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覇穹 封神演義
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 23話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | C-Station |
本文のみ かつて栄えた殷国は、悪の仙人ダッキとその一党に支配され、民は彼女の圧政に苦しんでいた。これを見た仙人教団は「封神計画」を立案し、弟子の仙人太公望に任命した。太公望は仲間を集め、悪の仙人たちを捕縛・封印し、新しい王国の建設を目指す。一方…
作品概要・あらすじ
あらすじ
時は古代中国・殷の時代。妖艶な仙女・妲己(ダッキ)に操られた殷王朝は腐敗し、民は苦しみのなかに置かれていた。仙人界の長老たちはこの乱世を終わらせるべく「封神計画」を発動。問題のある仙人・妖怪たちを封神台に封じ込め、新たな世を築くというこの大計画の遂行を、破天荒な若き仙人・太公望に命じる。仲間とともに旅に出た太公望は、強大な敵仙人たちと幾多の戦いを繰り広げながら、封神完遂と真の平和を目指して駆け抜ける。
みどころ・魅力
① 個性豊かな仙人たちによるバトル展開
太公望をはじめ、哪吒(ナタク)・楊戩(ヨウゼン)など個性際立つ仙人キャラクターが次々と登場します。それぞれが独自の宝貝(パオペエ)と呼ばれる仙術アイテムを使いこなす戦闘シーンは見応えたっぷりで、誰が誰の味方なのか予断を許さぬ勢力図も魅力です。
② 原作「封神演義」が持つ壮大な世界観
中国古典神話をベースに藤崎竜が描いた人気コミックが原作。天界・人間界・仙人界が複雑に絡み合う重厚な設定と、封神計画の真の目的をめぐる謎が物語に深みを与えています。2018年版は原作の核心部分を凝縮して描いており、スケールの大きさを感じられます。
③ 悪役・妲己の圧倒的な存在感
ヒロイン的な外見と冷徹な本性を併せ持つ妲己は、本作最大の魅力の一つ。単なる悪役にとどまらず、太公望との因縁が明かされるにつれてその立ち位置が複雑さを増します。彼女を中心に広がる陰謀の全貌が物語のエンジンとなっています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 相澤昌弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
| キャラクターデザイン | 山下喜光 |
| 音楽 | 井内舞子 |
| OP | フィアー·アンド·ロージング·イン·ラスベガス「Keep the Heat and Fire Yourself Up」 |
| OP | Fear, and Loathing in Las Vegas「Treasure in Your Hands」 |
| ED | やなぎなぎ「間遠い未来」 |
| ED | やなぎなぎ「無形のアウトライン」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
原作漫画は小学生のころに読んでいた。連載途中でいつの間にか読まなくなって、結末を知らないまま大人になった。1999年のアニメ版も見ていない。だから2018年のリメイクを手に取ったのは、純粋に「あの話、どう終わるんだろう」という積み残しを回収したい気持ちだった。
最初の数話で気づいたのは、「詰め込み方が尋常じゃない」という事実だ。漫画で何巻もかけていた展開が一気に消費されていく。忙しいアニメだと思いながら見ていたが、2周目に入ったとき印象が変わった。この速度感が、太公望というキャラクターの飄々とした歩き方と、妙に合っているのかもしれない——と。
与えられた使命を「大したことじゃない」という顔でこなすこと——それが太公望の唯一の抵抗だった
封神演義が描いているのは、突き詰めれば「人に使われることの話」だと思う。太公望は師・元始天尊から封神計画を任される。ダッキを封印し、殷を滅ぼし、新しい王朝を作れ——という役割を押し付けられた男だ。本人も途中で気づいていく。自分はおそらく、誰かの設計図の中の駒なのだと。
坂本真綾が演じる女媧の存在感が、このテーマを際立たせている。世界の成り行きを俯瞰する者として淡々と語るその声は、物語全体に「これは誰かが決めた筋書きだ」という空気をずっと漂わせている。太公望が笑うたびに、女媧の静けさが対比として機能する——設計者と実行者、という構図が音として聴こえてくる。
太公望の飄々とした態度は、単なるキャラ付けではない。与えられた役割を全力でこなしながら、それを「たいしたことじゃない」という顔で歩く。あの軽さは、重さを知っているからこそ出てくるものだ。使命の重力に押しつぶされることを拒否するための、本人なりの防衛機制——そう読むと、終盤に彼が立ち止まる瞬間の意味がまるで変わってくる。
1周目は「急ぎすぎる」と感じていたシーンが、2周目では「太公望の焦りのなさ」と重なって見えてくる。このアニメ自体が飄々と走り続けている——そういう皮肉な読み方もできるかもしれない。
特に刺さったシーン
日笠陽子のダッキは、最初から「悪役」という記号に収まらない声をしていた。威圧感と艶、そして微かな空虚さが同居している。序盤、ダッキが宮廷の人間を手玉に取るシーンで、声のトーンがわずかに揺れる瞬間がある。あそこで「このキャラクターは単純に楽しんでいるわけじゃないんだ」と気づかされた。表面上は無敵の悪なのに、どこかで空転している——そのノイズが全部声に入っていた。
細谷佳正の黄飛虎も良かった。忠義と裏切りの狭間に立つ武将という役どころで、台詞の少ない場面での間の取り方がずっと印象に残る。言葉よりも沈黙で芝居している。こういう役で存在感を出せる声優は多くない。
そして終盤、太公望が積み重ねてきた選択の代償を突きつけられる展開——前半の軽さが全部回収されるような重量感があった。笑いながら歩いてきた男が、初めて立ち止まる瞬間。そこで初めて、このキャラクターの設計が腑に落ちた。
読んで見たくなったら——『覇穹 封神演義』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 原作漫画を途中まで読んでいて、結末を見届けていない人
- 中国神話・仙人バトルの世界観が好きな人
- 飄々とした主人公が実は誰よりも深く考えているという構造が好きな人
- 日笠陽子・坂本真綾・早見沙織の演技の幅を追っている人
- テンポが速くても世界観を自分で補完できるタイプ
合わない人
- 1クールで原作全体を丁寧に消化することを期待している人
- キャラクターの掘り下げにたっぷり時間をかけてほしいタイプ
- 中国風ファンタジーの固有名詞の多さが最初から苦手な人
- 1999年版アニメに思い入れがあり、どうしても比較してしまう人
次に見るなら
「使命を押し付けられた者がどう生きるか」というテーマが刺さったなら、十二国記は外せない。異世界に引きずり込まれた少女が王としての責務を引き受けるまでを描く作品で、「役割と自分」の問いを封神演義よりずっとじっくり掘り下げる。NHKアニメらしい落ち着いたテンポが、封神演義の速度に疲れた後には心地いい。
世界規模の謀略と群像劇が好きなら、アルスラーン戦記も相性がいい。王子が国を取り戻すために仲間を集める構造が近く、各キャラクターの思惑と正義がぶつかり合う厚みがある。荒川弘の作画原案なので絵を見るだけでも楽しい。
もう少しコンパクトに「中国風世界観と宿命の話」を見たいなら、彩雲国物語が意外と合う。政治と恋愛が混ざった作品だが、「才能のある人間が時代に使われる」という構造は封神演義と地続きだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『覇穹 封神演義』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクで幅広いアニメを配信しており、本作もラインナップに含まれています。まずは各サービスの無料期間を活用して視聴をスタートするのがおすすめです。
よくある質問
まとめ
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