※本ページはアフィリエイト広告を含みます。
2012

ギョ
★ 2.4 / 5.0ドラマホラーミステリーサイコロジカルSF
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | ufotable |
沖縄で異臭がして、カオリと友人たちは死んだ魚が海から歩き出ていることに気づく。魚は金属の脚と融合し、未知の勢力が兵器として開発した人間に感染可能な病気に感染していた。タダシに起こったことの後、カオリは古い世界と似ているが異なる新しい世界に自分自身を見つける。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
沖縄を訪れていたカオリと恋人のタダシは、滞在先に漂う強烈な異臭に気づく。やがて異臭の正体は、無数の脚を生やして海から陸へと這い上がってくる魚たちだった。金属製の機械脚と融合した魚は、人間にも感染する未知の病をまき散らしながら街を侵食していく。タダシの身に起きた出来事のあと、カオリは、かつての日常とは似て非なる新しい世界に取り残されていく。伊藤潤二の同名ホラー漫画を原作に、海と陸の境界が崩壊していく悪夢を映像化したOVA作品。みどころ・魅力
① 伊藤潤二ならではの生理的な恐怖
原作者・伊藤潤二の持ち味である、じわじわと迫る不快感と不条理な恐怖がそのまま映像に落とし込まれています。直接的なグロtestさだけでなく、「あり得ないものが日常に侵入してくる」感覚そのものが恐ろしく、観る者の足元を崩していきます。② 「歩く魚」という唯一無二のビジュアル
金属の脚を得て陸を駆け回る魚という、他に類を見ない異様なビジュアルが最大の見どころです。小さな魚から巨大な海洋生物までが脚で這い回る光景は嫌悪感と恐怖を同時に刺激し、一度観たら忘れられない強烈なインパクトを残します。③ 加速していく終末感とパニック
異臭という小さな違和感から始まり、やがて都市全体を呑み込む大規模な災厄へと一気に拡大していく構成が秀逸です。逃げ場のない状況が刻々と悪化していくスピード感は、終末パニックものとしても見応えがあります。キャスト・声優一覧

メイン
›


メイン
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›

スタッフ
| 監督 | 平尾隆之 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 高橋タクロヲ |
| 音楽 | 椎名豪 |
| 音響監督 | 高桑一 |
| ED | 中川奈美「Ending Theme」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
伊藤潤二、という名前だけで再生ボタンを押した。原作の短編を読んだのはずいぶん前で、覚えていたのは「魚に足が生えて歩いてくる」という一点だけ。正直、その絵面のインパクトでもっていた漫画という記憶だったから、動いて音がついたところで漫画の余白には勝てないだろう、くらいの距離感で見始めた。それが完全に裏返ったのが、最初の異臭の描写だった。映像は匂いを映せないはずなのに、画面のべたつきとカオリたちの表情だけで、こっちの鼻の奥がうずいた。最初は「足の生えた魚」を笑うつもりで見ていたのに、終わる頃には足なんてどうでもよくなっていた。2回目に見たときは、もう魚を追わずに、人間が壊れていく順番ばかり目で追っていた。腐っても動き続ける——これは魚の話ではなく、身体に裏切られる話だ
歩く魚はつかみとしては強烈だけど、この作品の芯はそこにない。怖いのは足じゃなくて、死臭が絶対に消えないことだ。海から這い上がってくるのは、機械の脚をくっつけた魚の群れで、その正体は人間にも感染する「何か」を運ぶ装置でしかない。つまり魚は入り口で、本題は人間の身体がどう作り変えられていくか、にある。膨れ、ガスを噴き、それでも脚に乗せられて動き続ける。死んでいるのに止まらない。これがこの作品のいちばんおぞましいところで、グロtestが目的なら血を見せればいい話なのに、ここでは「終わってくれない」ことそのものが恐怖になっている。 個人的には、これは戦争が残した物の話としても読める。脚と病をセットで生み出したのが、過去に兵器を作ろうとした誰かの都合だった、という設定が効いている。過去のツケが、いちばん私的な場所——恋人の身体、自分の身体——に這い上がってくる。腐敗は外からやってくる事件ではなく、すでに自分の内側で進行している前提なんだと、見終わってから気づく。魚が歩く絵で笑わせておいて、最後に残すのは「自分の身体もいつか言うことを聞かなくなる」という、ごく当たり前で、だからこそ逃げ場のない感覚だ。これを70分そこそこの尺に詰めてくる潔さは、見直すたびに評価が上がっていく。特に刺さったシーン
刺さったのは、巨大なやつが街に上がってくる中盤の展開だ。小さな魚が群れで来るうちはまだ「異常な災害」の顔をしていたのに、桁違いのサイズが脚で街路を踏みしめた瞬間に、スケールが日常の側へ侵入してくる。ここで思わず、ああもう逃げる場所の問題じゃないんだ、と背筋が冷えた。もうひとつは、カオリにとっていちばん近い人間が「向こう側」に変わっていく過程の声の演技。叫びでも泣きでもなく、人としての輪郭がだんだん抜けていくような発声で、グロい絵以上にここで気持ち悪くなった。2回目に見たときは、その変化の予兆が序盤の何気ないやり取りにすでに置かれていることに気づいて、構成のいやらしさにうなった。音も容赦がなくて、湿った効果音と低い駆動音が重なる場面は、画面を見ていなくても落ち着かない。読んで見たくなったら——『ギョ』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 伊藤潤二の世界観——日常がゆっくり腐っていく感触——が好きな人
- ボディホラー、感染・変容もので「終わってくれない不快感」を味わいたい人
- 短い尺で一気に追い詰められたい人。だらだら続かない潔さを求める人
- 原作既読で、動きと音がついたらどうなるのかを確かめたいコアなファン
合わない人
- 生理的なグロテスク表現が本気で苦手な人。ここは容赦がない
- 謎の全部にきれいな答えが欲しい人。理屈より感触で押してくる作品
- キャラ同士の関係をじっくり描くドラマを期待している人
- 食事中・食後に軽く流せるものを探している人。匂いまで想像させてくる
次に見るなら
うずまきが好きなら、というより、同じ作者の「逃げられない異常がじわじわ広がる」感触が刺さったなら、こちらの渦に飲まれる町の話も地続きで楽しめる。閉じた共同体が壊れていくタイプの怖さだ。伊藤潤二の短編世界をもっと浴びたいなら伊藤潤二『コレクション』。一話ごとに違う悪夢を見せてくる詰め合わせで、『ギョ』の感触が気に入った人の口に合うはずだ。
身体が作り変えられる恐怖そのものに反応したなら寄生獣 セイの格律を。グロさの方向は違うけれど、「自分の身体が自分のものでなくなる」という芯を、別の角度から真正面に描いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
OVA『ギョ』は、U-NEXTとDMM TVで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。伊藤潤二原作のホラーをじっくり楽しみたい方は、これらの動画配信サービスをチェックするのがおすすめです。気になる方はぜひ各サービスで配信状況を確認してみてください。
