彩雲国物語

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2006彩雲国物語

彩雲国物語

★ 3.7 / 5.0冒険コメディドラマファンタジーラブコメ
放送年2006年
フォーマットTVアニメ
話数39話
原作ライトノベル
制作MADHOUSE

彩雲国物語 彩雲国は8つの州から成り立っている。新皇帝・紫劉輝は朝廷に関心を示さず、男性への愛情を公然と示している。重要な家系・香家の出身ながら貧困に苦しむ首麗は、皇帝を良好な皇帝へ導くため、皇帝の妾になることを引き受ける。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

彩雲国は八つの州から成る大国。名門・紅家に生まれながら極貧の暮らしを送る紅秀麗は、聡明で働き者の少女です。新たに即位した若き皇帝・紫劉輝は政務に関心を示さず、頼りない君主と見なされていました。そんな折、秀麗は「皇帝を立派な君主へ導いてほしい」という依頼を受け、多額の報酬と引き換えに貴妃として後宮入りすることに。型破りな后と、心に影を抱えた皇帝――二人の出会いをきっかけに、宮廷を舞台とした成長と政治、そして淡い恋の物語が静かに動き出します。

みどころ・魅力

① 身分や性別の壁に挑むヒロイン

紅秀麗は「女性は官吏になれない」という時代の制約の中で、知恵と努力を武器に自ら道を切り開いていきます。逆境に折れない前向きさと聡明さが物語の軸となり、自立した女性像の先駆けとして幅広い世代の共感を集めてきました。

② 重層的に描かれる群像劇

皇帝・劉輝をはじめ、個性豊かな官吏や貴族たちが数多く登場します。それぞれが抱える事情や信念が丁寧に描かれ、恋愛だけでなく友情や師弟関係など、人と人との関わりが多層的に紡がれていくのが大きな魅力です。

③ 緻密な中華風ファンタジーの世界観

架空の大国・彩雲国を舞台に、宮廷政治や科挙、貴族社会が細やかに描かれます。きらびやかな衣装や情緒ある背景美術も見どころで、歴史絵巻のような重厚な雰囲気にじっくりと浸れる作品です。

キャスト・声優一覧

紫劉輝
紫劉輝
メイン
関智一
茈静蘭
茈静蘭
メイン
緑川光
藍楸瑛
藍楸瑛
メイン
森川智之
紅秀麗
紅秀麗
メイン
桑島法子
李絳攸
李絳攸
メイン
檜山修之
紅黎深
紅黎深
サブ
真殿光昭
黄奇人
黄奇人
サブ
中田和宏
蝴蝶
蝴蝶
サブ
山像かおり
茶朔洵
茶朔洵
サブ
子安武人
碧珀明
碧珀明
サブ
私市淳
珠翠
珠翠
サブ
岡村明美
藍龍蓮
藍龍蓮
サブ
木内秀信

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スタッフ

監督宍戸淳
シリーズ構成吉田玲子
原作雪乃紗衣
原案キャラデザ由羅カイリ
キャラクターデザイン大島美和
音楽梁邦彦
美術監督西倉力
音響監督藤山房伸
OP綾香平原「はじまりの風」
EDタイナカ彩智「最高のかたおもい」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルだけは、たぶん十年くらい前から知っていた。「彩雲国物語」。なのに一度も見ていなくて、頭の中では勝手に『誰かが女装して後宮に潜り込む話』ということになっていた。今思えば完全に別の作品と混ざっている。実際に見始めたら、潜り込むのは女装した誰かではなく、男に生まれた皇帝のほうが「女に興味がないふり」をして玉座にだらけて座っていて、そこへ貧乏な名家の娘が妃として送り込まれる、という話だった。最初はゆったりした宮廷ものだろうと油断して見ていたのに、二話三話と進むうちに、これは「働きたい女の話」だと気づいて、寝転がっていた姿勢を正した。名前だけ知っていて中身を勝手に決めつけている作品ほど、見るとだいたい裏切られる。いい意味で。

「妃」ではなく「官吏」になりたかった、ひとりの女の話

彩雲国は八つの州からなる国で、新しい皇帝・紫劉輝は政治にまるで関心がない。男にしか興味がないと公言して、玉座でだらけている。そこへ送り込まれるのが紅秀麗だ。名家・紅家の生まれなのに、家は驚くほど貧乏。彼女は皇帝の妃として後宮に入るのだが、本人がほしいのは寵愛でも后の位でもない。働いて、自分の手で金を稼ぎ、いずれは官吏になること——女に科挙の受験すら許されていない国で、それを大真面目に望んでいる。

