ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

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2017ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

★ 3.7 / 5.0アクション冒険ファンタジーラブコメSF
放送年2017年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作A-1 Pictures

2022年、天才プログラマー茅場晋一がフルダイブ型VR機器「ナーヴギア」を開発し、VRMMORPGの世界に革命をもたらした。2026年、「ナーヴギア」と後継機「アミュースフィア」に対抗する新型機「オーグマ」が開発される。次世代型ウェアラブルデバイスのオーグマは、より安全でアクセスしやすいVR体験を実現する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

2026年、フルダイブ型VRに代わる次世代ウェアラブルデバイス「オーグマ」が登場。常時装着で現実世界にAR映像を重ねるオーグマは瞬く間に普及し、専用ARゲーム「オーディナル・スケール」が大流行する。キリトとアスナも友人たちとプレイを楽しんでいたが、ゲーム内で倒したボスがかつて「SAO」に登場したモンスターと酷似していること、そして参加したプレイヤーたちの記憶が失われていくという不穏な事態が明らかになる。アスナの記憶も奪われ始め、キリトは真相を追って巨大な陰謀へと立ち向かう。

みどころ・魅力

① AR×リアル世界で繰り広げられる迫力の戦闘シーン

VRではなくARという新舞台を選んだことで、現実の街中でボスと戦うという前代未聞の映像体験が生まれた。劇場版ならではのクオリティで描かれるアクションは、TVシリーズとは一線を画す圧倒的なスケール感と密度を持つ。A-1 Picturesが総力を結集した作画は見応え十分。

② SAO生還者たちの記憶と絆が揺れるドラマ

「デスゲームの記憶が消える」という設定が、キリトとアスナの関係に直撃する。命がけで生き延びた日々の記憶を失っていくアスナを前に、キリトが何を守ろうとするのかが物語の核心。SAOシリーズを追ってきた視聴者ほど、このテーマのズシリとした重さを感じられる。

③ SAOファン垂涎のオールスター集結と茅場晋一の影

アインクラッド時代のボスや懐かしいBGMが劇中に次々と登場し、シリーズファンへのサービスが随所に散りばめられている。さらに死んだはずの天才プログラマー・茅場晋一の存在が再び浮かび上がり、シリーズ全体の神話的な深みが増す構成になっている。

キャスト・声優一覧

桐ヶ谷和人
桐ヶ谷和人
メイン
›
松岡禎丞
結城明日奈
結城明日奈
メイン
›
戸松遥
重村悠那
重村悠那
メイン
›
神田沙也加
後沢鋭二
後沢鋭二
メイン
›
井上芳雄
ユイ
ユイ
サブ
›
伊藤かな恵
ユージン
ユージン
サブ
›
三宅健太
茅場晶彦
茅場晶彦
サブ
›
山寺宏一
菊岡誠二郎
菊岡誠二郎
サブ
›
森川智之
壷井遼太郎
壷井遼太郎
サブ
›
平田広明
重村徹大
重村徹大
サブ
›
鹿賀丈史
綾野珪子
綾野珪子
サブ
›
日高里菜
ピナ
ピナ
サブ
›
井澤詩織

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スタッフ

監督伊藤智彦
キャラクターデザイン足立慎吾
美術監督竹田悠介、長島孝幸
EDリサ「Catch the Moment」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

SAOは正直、TVシリーズを惰性で追い続けていたクチだ。アインクラッドが好きすぎて、それ以降の話をどうしても同じ熱量で見られなかった。だから劇場版も「まあ行くか」くらいの気持ちで席に座った。

最初に見たとき、冒頭のオーグマ紹介からして引っかかりを覚えた。スマートフォンが普及したのと同じ感覚で、ゲームが現実に侵食してくる。VRじゃなくARという選択が、この映画を別物にしていた。画面の中で戦うんじゃなく、現実の渋谷や原宿でモンスターと戦う絵面は、劇場のスクリーンで見ると予想以上に「これ怖い設定だな」と思った。2回目で気づいたのは、その怖さが単なるSF的な演出じゃなく、物語の核心に直結していたということだ。

現実の記憶こそが、その人間をその人間たらしめるという話

オーディナル・スケールは表向きARアクション映画で、キリトがゲームの外で戦うというギミックが目玉として語られる。でもこの映画が本当に描こうとしていたのは、そこじゃない。

核心にあるのは「記憶」だ。アスナがアインクラッドで経験した記憶——キリトと過ごした時間、命がけで築いた感情、あの2年間——が外部から書き換えられ、奪われていく。それを取り戻すためにキリトが動く。シンプルに言えばそういう話なんだけど、ここに「現実とゲームの境界」というSAOシリーズの通底テーマが正面から絡んでくる。

TVシリーズのアインクラッドは「ゲームの中に閉じ込められた現実」だったが、オーディナル・スケールは「現実の中に侵入してくるゲーム」だ。方向が逆転している。オーグマを通じてゲームが現実に重なる世界で、ゲーム内の体験が現実の記憶として人間の脳に刻まれていたという設定は、VRとARを単なるガジェットの差としてではなく、「何を現実として認識するか」という問いとして機能させている。

山寺宏一が声を当てる茅場晶彦がここで再び絡んでくる構造も、記憶というテーマに乗っかっている。死んだはずの人間の意志が、データとして現実に干渉し続ける。山寺さんはこのキャラクターを「圧倒的な理念を持った人間」として演じ続けているが、今作での出し方は特に抑制が効いていて、それがかえって不気味だった。

