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ドラマティカル マーダー OVA「Data_xx_Transitory」
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | NAZ |
DRAMAtical Murder Blu-ray BOX Setに同梱される未放映エピソードが収録された特典ディスク。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『ドラマティカル マーダー』Blu-ray BOX Setに同梱された特典ディスク収録のOVA。テレビ放映では描かれなかった未公開エピソードが収録されており、各キャラクターとアオバの関係をより深く掘り下げた内容となっています。アクション・サイコロジカル・SFの要素が絡み合うドラマティカルな世界観の中で、本編では語られなかった物語の断片が明かされます。みどころ・魅力
① 本編では描かれなかった未収録エピソード
テレビシリーズでは放映されなかったエピソードが収録されており、ファンにとっては見逃せない内容です。本編を観た後に視聴することで、各キャラクターへの理解がより深まり、物語の奥行きを改めて感じることができます。② 各キャラクターとの関係を丁寧に描く
主人公アオバと個性豊かなキャラクターたちとの関係性が、OVA独自の視点で描かれています。本編では尺の都合上省かれた場面や、キャラクターの内面に迫るシーンが収められており、ファンの期待に応える内容となっています。③ 原作ゲームのファンも楽しめる世界観
原作は人気ボーイズラブゲームであり、そのファン層にも訴求するアニメ版ならではの演出が光ります。サイコロジカル・SFの要素が絡み合う独特の世界観はOVAでも健在で、シリーズを通じた独自の雰囲気を楽しめます。キャスト・声優一覧

















スタッフ
| 監督 | 三浦和也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 待田堂子 |
| キャラクターデザイン | 番由紀子 |
| 音楽 | 林ゆうき |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Blu-ray BOXを買った理由が「OVA目当て」だった人、正直に手を挙げてほしい。TVシリーズ本編を全話見終えて、「あのキャラとあのキャラのその後が見たい」という気持ちを持ち続けたまま数ヶ月過ごしていた。Data_xx_Transitoryはそういう人のための作品だ。Blu-ray BOX同梱の特典ディスクという時点で、一見さんお断りのコア向けは明白。原作ゲームのルートを知っているかどうかで受け取り方が三段階くらい変わる。最初に再生したとき、TVシリーズのあの作画の荒さに慣れた目には、OVAの画面がやけに丁寧に見えた。2回目に通したとき、会話の細かいところが全然違う文脈で聞こえてくる。このOVA、地味に設計が細かい。
TV本編が踏み込めなかった「その後」を、各キャラクターが自分で語り直す構造
DRAMAtical MurderのTVアニメは、ゲームの複数ルートを1本のアニメとして再構成するという、原作ファンにとっては「そうせざるを得ないのはわかるけど」という判断をせざるを得ない作品だった。各キャラクターとの深い関係性は、尺と表現の都合で相当に薄められた。Data_xx_Transitoryはその埋め合わせに近い役割を持っている——が、単純な補完OVAかというと、そうとも言い切れない。
このOVAで描かれるのは、TVシリーズが終わった後の「余白」だ。主要キャラクターそれぞれが、本編の出来事を経た上でどういう状態にあるかを、ごく短い時間で切り取っている。ノイズを演じる日野聡の声は本編より少し柔らかく聞こえる場面があって、それが「あの事件以後のノイズ」という文脈と重なる。ゲームのルートを知っていれば「ああ、あそこの後か」と即座に接続できるし、知らなければただの一場面として流れていく。この二重性が意図的かどうかはわからないが、結果的に深読みの余地が生まれている。
紅雀役の高橋広樹は長い付き合いのキャラクターを演じているベテランの強みが出ていて、セリフの間と抑揚が本編よりも落ち着いている。ウイルス役の間島淳司は逆に本編より食えない感じが増していて、短い出番でもキャラクターの輪郭をしっかり維持している。TVシリーズで台詞の少なかったキャラクターほど、このOVAでの発言密度が高くなっているのは意図的な設計だと思う。
蓮役の竹内良太とミンク役の松田健一郎は、それぞれが本編でのポジションを踏まえた上で「もしも」の空気感を出している。これはゲームルートを知っている人間にしか刺さらない演出で、だからこそBlu-ray BOX特典というフォーマットが正解だったと思う。劇場公開でもなく、配信限定でもなく、Blu-ray BOXという「本気で追いかけたファン」だけが触れる場所に置かれている。その限定性がコンテンツの意味を作っている。
特に刺さったシーン
序盤、特定のキャラクターが日常のようなやり取りをしている場面で、TVシリーズでは絶対に見せなかった角度の表情カットが入る。「あ、ここはゲームの方の文脈で来てる」と思った瞬間に、演技のトーンが一段下がる。日野聡がノイズとして台詞を発するとき、棘のある語尾の取り方が本編と微妙にズレていて、そのズレがキャラクターの変化を示している。声優がセリフ以外の部分で物語を語っているのを感じた。2回目に見て初めて気づいた演出で、1回目はただ「雰囲気いいな」で流していた。ミンクがらみの場面は短いが、松田健一郎の低域の安定感がキャラクターのスタンスをそのまま音にしていて、ここだけで「ああミンクだ」となる。好きかどうかではなく、機能している、という感じ。
読んで見たくなったら——『ドラマティカル マーダー OVA「Data_xx_Transitory」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- DRAMAtical MurderのTVシリーズを全話見た上で、各キャラクターとの「その後」が気になっている人
- 原作ゲームを知っていて、アニメとの差分を楽しめる人
- 声優の演技の細かい変化を拾いながら複数回視聴するタイプ
- Blu-ray BOXを買う判断をするくらいにはこの作品に時間を使ってきたコアファン
合わない人
- TVシリーズを未視聴で単体で見ようとしている人(前提知識がないと文脈が成立しない)
- 原作ゲームとの関係性を気にせず「OVA単体で完結してほしい」派
- 作画や演出の派手さを求めている人(このOVAは内省的な作りなので)
次に見るなら
ドラマティカルマーダー(TVシリーズ本編)は当然の前提として、このOVAを見た後に戻って見直すと発見がある。序盤の何気ないカットに後からOVAとの対応関係が見えてくる。本編→OVA→本編の順で回すのが個人的には一番情報量が多い。
サイコロジカル・SF要素とキャラクター間の関係性の掘り下げが好きならギルティクラウンは方向性が近い。こちらは劇場クオリティの作画と音楽が売りで、世界観の作り込みに同じタイプの熱量を感じる。DMMDと比べると主人公の受動性が際立っているが、そのもどかしさも含めて刺さる層は重なる。
男性キャラクターの心理描写と声優陣の演技を軸に楽しんでいたならヲタクに恋は難しいはジャンルが違うが竹内良太の別の顔が見られる。日常コメディとして機能しながら、登場人物の感情の機微をしっかり拾う作りはDMMDのファン層と相性がいい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ドラマティカル マーダー OVA「Data_xx_Transitory」』は、dアニメストアで視聴できます。本編テレビシリーズを楽しんだ方はもちろん、キャラクターをより深く知りたいファンにとっても見応えのある一作です。dアニメストアに加入している方はぜひチェックしてみてください。