、それまでの場面が全部塗り替えられるあの感覚。終盤に向かうにつれ、「コメディ映画」のはずが、いつの間にか全然違うものを見ていることに気づく。ドラえもん映画の中でも好きな部類に入れている理由は、たぶんそこで、感情を動かすための「ずるさ」が品よく機能しているからだと思う。
特に刺さったシーン
ジュドとの別れの場面は、何も知らずに見ると「え、ここで終わるの」という驚きで一瞬思考が止まる。落ち着いて考えると丁寧に積み上げてきた流れの帰結なのだが、その「一瞬の止まり」がある。そこで止まれるのは、それまでの描写が機能していた証拠だとも思う。
関智一と木村昴が演じるスネ夫・ジャイアンのコンビは、この映画でも安定感があって、重い展開の合間のクッションとして機能している。木村昴のジャイアンは声の圧がちょうどよく、「こいつがいるから大丈夫」という空気を作れている。シリアスに寄りすぎないバランスを保てているのはこのコンビのおかげでもある。
かかずゆみの静香は、この映画では感情の軸になっている場面が多い。リルルと並んで話す場面のトーンが、子供向けと思って見ていた自分の前提をじわじわと崩してくる。「友達になってしまった」という事実を一番正直に背負っているのが静香で、そこへのかかずゆみの解釈が自然だから、見ているこちらも正直に食らってしまう。
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この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ドラえもん映画で一度でも泣いた経験がある人
- 「別れ」の場面に弱い人、特に感情の蓄積で来るタイプの泣きに弱い人
- 沢城みゆきの声の使い方を聞き比べるのが好きな人
- リメイクと原作を見比べて違いを探すのが好きな人
- 子供の頃にドラえもん映画を劇場で見た記憶がある30〜40代
合わない人
- ロボットSF要素に本気で向き合いたい人(あくまでドラえもんの文脈で処理される)
- ドラえもんのコメディ成分が目当てで見る人(この作品は感情劇寄り)
- 「子供向け」の絵柄・テンポが肌に合わない人
次に見るなら
「別れ」と「侵略者との友情」という軸が刺さったなら、映画ドラえもん のび太と夢幻三剣士も試してほしい。夢の中の冒険という構造が、現実との乖離をどう処理するかという問いに変わっていく。ドラえもん映画の中でも感情の後引き具合が特殊な一本。
ロボットと人間の関係性、感情を持ち始めた機械という文脈で見るなら、鉄腕アトム(2003年版)が重なる。こちらはより正面からその問いに向き合っていて、ドラえもんより重めに来る。沢城みゆき目当てで見てもいい理由がある。
「侵略者が地球の側の事情を知って揺らぐ」という構造に興味があれば、インベーダーが来た!系の構造を持つ作品として侵略!イカ娘も一応挙げておく。トーンは全く違うが、「侵略しに来たのに懐柔されていく」という倒錯した関係の面白さは共通している。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』は、U-NEXT・Netflix・Huluの3サービスで現在配信中です。複数のサービスに対応しているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴できます。感動あり迫力ありの劇場版ドラえもんを、ぜひ自宅でお楽しみください。
