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2015

牙狼〈GARO〉-紅蓮ノ月-
★ 2.7 / 5.0アクションファンタジー超自然
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 23話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | MAPPA |
優雅な封建社会の首都では、強力な霊的結界が人々を「ホラー」と呼ばれる悪魔的な怪物から守っている。ただし、それは幸運にも北部に住む者たちだけだ。南部に住む庶民にとっては全く異なる。夜が訪れると、ホラーたちは暗い狩りを始め、その道に迷い込む人間の魂を貪り食う。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
平安時代を彷彿とさせる封建社会の都。北の都には強力な霊的結界が張られ、「ホラー」と呼ばれる怪物から人々を守っているが、南に住む庶民にはその加護が届かない。夜ごとホラーたちは闇に潜み、魂を狙って人を喰らう。そんな世界で、闇を討つ黄金騎士「牙狼」の力を継ぐ者たちが立ち上がる。みどころ・魅力
① 平安×ダーク・ファンタジーという唯一無二の世界観
雅な王朝文化と血みどろのホラー討伐が共存する異色の設定が最大の魅力。牛車や束帯衣装が当たり前に登場しながら、夜ごと悪魔が跋扈するギャップが独特の緊張感を生み出しています。② スタジオMAPPAによる迫力のアクション作画
MAPPA制作ならではの流麗なバトルシーンが随所に光ります。黄金騎士の鎧召喚演出や、ホラーとの近接戦闘は作画クオリティが高く、アクション好きにも十分応えられる仕上がりです。③ 親子の絆と業を描く重厚なドラマ
主人公・雷牙と父・鋼牙の関係を軸に、牙狼の力を継ぐ者の宿命と葛藤が描かれます。バトルだけでなく人間ドラマとしての深みがあり、話数を重ねるごとに物語の重厚さが増していきます。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 若林厚史 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 會川昇 |
| キャラクターデザイン | 桂正和 |
| 音楽 | 岡部啓一、高橋邦幸、高田龍一、有限会社モナカ |
| 美術監督 | 滝口勝久 |
| 音響監督 | 久保宗一郎 |
| OP | ジャム プロジェクト「紅蓮ノ月~隠されし闇物語~」 |
| OP | ジャム プロジェクト「月華」 |
| ED | 佐々木沙耶香 with 稲葉林「花紋」 |
| ED | 稲葉林「花蓮」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
GAROというコンテンツは特撮実写ドラマが出発点で、アニメ版もいくつかあることは知っていた。ただ本作は「平安時代のGARO」という時点で少し後回しにしていて、U-NEXTで見つけた深夜に特に理由もなく再生ボタンを押したのが最初だった。 見始めてすぐに気づいたのは、雅な朝廷の映像と、南部の庶民が夜ごと食われていく世界のコントラストがかなり効いているということだった。最初は「平安もの」の文脈で構えていたのに、気がつくと退魔のアクション以上に政治劇として引き込まれていた。2周目に確認すると、序盤の会話にすでに後半への布石が仕込んであって、脚本の設計に感心した。GAROシリーズってこういう根強さがあるよな、と改めて思った。守られない側の話——平安絵巻の外側にいる人間たちの物語
