ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ─ オリオンの矢 ─

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2019ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ─ オリオンの矢 ─

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ─ オリオンの矢 ─

★ 3.6 / 5.0アクション冒険コメディファンタジーラブコメ
放送年2019年
フォーマット劇場版
話数1話
原作ライトノベル
制作J.C.STAFF

オラリオの伝説的なダンジョンの上で生活することは十分危険だが、ヘスティア神の眷族の一員としての短い期間で、ベル・クラネルはほとんどの者より多くの危機に直面してきた。そんな中、ベルが突然無料旅行に当選したとき、本当の休暇が得られることを期待できるだろうか。もちろん期待できない。謎めいたことに、ヘスティアの友人のチャンピオンに選ばれたベルは、新たな冒険に巻き込まれていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

迷宮都市オラリオを拠点に冒険者として成長を続けるベル・クラネル。ある日、突然「無料旅行」に当選したベルは、ヘスティアの友人である女神アルテミスのチャンピオンに選ばれ、未知の地への旅に駆り出される。謎の少女アーニャとともに古の怪物「クノッソス」にまつわる因縁に立ち向かうことになるベル。神々の思惑と人知を超えた脅威が交差する中、彼は仲間たちとともに前例なき戦いへと挑む。

みどころ・魅力

① 劇場版ならではのスケールで描かれる壮大な冒険

TVシリーズでは味わえない映画ならではの映像クオリティと広大なロケーション。見慣れたオラリオを離れ、神話的な舞台で繰り広げられるバトルシーンは迫力満点。J.C.STAFFが手がけた作画は随所に気合が入っており、ファンにとっては劇場で観た価値を感じられる仕上がりになっている。

② アルテミスとベルの特別な絆が生む感動

今作のオリジナルキャラクターである女神アルテミスとベルの関係が物語の核心。神と人間という越えられない壁を意識しながらも共に戦う二人の姿は、シリーズの根底にある「成長と絆」のテーマを純粋な形で体現している。終盤の展開は涙を誘う演出が施されており、感情的な読後感を残す。

③ ヘスティア眷族+豪華キャストの競演

ベルやヘスティアはもちろん、アイズ・ヴァレンシュタインをはじめとするシリーズおなじみのキャラクターが集結。原作ファン・アニメファン双方が楽しめるサービスシーンも充実しており、単なるスピンオフにとどまらないシリーズの”お祭り作品”としての満足感がある。

キャスト・声優一覧

ベル・クラネル
ベル・クラネル
メイン
›
松岡禎丞
ヘスティア
ヘスティア
メイン
›
水瀬いのり
ヴェルフ・クロッゾ
ヴェルフ・クロッゾ
メイン
›
細谷佳正
リリルカ・アーデ
リリルカ・アーデ
メイン
›
内田真礼
アルテミス
アルテミス
メイン
›
坂本真綾
リュー・リオン
リュー・リオン
サブ
›
早見沙織
メリル・ティアー
メリル・ティアー
サブ
›
貫井柚佳
ヒタチ・千草
ヒタチ・千草
サブ
›
井口裕香
アーニャ・フローメル
アーニャ・フローメル
サブ
›
西明日香
ティオナ・ヒリュテ
ティオナ・ヒリュテ
サブ
›
村川梨衣
フレイヤ
フレイヤ
サブ
›
日笠陽子
ヤマト・命
ヤマト・命
サブ
›
赤﨑千夏

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スタッフ

監督桜美かつし
原作大森藤ノ
原案キャラデザヤスダスズヒト
キャラクターデザイン木本茂樹
音楽井内啓二
美術監督奥村泰浩
音響監督明田川仁
ED井口裕香「おなじ空の下で」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ダンまちのTVシリーズを追っていたら、劇場版が出たという話が流れてきた。2019年公開。「お祭り映画」なんだろうなという気持ちで映画館に入って、実際のところ半分はそうだった——でも残り半分が想定外に良くて、帰り道に少しだけ反省した。

最初に見たときの印象は「テンポがいい」だった。ダンまちってどうしても設定の説明で食われる部分があるんだけど、劇場版はそのあたりをうまく省いて、本編を知っているという前提で走ってくれる。2時間弱の中に旅・バトル・ちゃんとした感情の動きが詰まっていて、密度が高い。再度見ると、冒頭の「当選した旅行」という設定がどこに繋がっていくかわかるので、細かい伏線の置き方が見えてくる。

ベル・クラネルはなぜ「選ばれてしまう」のか——意志ではなく引力の話

この映画を見て、ダンまちという作品の根っこにある構造が改めてよくわかった気がした。ベル・クラネルというキャラクターは「強くなりたい」という能動的な欲求を持ちながら、その一方で物語の側から常に「選ばれる」立場に置かれている。自分で引き寄せているというより、なぜか周囲が彼を必要としてしまう。オリオンの矢においてもその構造は変わらない。謎めいた事情でヘスティア眷族が旅行に引っ張り出され、ベルが現地で「チャンピオン」に選定されるくだりは、本人の意志とはほぼ無関係に話が転がっていく。

