XXX ホリック

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2006XXX ホリック

XXX ホリック

★ 3.8 / 5.0コメディドラマホラーミステリーサイコロジカル超自然
放送年2006年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作Production I.G

四月一日君尋は霊や超自然的な生き物が見える能力を持っており、それに悩まされていた。帰宅途中、謎の力に引き寄せられて奇妙な家に入ると、そこにいた神秘的な女性・ユウコは、彼の厄介な能力を取り除くことができると言う。ただし、それには対価が必要だという。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

霊や妖怪が見える体質に悩む高校生・四月一日君尋は、ある日不思議な力に引き寄せられ、「壱原侑子商店」と呼ばれる謎めいた店に迷い込む。店の主・壱原侑子は「人々の願いを叶える魔女」を名乗り、君尋の能力を消す力を持つと告げる。しかしその代償として、君尋は店で働くことを求められる。願いと代償が等価交換される摂理のもと、毎回訪れる客の「願い」と向き合ううちに、君尋自身も少しずつ変わっていく。

みどころ・魅力

① 等価交換の哲学が生む重厚なドラマ

「何かを得るには、同じだけの対価が必要」というシリーズ一貫のテーマが、毎話の依頼人たちの顛末に鋭く反映される。欲望や執着が招く結末はときに苦く、勧善懲悪では終わらないリアルな人間描写がこの作品の核心だ。単なるオカルト話にとどまらない、人生の教訓めいた余韻が残る。

② CLAMPが描く退廃的で幻想的なビジュアル

原作・CLAMPの独特な美学がアニメでも存分に発揮されており、侑子の妖艶な着物姿や緻密な和風モチーフの装飾が画面を彩る。日常と異界が溶け合うような独特の空気感は他のアニメには替えがたく、アートとしても高い完成度を誇る。

③ 大人への成長を描く君尋の変化

最初は受け身だった君尋が、侑子や仲間たちとの関わりを経て自分の意志で選択できる人間へと成長していく様子が丁寧に描かれる。コメディタッチの日常回とシリアスな依頼回のバランスが絶妙で、軽快に見ながら気づけば深いテーマへと引き込まれる構成が巧みだ。

キャスト・声優一覧

四月一日君尋
四月一日君尋
メイン
›
福山潤
壱原侑子
壱原侑子
メイン
›
大原さやか
九軒ひまわり
九軒ひまわり
メイン
›
伊藤静
百目鬼静
百目鬼静
メイン
›
中井和哉
モロ
モロ
サブ
›
望月久代
座敷童子
座敷童子
サブ
›
武藤寿美
マル
マル
サブ
›
こじまかずこ
雨童女
雨童女
サブ
›
矢島晶子
サブ
›
本名陽子
ちび狐
ちび狐
サブ
›
小林由美子
モコナ=モドキ
モコナ=モドキ
サブ
›
菊地美香

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スタッフ

監督水島努
シリーズ構成横手美智子、大川七瀬
キャラクターデザイン黄瀬和哉
音楽センス
美術監督小倉宏昌
音響監督若林和弘
OPシカオ スガ「19sai」
EDバクチク「Reason」
EDバックティック「Kagerou」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

名前だけは知っていた。CLAMPのやつ、ちょっと怖い系、タイトルがアルファベットと「ホリック」というよくわからない組み合わせ。そういう情報だけが頭に引っかかったまま、ずっと後回しにしていた作品だった。

実際に見てみると、最初の数話はどう受け取ればいいか少し戸惑う。ホラーかと思えばコメディだし、コメディかと思えばじわじわ怖い話が来る。四月一日(わたぬき)という読めない名前の主人公が毎回大声で叫んでいるのに、気がつくとその話の後味がずっと引っかかっている。

2回目を見たとき、ユウコの台詞の重さがぜんぜん違って聞こえた。最初は流していた言葉が、全部「ここで言っておかなきゃいけない理由があったのか」という顔をして立ち上がってくる。CLAMPの画面設計の細かさもそのとき初めて意識した。何気なく置かれている小道具、背景の模様、キャラクターの視線の先。一度気になると止まらない。