あらすじだけ見ると「退魔アクションもの」だが、本作が実際に描いているのはもう少し地味で、じわじわくる話だ。 北部に張られた霊的結界が守るのは権力と財力を持つ貴族だけで、南部の庶民は夜になればホラーの狩り場になる。作中でこの不均衡を「不公平だ」と糾弾する演説があるわけでも、主人公が怒りをぶつけるわけでもない。ただ、そういう世界として静かに存在している。 これが面白いのは、社会告発的な文脈に乗せず、あくまで「平安時代の世界観」として自然に組み込んでいる点だ。美しい装束と雅な宮中文化、そしてその外側で行われている搾取。対比が説教くさくならない分、見終わったあとにじわじわ残る。 藤原道長という実在の歴史人物を絡めた政治劇も、このテーマに乗っかってくる。堀内賢雄が演じる道長は単純な悪役でも善人でもなく、「大きな力を持った人間が何を守り何を切り捨てるか」を体現するキャラクターとして機能している。実在感があるぶん、フィクションの残酷さに説得力が出る使い方だ。 星明を演じる朴璐美も、この構造に深く絡んでいる。朴璐美はああいう「強さと謎を同時に持つ女性」を演じさせると本当に安定していて、情報を小出しにするキャラクターの温度管理がうまい。感情を爆発させるシーンより、静かに何かを抑えているシーンのほうが怖いという逆転が生まれていた。 GAROシリーズ全体に言えることだが、本作も魔戒騎士が「完全な善」として描かれない。正義の物差しで測ることへの意図的な留保があって、そこがシリーズに根強いファンがつく理由のひとつだと個人的には思っている。特に刺さったシーン
関智一が演じる蘆屋道満の、終盤に差し掛かるあたりの台詞回しが一番残った。関智一という声優はキャラクターに「一本芯が通っている」感じを出すのが上手くて、道満のような立場が曖昧なキャラクターに乗せると、単純な敵役ではない重さが自然に出てくる。2回目に見たとき、序盤の道満の台詞がすでに複数の意味を持っていることに気づいて、少し悔しい気分になった。 矢島晶子の金時は、重い空気の中でちょうどいい軽さのバランスを取っていた。ひたすらシリアスで押す作風ではなく、緩急を作るポジションとしての機能を担っていて、矢島晶子の声のテクスチャーがよく合っていた。 浪川大輔が演じる藤原保輔は、出てくるたびに「こいつどこへ転ぶんだ」という引力があって、そのつかみどころのなさが中盤の牽引力になっていたと思う。政治劇の駒として動かされながら自分の意志がどこにあるかわからない、あの浮遊感は浪川大輔の声と相性がよかった。読んで見たくなったら——『牙狼〈GARO〉-紅蓮ノ月-』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- GAROシリーズを何作か見てきていて、世界観の空気感に慣れている人
- 平安時代の装束・文化描写がそれだけで嬉しい人
- ヒーローが善悪の外側にいる、割り切れない話が好きな人
- 関智一・朴璐美・堀内賢雄の演技目当てで選ぶ人
- U-NEXTで深夜に退魔ファンタジーを一気見したい状況の人
合わない人
- GAROシリーズ初見で、いきなり本作から入ろうとしている人(独立した物語ではあるが、シリーズの空気を知らないと馴染むまで時間がかかる)
- テンポの速い展開や派手なバトル描写を期待している人
- 主人公に強く感情移入して「一緒に戦う」体験がしたい人(本作の主人公はやや距離感がある作りになっている)
- 政治劇の比率が高く、アクションより駆け引きの尺が長いことが気になる人
次に見るなら
牙狼〈GARO〉-炎の刻印-は同じGAROアニメシリーズの前作にあたる。中世ヨーロッパ風の世界観で、主人公の感情的な動きが前面に出ているぶん感情移入しやすい構造になっている。本作が好きならシリーズの比較として押さえておきたい一本だ。 モノノ怪は、日本の古典的な世界観と退魔の要素を絡めた作品として参照点になる。映像的なアプローチは全く異なるが、「美しい画面の裏側にある闇」というテクスチャーが本作と近く、平安〜江戸の設定が好きなら続けて見ても違和感がない。 ドロヘドロは、支配される側から社会の二重構造を描くという点で意外と本作と遠くない。ジャンルはまったく別物だが、「守られない側」の物語として見ると同じ感触がある。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『牙狼〈GARO〉-紅蓮ノ月-』はU-NEXTで配信中です。平安ダークファンタジーという独自の世界観と骨太なドラマを存分に楽しめる作品ですので、ぜひチェックしてみてください。