これが表面上はコメディとして機能しているんだけど、テーマとして読むと少し別の話になる。選ばれることへの戸惑いと、それでも前に出る誠実さ——これがベルというキャラクターの核で、劇場版はそこを短い尺の中でかなり丁寧に描いている。松岡禎丞の芝居がそこを支えていて、特に追い詰められた局面での声の細さから力を取り戻すときの変化が、画面の動き以上に情報量を持っている。

一方で、フレイヤというキャラクターの存在感がこの映画では効いている。日笠陽子が演じているわけだけど、出番こそ多くないものの、画面に出てきた瞬間に空気が変わる。「神」という存在の持つ重力みたいなものを声だけで表現できる稀有な芝居で、TVシリーズから一貫した「この人には敵わない感」がある。劇場の音響で聞くと、その質感がさらに増す。

早見沙織演じるリュー・リオンが今作では重要な位置に来ていて、彼女とベルのやりとりに映画全体の感情軸が乗っかっている。リューという人物の静かな部分と、その奥にある激しさのコントラスト——そこの表現が早見沙織のいつもの仕事の精度で支えられていて、ファンなら確実に刺さる。

特に刺さったシーン

終盤の戦闘シーケンスが劇場版としての格を出していた。TVシリーズでは尺やコストの都合で省略されがちな動きの連続が、ここでは惜しみなく入っている。ベルが追い詰められてから反転するくだりは、何度見てもタイミングの気持ちよさがある。初見だと展開についていくのに必死なんだけど、2回目は画面の端の動きを拾えるようになる。

それとは別に刺さったのが、ヴェルフとリリルカが絡む場面。細谷佳正と内田真礼のやりとりは、主軸の話から外れた箸休め的な位置にあるんだけど、この二人のキャラクター関係のテクスチャが細かくて、本編追ってきた人間には余計に効く。「この人たちはこういう関係だったよな」という積み上げが一瞬で呼び起こされる感じ。映画館で笑いが起きていた席周辺の温度が上がる瞬間で、ああ同じ文脈を共有している人間が集まってるんだなと思った。

読んで見たくなったら——『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ─ オリオンの矢 ─』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

見たほうがいい人

  • TVシリーズのダンまちを1期から追っている人。設定共有を前提に話が動くので、知っているほど得をする構造になっている
  • リュー・リオンというキャラクターが好きな人。今作は彼女を前に出す文脈が強い
  • 劇場アニメの「お金かけてる作画」と「いい音響」をセットで楽しみたい人。この映画はその部分での満足度が高い

合わないかもしれない人

  • TVシリーズ未見の人。前提知識なしに入ると人間関係の感情的な重みがほぼ伝わらない
  • ダンまちの「なぜかモテる主人公」という構造が最初から苦手な人。その傾向は劇場版でも薄まらない
  • シリアスな本筋を期待して入ると、コメディパートの温度差に戸惑う可能性がある

次に見るなら

ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-(2017年劇場版)——TVシリーズからの続きを劇場のスケールで見せるという構造が似ている。長期シリーズのキャラクターへの愛着を利用した感情設計の作り方として、ダンまち劇場版と並べると共通点がよくわかる。

フルメタル・パニック! Invisible Victory——ファンタジーではなくSFだが、「戦闘力を持った少年が意図せず選ばれ続ける」という物語の引力の構造が近い。アクションの組み立て方に興味が向いたなら、こちらも見ておく価値がある。

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2019年劇場版)——同じ「ファンタジー異世界×コメディ×感情の核」という組み合わせで、こちらはコメディ寄りのバランスがより強い。旅に出て現地でトラブルに巻き込まれるという構造も共鳴する。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ─ オリオンの矢 ─』は、現在dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで配信中です。サブスクを利用しているなら追加料金なしで手軽に視聴できます。TVシリーズ未視聴の方はシリーズ本編を先に観てから臨むと、キャラクターへの愛着がより深まってオリオンの矢を存分に楽しめるでしょう。

よくある質問

Q. TVシリーズを見ていなくても楽しめますか?
A. 本作はオリジナルストーリーのため単体でも概ね楽しめますが、ベルやヘスティアなど主要キャラクターへの親しみがある方がより感情移入しやすいです。可能であればTVシリーズ1期を先に視聴することをおすすめします。
Q. 原作小説との関係はどうなっていますか?
A. 本作は劇場版オリジナルストーリーであり、原作小説とは独立した作品です。原作ファンも「アニメオリジナルの外伝作品」として新鮮に楽しめる内容になっています。
Q. どのサービスで視聴できますか?
A. dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで配信されています。それぞれ月額料金で見放題コンテンツとして提供されているため、いずれかに加入していれば追加費用なしで視聴可能です。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 本作の上映時間は約83分です。劇場版アニメとしては標準的な長さで、テンポよく物語が展開されるため最後まで飽きずに楽しめます。

まとめ

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ─ オリオンの矢 ─』は、現在dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで配信中です。サブスクを利用しているなら追加料金なしで手軽に視聴できます。TVシリーズ未視聴の方はシリーズ本編を先に観てから臨むと、キャラクターへの愛着がより深まってオリオンの矢を存分に楽しめるでしょう。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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