序盤は『後宮で皇帝を立派に育てる内助の話』に見える。でも見ているうちに、秀麗が一番ほしがっているのは皇帝の隣の席ではなく、官庁の机のほうだと分かってくる。これは妃になる女の話ではなく、『妃にされかけた女が、自分の名前で働き口を勝ち取るまで』の話だ。家の格でも、嫁ぎ先でもなく、自分の能力で評価される場所へ行きたい——その願いが、ふわっとした言葉ではなく、生活費の計算と一緒に語られるのが妙にリアルで、私はそこで好きになった。

面白いのは、隠しごとをしているのが秀麗だけじゃないところだ。劉輝は『女に興味がない皇帝』を演じることで本心を隠しているし、彼女に仕える静蘭も、穏やかな家人の顔の下に別の素性を隠している。みんな、生まれや立場で勝手に割り振られた役をいったん脱いで、自分が本当に立ちたい場所に立とうとしている。二回目に見て一番刺さったのはそこだった。女装して潜り込む話だと勘違いしていた『正体を隠す』というイメージは、作品としては的外れなのに、テーマの芯だけは妙に当たっていた。役を脱ぐ話、と言い換えれば、私の記憶もそんなに間違っていなかったのかもしれない。

特に刺さったシーン

声の話をさせてほしい。紅秀麗の桑島法子が、とにかく『芯はあるのに偉そうにしない』声で、貧乏暮らしの所帯じみた台詞も、官を志す真剣な台詞も、同じ温度で言い切る。終盤、秀麗が自分の望みをまっすぐ口にするあたりで、思わず画面に向かってうなずいてしまった。

脇も贅沢で、紫劉輝の関智一はだらけた皇帝の情けなさと、ふとした瞬間に覗く本気を、きれいに行き来する。静蘭の緑川光は、にこやかな家人の顔の下にある底の知れなさが声だけで伝わってくるし、藍楸瑛の森川智之の、軽薄なのに憎めない感じもいい。そして茶朔洵の子安武人。出てきた瞬間に画面の空気が変わる、あの『甘いのにどこか怖い』声は、こういう役のためにこの世にあるんだと思う。中盤、彼が穏やかに微笑みながら不穏なことを言うシーンで、背筋がひやっとして、巻き戻してもう一回聞いた。

読んで見たくなったら——『彩雲国物語』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 宮廷の駆け引きと、腕っぷしではなく頭で勝つ展開が好きな人
  • 「立場で役割を勝手に決められること」への反発に、心当たりがある人
  • ゆっくり積み上がっていく群像劇に、何話か時間を預けられる人

合わない人

  • 一話のうちに派手な事件が起きないと乗れない人
  • 恋愛をメインディッシュで食べたい人(ここでは上品な付け合わせくらいの量)
  • テンポの速いバトルや、わかりやすい爽快感を求めている人

次に見るなら

十二国記が好きなら、というより、秀麗の話が刺さったなら次はこれだと思う。異世界の王朝で、選ばれた者が為政者として容赦なく鍛えられていく重厚な政治劇。立場に押しつぶされそうになりながら立つ主人公が見たいならこっち。

薬屋のひとりごともおすすめで、後宮を舞台に、知恵だけで次々と問題を解いていく娘の話。秀麗の『頭で勝つ』気持ちよさが好きだったなら、まず外さない。雰囲気も近い。

もう一本挙げるなら暁のヨナ。王宮を追われた姫が、自分の足で立ち上がっていく。守られる側から、自分で戦う側へ変わっていく主人公が見たいなら合うはず。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「彩雲国物語」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の主要な配信サービスで取り扱われているため、ご自身が利用しやすいサービスを選んで楽しめます。じっくりと紡がれる宮廷ファンタジーを、好きなタイミングで視聴できる環境が整っています。

よくある質問

Q. 彩雲国物語はどこで見られますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されています。見放題などの提供条件は時期によって変わる場合があるため、視聴前に各サービスで最新の情報をご確認ください。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 中華風ファンタジーを舞台に、冒険・ドラマ・ラブコメ要素を含む群像劇です。宮廷政治や主人公の成長を軸にしつつ、淡い恋愛模様も描かれ、幅広い層が楽しめる内容になっています。
Q. いつ放送されたアニメですか?
A. 2006年に放送されたTVアニメです。人気の小説シリーズを原作とし、丁寧な作りと魅力的なキャラクターで、放送から時を経た今も愛されている作品です。
Q. 初めてでも楽しめますか?
A. はい。主人公・紅秀麗が宮廷へ入っていくところから物語が始まるため、予備知識がなくても自然に世界観へ入り込めます。安心して第1話から楽しめる作品です。

まとめ

「彩雲国物語」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の主要な配信サービスで取り扱われているため、ご自身が利用しやすいサービスを選んで楽しめます。じっくりと紡がれる宮廷ファンタジーを、好きなタイミングで視聴できる環境が整っています。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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