映画大好きポンポさん

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2021映画大好きポンポさん

映画大好きポンポさん

★ 4.0 / 5.0コメディドラマ
放送年2021年
フォーマット劇場版
話数1話
原作漫画
制作CLAP

映画製作の職人技を描いた作品。小柄な天才映画プロデューサー、ポンポ・ポンポネッテが主人公。映画の都「ニャリウッド」を拠点に、誰もが楽しめるB級娯楽映画を次々と製作している。ある日、ポンポのアシスタントで映画好きのジーンが、ポンポの新作脚本を発見し、その内容に心を動かされる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

映画の都「ニャリウッド」を舞台に、小柄ながら天才的な映画プロデューサー、ポンポ・ポンポネッテが活躍するお仕事ストーリー。彼女は誰もが気軽に楽しめるB級娯楽映画を次々と世に送り出し、業界で確かな存在感を放っています。そんなポンポのもとでアシスタントを務めるのが、映画をこよなく愛する青年ジーン。ある日ジーンは、ポンポが手がけた新作脚本を目にし、その物語に強く心を動かされます。やがて彼は、映画製作の現場で自らの才能と情熱を試される機会に巡り合っていきます。創り手たちの職人技と熱量を、軽快なテンポで描き出した一作です。

みどころ・魅力

① 90分に凝縮された圧倒的なテンポ感

本作最大の魅力は、無駄を削ぎ落とした疾走感あるテンポです。「映画は90分が至高」というポンポの哲学そのままに、物語は一切の冗長さを排して進みます。観終わった後の爽快感は格別で、創作の高揚をそのまま体感できる構成になっています。

② 「創ること」の熱量を描く演出

脚本、撮影、そして編集。映画が形になっていく過程が、躍動感あふれる作画と音楽でダイナミックに表現されます。とりわけ編集作業を描くシーンは白眉で、ものづくりに打ち込む人すべての胸を打つ、創作賛歌としての強い説得力を持っています。

③ 才能と人生を問いかけるドラマ性

コメディタッチでありながら、その奥には「何かを得るために何かを捨てる」という重いテーマが流れています。登場人物それぞれが抱える葛藤や覚悟が丁寧に描かれ、娯楽作の枠を超えた深い余韻を残してくれる点も見逃せません。

キャスト・声優一覧

ジョエル・ポンポネット
ジョエル・ポンポネット
メイン
小原好美
ジーン・フィニ
ジーン・フィニ
メイン
清水尋也
ナタリー・ウッドワード
ナタリー・ウッドワード
サブ
大谷凜香
マーティン
マーティン
サブ
大塚明夫
ミスティア
ミスティア
サブ
加隈亜衣
アラン・ガードナー
アラン・ガードナー
サブ
木島隆一
フランチェスカ・マッツェンティーニ
フランチェスカ・マッツェンティーニ
野水伊織

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スタッフ

監督平尾隆之
キャラクターデザイン足立慎吾
音楽松隈ケンタ
美術監督宮本実生
OP新妻聖子「Dance On Fire」
EDシエル「窓を開けて」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

映画を題材にした映画、と聞くと身構える。作り手の自己陶酔になりがちだし、業界の内輪話を見せられても客には関係ないことが多い。そういう警戒心で見始めた。上映時間が短いのも、どうせ「テンポの良さ」を言い訳にしてるだけだろうと思っていた。結論から言うと、その警戒心は最初の20分で剥がれた。これは映画の作り方を見せる映画じゃなく、何かを作るために何を諦めるか、の映画だ。最初はジーンの陰気さに乗れなかったのに、終盤には完全に彼の側で息を詰めていた。スクリーンの暗がりで、作る側の人間の呼吸につられていく感覚があった。

満たされない人間ほど、いいものを作る——ポンポさんの言葉は応援じゃなく診断だ

ポンポさんがジーンを起用する理由が、たぶんこの作品のすべてだ。日常で満たされている人間は、何かを作ることに人生を注ぎ込んだりしない。死んだ魚みたいな目をした、どこか欠けた人間こそが、その穴を埋めるために作る。これは「夢を追え」式の気持ちいい励ましじゃない。むしろ冷たい診断書に近い。創作を、普通の幸せを掴めなかった人間の埋め合わせとして描いている。

