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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 5話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | SILVER LINK. |
冬木市に住む普通の女の子、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、ある日突然現れた魔法のステッキ「マジカルルビー」によって魔法少女になってしまう。クラスカードを集める任務に戸惑いながらも、もう一人の魔法少女・美遊と共に戦うことになる。仲間を傷つけてしまったことに恐怖を感じ、魔法少女を辞めようとするイリヤだが、世界の危機が迫る中、美遊や仲間たちとの絆を胸に再び立ち上がる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
冬木市で暮らすごく普通の少女、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。ある日、空から舞い降りた魔法のステッキ「マジカルルビー」と思いがけず契約してしまい、彼女の日常は一変する。世界に散らばった「クラスカード」を回収するという任務を背負わされたイリヤは、戸惑いながらも、もう一人の魔法少女・美遊とともに戦いへと身を投じていく。慣れない力に振り回され、時に大切な人を傷つけてしまう不安を抱えながらも、仲間との絆を支えに少しずつ成長していく。明るさと切なさが同居する、心温まる魔法少女ファンタジー。
みどころ・魅力
① Fateシリーズの英雄が魔法少女バトルに
クラスカードを通じて、おなじみの英霊たちの力やモチーフが魔法少女のバトルへと落とし込まれているのが本作最大の特徴。原作ファンならニヤリとできる要素が満載で、シリーズ未見の人でも素直に楽しめるアレンジに仕上がっています。
② イリヤと美遊、少女たちの友情ドラマ
派手なバトルだけでなく、性格の異なる二人の魔法少女が衝突し、支え合いながら絆を深めていく過程が丁寧に描かれます。にぎやかな日常パートのコメディと、戦いの中で育まれていく友情。その温度差のバランスが大きな魅力です。
③ コメディとシリアスの絶妙な緩急
普段はコミカルで愛らしい掛け合いが続く一方、物語が進むにつれてシリアスな展開も顔をのぞかせます。明るい魔法少女ものとしての楽しさと、Fateらしい重厚なドラマ性。その両面を一度に味わえる構成が見どころです。
キャスト・声優一覧


















トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「プリズマ☆イリヤ」というタイトルを見た時点で、もう半分くらいは内容を察してしまう。あの、本編で業を背負わされまくった少女が、ステッキ振り回してクラスカード集めてる。最初は正直、キャラ設定を借りただけの別物だろうと身構えて見始めた。ジャンル欄に「セクシー」って書いてある時点で、そういう方向に振り切った作品なんだろうと。
ところが、だ。割り切って2周目に入ると、見え方が変わる。これは原作レイプでも安易なパロディでもなくて、「Fateという物語のなかで一番ひどい目に遭った子に、普通の中学生の日常を渡したらどうなるか」という、わりと真面目な思考実験だった。身構えて損した、というか、身構えたまま見るのが正解の作品でもある。問題作なのは間違いない。ただ、問題作だと知ったうえで腰を据えると、急に化ける。
最も救いのなかった少女に、ただの日常を返す話
本編のイリヤスフィールを知っていると、この作品の見方は決定的に変わる。あちらのイリヤは、人として生まれることすら許されなかった存在だ。家族も、寿命も、居場所も、最初から奪われている。Fateというシリーズのなかで、彼女ほど「何も持っていなかった」キャラはそういない。
そのイリヤが、ここでは普通に学校に通い、寝坊して、妹みたいな相棒とケンカして、お風呂で騒いでいる。この落差そのものがテーマだと、僕は思っている。これは単なる魔法少女コメディではなく、パラレルワールドという体裁を借りた「もしも」への執着だ。あの子に、奪われたはずの日常を返したらどうなるか。作り手の側にある、半分は愛で半分は罪滅ぼしみたいな衝動。それが画面の明るさの裏で、ずっと低く鳴っている。
だからこのSPで描かれる、仲間を傷つけてしまうことへの恐怖と、それでも辞められない展開が効いてくる。普通の日常を手に入れたはずの子が、結局は「誰かを傷つける力」を手にしてしまう。本編で背負わされた業の、軽量版というか、別ルートの再演になっている。明るいコメディの皮をかぶせたまま、根っこのところで同じ問いを反復しているのが、この作品のいやらしいくらい巧いところだ。表面のセクシー要素やギャグだけ見て切るには、底が深い。割り切って見ろ、というのは、軽く見ろという意味じゃない。
特に刺さったシーン
やはり、イリヤが「もう魔法少女を辞めたい」と崩れる流れだ。仲間を傷つけてしまったことへの恐怖が、明るいトーンの作品のなかで急に生々しく浮き上がる。ここでの感情の出し入れが、思っていたよりずっと丁寧だった。
相棒・美遊を演じる名塚佳織の芝居が、この作品の重心になっている。基本は感情を表に出さない、無表情に近い子なのに、イリヤに向ける声の温度だけが微妙に違う。終盤、絆を確かめ合うようなやり取りで、その抑えていた部分がわずかに緩む瞬間がある。あそこで思わず姿勢を正してしまった。淡々としたキャラほど、ほんの少しの揺れが効く。あと地味に、植田佳奈の凛と杉山紀彰の士郎が、本編より明らかに肩の力を抜けた芝居をしているのが面白い。あの二人、こんな声も出せたのか、と。原作キャストの「別ルート版」を聞ける贅沢が、ここにはある。
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この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- Fate本編、特にstay nightやZeroを通ってきて、イリヤというキャラに思い入れがある人
- 明るい皮の下に流れる「もしも」の切実さを拾うのが好きな人
- 原作キャストが力を抜いて演じる別ルートの芝居を聞きたい人
- 魔法少女ものとして、王道のバトルと絆の話をちゃんと味わいたい人
合わない人
- Fate本編のシリアスな空気をそのまま延長で求めている人
- 幼い少女のセクシー要素・お色気描写がどうしても受け付けない人
- キャラの設定が本編から大きくズラされること自体に抵抗がある人
次に見るなら
このイリヤがなぜ特別な存在なのか、その出発点を知りたくなったらFate/Zeroへ。大原さやかが演じるアイリスフィールの、母としての時間を見てから本作に戻ると、明るさの意味が完全に変わる。覚悟して見てほしい。
魔法少女もののバトルと成長劇として純粋に楽しみたいなら魔法少女リリカルなのは。少女が力を持ち、相手と本気でぶつかり合って絆に変えていく構造は、プリズマ☆イリヤと地続きだ。
「力を持ってしまった少女」の救いのなさをもっと深く覗きたいなら魔法少女まどか☆マギカ。明るい皮の下に何が潜んでいるかを意識して見たあとだと、この組み合わせはかなり効く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
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| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
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| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
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よくある質問
まとめ
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