菊岡誠二郎役の森川智之は、長いSAOとの付き合いの中でこのキャラクターを「信用できるんだかできないんだか」のグレーゾーンで保ち続けているが、今作でもその絶妙な立ち位置が活きている。365本の出演作を持つベテランがこういう「説明役兼黒幕疑惑キャラ」を嫌みなく演じるのは、やはり芸の厚みを感じる。

特に刺さったシーン

終盤、キリトが本来の自分のスペックを取り戻すシーンの前後が、この映画でいちばん感情が動いた場所だ。ゲームの外では「普通の男子」でしかなかった彼が、追い詰められた状況でアインクラッドの記憶を総動員する展開——松岡禎丞の声が、あの静かなトーンから一気に熱を帯びていくところ、劇場で見ていて思わず姿勢が変わった。

戸松遥が演じるアスナに関しては、記憶が侵食されていく過程での「わからない」「思い出せない」という芝居が刺さった。TVシリーズで確立してきたアスナという人格が、外から削られていく感覚。戸松さんのアスナは強い女性として描かれてきたキャラクターだけに、あの脆さの表現には意図的なアンバランスさがあって、演技の計算を感じた。

三宅健太演じるユージンは出番こそ限られているが、あのキャラクターが出てきたときの「ああ、TVシリーズで戦った相手だ」という懐かしさは、長くシリーズを追ってきた人間への明確なご褒美だった。三宅さんの声は存在感が桁違いで、数分のシーンでもちゃんとスクリーンを占領していた。

読んで見たくなったら——『ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • SAOのアインクラッド編に思い入れがある人。あの2年間への郷愁を直撃してくる構造になっている
  • VRよりもARの方が「現実への侵食」として怖いと感じるタイプ。設定の怖さを楽しめる
  • キリアス(キリト×アスナ)の関係性を追い続けている人。今作はそこへの回答として機能している
  • 劇場版アニメのスケール感——作画・音楽・音響——を楽しめる人。テレビ版とは別物の体験がある

合わない人

  • SAOをほぼ見ていない人。設定説明は最低限なので、置いてけぼりになりやすい
  • キリトというキャラクターに元から乗れない人。彼が中心にいる構造は変わらない
  • ARゲームの設定に既視感を覚えてしまう人。ポケモンGO以降の感覚で見ると「知ってる」になりがち
  • テーマよりバトルのカタルシスを求める人。戦闘シーンは派手だが、物語の比重はドラマ側にある

次に見るなら

現実とゲームの境界が溶けていく設定に引っかかったなら、Re:ゼロから始める異世界生活も視野に入る。ゲームではなく「死に戻り」という形で現実感覚が歪む話だが、記憶と喪失とキャラクターの感情密度という点でオーディナル・スケールと共鳴する部分がある。

劇場版ならではの作画・音響体験を求めるなら劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語が近い位置にある。TVシリーズの延長として設計されながら、劇場でしか成立しないスケールとテーマの深化を達成している点が似ている。SAOと作風は全く異なるが「シリーズを愛している人間への劇場版」という体験の質は共通している。

よりSFに振った没入体験を求めるならサマーウォーズがいい。仮想空間が現実社会に直結して崩壊の危機を迎えるという設定は、オーディナル・スケールが描こうとしたものの別バージョンとして読める。家族や繋がりの物語としての層も厚く、SAOのラブコメ的な感情線が好きな人にも刺さりやすい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
『ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Disney+の主要5サービスで配信中のため、加入中のサービスをそのまま活用して視聴できる。複数の配信先に分散しているSAOシリーズの中でも、本作は特に視聴環境が整っており、今すぐ手軽に楽しめる。TVシリーズを一気見した後の劇場版として、ぜひ大画面・高音質環境での視聴をおすすめしたい。

よくある質問

Q. TVシリーズを見ていなくても楽しめますか?
A. SAOアインクラッド編(1期)を視聴済みであることを前提に作られているため、先にTVシリーズ1期を見ておくと登場人物の背景や感情的な文脈がより深く理解できます。本作単体でも映像作品として楽しめますが、1期視聴後の方が圧倒的におすすめです。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 本作の上映時間は約119分(約2時間)です。劇場版アニメとしては標準的な長さで、テンポよくストーリーが展開するため、長さを感じさせない構成になっています。
Q. SAOシリーズの何作目にあたりますか?視聴順は?
A. TVシリーズ1期・2期(GGO編・キャリバー編・マザーズ・ロザリオ編)の後に位置する作品です。時系列ではSAO II(2期)の後に本作を見るのが正しい順序で、続くアリシゼーション編の前日譚的な位置づけにもなっています。
Q. 主題歌・挿入歌はどんな楽曲ですか?
A. 主題歌はLiSAが担当しており、作中では人気ARアイドル「ユナ」名義でのオリジナル楽曲も複数登場します。SAOシリーズおなじみの作曲家・梶浦由記によるBGMもふんだんに使われ、音楽面でも見どころの多い一作です。

まとめ

『ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Disney+の主要5サービスで配信中のため、加入中のサービスをそのまま活用して視聴できる。複数の配信先に分散しているSAOシリーズの中でも、本作は特に視聴環境が整っており、今すぐ手軽に楽しめる。TVシリーズを一気見した後の劇場版として、ぜひ大画面・高音質環境での視聴をおすすめしたい。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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