その思想は、終盤の編集作業にそのまま形を変えて出てくる。いいものを作るというのは、足すことじゃなく削ることだ。ジーンは撮れた映像を、愛着のあるカットごと切り落としていく。残すために捨てる。短い上映時間も、ここでは小手先の売りじゃなく、思想がそのまま尺になったものだとわかる。何かを完成させるとは、時間も、安全も、普通の暮らしも、どこかで差し出すことだ——終盤の「もう一度撮りたい」という賭けが、それを痛いほど見せる。残酷さと多幸感が同じ一枚のコインの裏表になっている。映画を作る映画なんだけど、ちゃんと面白い。その「ちゃんと」の中身が、この居心地の悪い創作論だった。

特に刺さったシーン

編集机に向かうジーンの場面が忘れられない。映像が切られ、こぼれ落ちていく音、その反復のリズム。普段は観客の目に触れない「編集」という地味な労働を、アニメーションが体感できる熱量に変換してみせる。スクリーンの大きさと音響のなかで見ると、カットの一つひとつが物理的に効いてくる。声では大塚明夫のマーティンがいい。老いた大俳優のあの低い声が、劇中劇に何十年分の重みを与えていて、この爺さんが本当にキャリアを背負っていると素直に信じられる。そしてポンポさんを演じる小原好美の、可愛い見た目と裏腹の即断即決の冷たさ。終盤、完成したはずの映画に「あと一場面足りない」と気づいてしまったときの、あの引き返せない焦りと、田舎娘ミスティアを演じる加隈亜衣の声が画面の中で花開いていく瞬間に、思わず前のめりになった。

読んで見たくなったら——『映画大好きポンポさん』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 何かを作っている人、あるいは作りたいのに踏み出せずにいる人
  • 足し算より引き算、削ることの美学にグッとくる人
  • 短い尺でキレよく終わる、無駄のない映画が好きな人
  • 劇場の音響と暗闇で「作る側の呼吸」に同調したい人

合わない人

  • じっくりした群像劇や、長い余韻をかみしめたい人
  • 主人公が短時間で覚醒していく展開に、都合の良さを感じてしまう人
  • 「創作とは自己犠牲だ」という価値観そのものに乗れない人

次に見るなら

SHIROBAKOが好きなら、こちらも同じ手触りで刺さる。あちらはアニメ制作の現場、こちらは実写映画の現場という違いはあれど、作ることに人生を持っていかれる人間たちの熱量は地続きだ。

作りたいものに無心で突き進む衝動を浴びたいなら映像研には手を出すな!。設定とディテールへの偏執的な愛が、ポンポさんの「削る」思想とは逆の「妄想を全部詰め込む」方向で気持ちいい。

才能と締め切りと、それでも作り続けることの話ならバクマン。もおすすめ。商業のなかで何を捨て何を残すか、という問いの立て方がポンポさんと響き合う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「映画大好きポンポさん」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されており、これらのサービスに加入していれば視聴することができます。複数の主要サービスで取り扱いがあるため、すでに利用中のサービスがある方は追加の契約なしで楽しめる可能性が高いです。ご自身の環境に合わせて視聴方法を選んでみてください。

よくある質問

Q. 「映画大好きポンポさん」はどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つのサービスで配信されています。いずれかに加入していれば視聴可能なので、お使いの環境に合わせて選べます。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 劇場版アニメとして約90分にまとめられています。テンポよく物語が進むため、映画初心者の方でも気軽に最後まで楽しめる構成になっています。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. コメディとドラマを軸にした、映画製作を題材とするお仕事系の作品です。笑いと感動のバランスがよく、ものづくりに興味がある方に特におすすめできます。
Q. アニメや映画に詳しくなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。専門知識がなくても分かりやすいストーリー展開で、創作の熱量がストレートに伝わる作品です。映画好きはもちろん、初めての方にも入りやすい一作です。

まとめ

「映画大好きポンポさん」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されており、これらのサービスに加入していれば視聴することができます。複数の主要サービスで取り扱いがあるため、すでに利用中のサービスがある方は追加の契約なしで楽しめる可能性が高いです。ご自身の環境に合わせて視聴方法を選んでみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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