同居人はひざ、時々、頭のうえ。

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2019同居人はひざ、時々、頭のうえ。

同居人はひざ、時々、頭のうえ。

★ 3.8 / 5.0コメディ日常系
放送年2019年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Zero-G

人付き合いが苦手な推理作家・三日月昴は、創作活動の妨げになる人間関係を煩わしく感じていた。ある日、野良猫と出会い、創作意欲が湧き、その猫をミューズとして家に連れ帰る。果たして、猫の謎めいた行動は小説の題材となるのだろうか。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

人付き合いが極端に苦手な推理小説家・三日月昴は、両親を亡くして以来、本の世界だけに生きてきた。ある日、墓地で出会った野良猫に創作のインスピレーションを感じ、半ば衝動的に連れ帰ることに。猫の名はハル。無愛想な昴とマイペースなハルの同居生活が始まるなか、猫の謎めいた行動が小説の題材となり、昴は少しずつ外の世界へと踏み出していく。人間と猫、それぞれの視点で描かれる、不器用なふたりの共同生活。

みどころ・魅力

① 人間と猫、二つの視点で描かれるすれ違いがかわいい

本作最大の特徴は、同じシーンを人間側・猫側の両視点で描く構成。昴が「なぜこんな行動を?」と首をかしげる場面も、ハル目線では切実な理由がある。そのギャップが笑いと温かさを生み、見終わるたびに「もう一度見たい」と思わせる。

② 不器用な人間が少しずつ変わっていく成長物語

人づきあいを避け、感情表現も苦手だった昴が、ハルとの生活を通じて隣人や編集者など周囲の人間と関わりを持ち始める。劇的な変化ではなく、ほんの小さな一歩の積み重ねが丁寧に描かれており、静かに胸を打つ。

③ 猫好きには刺さる、リアルな猫の生態描写

ハルの仕草や行動パターンが実際の猫の習性をもとに描かれており、猫を飼っている・飼ったことがある視聴者ほど「あるある」と深くうなずける場面が多い。猫が本当に好きなスタッフが作っていることが伝わる丁寧な演出が随所に光る。

キャスト・声優一覧

朏素晴
朏素晴
メイン
小野賢章
陽
メイン
山崎はるか
レオ
レオ
サブ
五十嵐裕美
はち
はち
サブ
村瀬歩
飯島考太
飯島考太
サブ
平田宏美
矢坂母
矢坂母
サブ
阿部里果
押守優伍
押守優伍
サブ
中島ヨシキ
河瀬篤
河瀬篤
サブ
下野紘
矢坂隼翔
矢坂隼翔
サブ
小市眞琴
秋元奈津子
秋元奈津子
サブ
小島幸子
矢坂大翔
矢坂大翔
サブ
堀江瞬
朏佐保
朏佐保
サブ
大原さやか

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スタッフ

監督鈴木薫
シリーズ構成三重野瞳
原作皆月つなみ
原案キャラデザ二ツ家あす
キャラクターデザイン北尾勝
音楽コトリンゴ
OPコトリンゴ「アンノウンワールド」
ED南條愛乃「君のとなり わたしの場所」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルを見た瞬間、「ああ、猫がひざに乗ってくる話ね」と思って見始めた。実際その通りだった。期待通りだった。それで十分だった。

猫アニメはここ数年でずいぶん増えたが、これはちょっと作りが違う。主人公の三日月昴の視点と、拾われた猫・はちの視点が交互に描かれる構成で、最初は「へえ、猫パートもあるのか」くらいに思っていた。ところが2周目に気づいたのは、猫パートのほうが物語の核心を先に言ってしまっていることで、それを知った上で昴パートを見ると意味合いがまるで変わる。同じシーンをふたつの解像度で見せられている感覚。こういう仕掛けをほぼ毎話やられると、地味に手が込んでいる作品だと認識を改めることになる。

「言葉を持たない誰か」と一緒にいることで、人間はようやく人間に戻れる

この作品を単純な「猫と暮らすと癒される話」と受け取ると、たぶん半分しか見えていない。

三日月昴は人付き合いが苦手な推理作家で、編集者や幼なじみとの関係を面倒なものとして切り捨ててきた人物だ。人間関係から降りることで創作を守ってきた、とも言える。そこに言葉を持たない猫が入り込んでくる。

ポイントは、はちが「感情を癒してくれる存在」として機能しているわけではない点だ。はちは昴の都合などお構いなしに腹が減れば鳴くし、気分が乗らなければひざの上から降りる。昴はその予測不能さと付き合うために、相手の状態を観察し、読み取り、対応するという行為を強いられる。これは人間関係で昴が避けてきたことそのものだ。

はちとの生活を通じて、昴は「他者を理解しようとする筋肉」を気づかないまま使い始める。そしてその筋肉は、編集者や幼なじみとの関係にも少しずつ作用し始める。猫が直接「人間関係を修復させる」のではなく、猫との日常が人間として機能するための基礎訓練になっている。

2周目で特に効くのが、はちの視点パートの語り口だ。村瀬歩の演じるはちの独白は、猫らしい自己中心的な論理で動いているのに、その行動の結果が昴に何をもたらしているかを視聴者だけが知っている。ここに作品の設計の誠実さが出ている。「猫に救われた話」ではなく「猫と一緒に生きることで人間との回路が開いた話」として読むと、全12話の積み重ねの密度が変わって見える。

特に刺さったシーン

はちが初めて昴のひざの上で落ち着くシーン。下野紘の演技がここで絶妙で、驚きと困惑と、どう扱えばいいかわからない戸惑いが全部混ざった微妙な間がある。台詞ではなく、息と間だけで「この人、猫に慣れていない」と伝えてくる。説明しない演技というのはこういうことだと思った。

それと対になるのが、はちパートで同じシーンが「あの人間、あったかい場所を持っている」という感触として描かれる構造。昴は戸惑い、はちは安心する。同じ出来事がふたつの温度で存在している。初見では昴目線で見ていたものが、2周目ではちの視点を知った状態で見ると、静かにきつくなる。

大原さやか演じる朏佐保が終盤で昴に向ける言葉のシーンも残る。声の底に長年の諦めと愛情が両方あって、うまく言えないけど「この人はずっとこれを言えなかったんだな」というものが滲み出ていた。

読んで見たくなったら——『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 猫と暮らしている、または暮らしたことがある人。はちの行動が「わかる」ノイズで刺さる
  • 人付き合いを面倒と感じつつも、それが良くないと薄々気づいている人
  • 派手な展開なしに12話かけてじわじわ積み上げる構成が好きな人
  • 声優の細かい演技を拾いながら見るタイプ

合わない人

  • 毎話きちんと「事件」や「盛り上がり」がないと退屈に感じる人には向かない。基本的にずっと地味
  • 猫に興味がない場合、はちパートが全体の体感速度を下げる可能性がある
  • 主人公の内向きな性格がストレスに感じるタイプ。昴は序盤しばらく人としてかなり閉じている

次に見るなら

ねこのひ便り——日常系で猫と人間の関係を丁寧に描く作品が好きなら。派手さより質感を優先した作りが近い。

3月のライオン——人間関係から距離を置いた孤独な主人公が、他者との接触を通じて少しずつ変わる構造が共通する。こちらはスケールが大きいが、「変化の解像度」という点で同じ視聴感覚が得られる。

のんのんびより——静かな日常の積み重ねで見せる作品として。何も起きていないように見えて、実は毎話ちゃんと何かが起きている種類の丁寧さが共通している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。いずれのサービスでも視聴可能なため、すでに契約しているサービスからすぐに楽しめます。じっくり日常系アニメを楽しみたい方にぴったりの作品です。

よくある質問

Q. 何話構成ですか?
A. 全12話構成です。1話あたり約23分で、サクサク見られるボリューム感。一気見にも、1話ずつ大切に見るのにも向いています。
Q. 猫を飼っていなくても楽しめますか?
A. はい、十分楽しめます。猫の可愛さはもちろん、主人公・昴の人間的な成長や人間関係の変化が丁寧に描かれているため、猫を知らない方にも響くドラマが詰まっています。
Q. 原作はありますか?
A. はい、みなつき先生によるマンガが原作です。「ねこクラブ」で連載されており、アニメはその内容を忠実に映像化しています。アニメを見て気に入ったら原作マンガも読んでみてください。
Q. 家族や子どもと一緒に見られますか?
A. はい、過激な暴力・性的表現がなく、家族みんなで安心して楽しめる作品です。ほっこりした雰囲気で癒やされたいときにぴったりです。

まとめ

『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。いずれのサービスでも視聴可能なため、すでに契約しているサービスからすぐに楽しめます。じっくり日常系アニメを楽しみたい方にぴったりの作品です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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