「願い」ではなく「執着」を手放す話

表向きのあらすじは「霊が見える少年が、不思議な女性のもとで働きながら能力を消してもらう」というものだが、この作品が本当に描いているのは願望と代償の関係、というよりもっとシンプルに言うと——人間はなぜ「手放せないもの」を抱えたままでいるのか、という問いだと思う。

毎回登場する依頼人たちは、何かに取り憑かれている。嘘をやめられない人、インターネットへの依存が止まらない人、自分の意思で動けなくなった人。ホラーの文脈で描かれているが、どれも「あ、これ自分かもしれない」という感触がある。怪異が怖いのではなく、人間の側の部分が怖い。

ユウコが繰り返す「ひつぜん」という言葉がある。偶然はなく、すべての出会いと出来事には必然性がある、という彼女の世界観の根幹をなす概念だ。最初はキャラクターの口癖として流せるのだが、見続けるうちにこれが作品全体の設計原理だとわかってくる。四月一日がユウコのもとに引き寄せられたことも、出会う依頼人たちも、毎回の怪異も、全部「ひつぜん」の結果として配置されている。

大原さやかのユウコが、この構造を成立させる上でほぼすべての重力を担っている。声に含まれる軽さと重さの混在が絶妙で、笑いながら言っている言葉に本質が詰まっているのに視聴者がすぐ気づかない、という仕掛けが毎話仕込まれている。2回目以降に聞くと、最初の印象と全く違う言葉に聞こえる台詞がいくつもある。

四月一日の「対価」として積み重なっていく時間と経験は、能力を消すためのコストである以上に、彼が人間として変化していく過程そのものだ。願いを叶えるために何かを失う、という表面的な話ではなく、何かを本当に得るためには執着を手放すしかない、という構造が静かに通底している。派手な演出より、この静けさの方が長く残る。

特に刺さったシーン

依頼人のひとりが、自分の「癖」を直してほしいと持ち込んでくる話がある。本人は軽い気持ちで来ているのに、ユウコが淡々と「それは癖ではない」と言う場面。大原さやかの声が、ここだけ少しトーンを落とす。その一言で話の重力が変わる感覚があって、思わず巻き戻した。

福山潤の四月一日は基本的にずっと叫んでいるか困っているかなのだが、要所要所で声が急に静かになる瞬間がある。ユウコに何かを諭された後、あるいは依頼人の末路を目の当たりにした後の沈黙の演技。騒がしいパートとの落差が大きいぶん、その静けさが重く響く。

百目鬼の中井和哉が出てきた瞬間、画面の空気が変わるのも好きだった。声の質がそもそも「人間の外側」に近い。四月一日とのやり取りは不思議な緊張感があって、2人が同じ画面にいるとき、どこか目が離せない。

読んで見たくなったら——『XXX ホリック』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ホラーとして怖いより「後味が残る」系の話が好きな人
  • CLAMPの画面設計・美術の密度を楽しめる人
  • 話の教訓をキャラクターに直接言わせるのではなく、構造で示す作品が好きな人
  • 大原さやかの声だけで酒が飲める人
  • 1話完結っぽく見えて実は全体が繋がっている構成に気づいたとき嬉しくなる人

合わない人

  • 主人公がうるさいと無理な人(序盤の四月一日はかなりうるさい)
  • ホラー成分が欲しくて見ると肩透かしを食らう可能性がある
  • 結論や解決をはっきり出してほしい人には、ユウコの語り口が焦れったく感じるかもしれない
  • 2006年の作画・演出のテンポが気になる人

次に見るなら

「願い」と「代償」の構造が好きなら、夏目友人帳も合うと思う。怪異との関わりを通じて人間の側が変わっていく話で、後味の静けさが似ている。ホリックより穏やかなぶん、長く続けて見られる。

CLAMPつながり、かつ「繋がっている世界」の不思議な手触りをもっと味わいたいならカードキャプターさくら。こちらはトーンが全然違うが、画面の細部に込められた情報量と、物語の構造の緻密さはホリックと地続きの感覚がある。

「日常に入り込む怪異」「1話完結の積み重ねが全体を形成する」という構造が好きなら蟲師も。こちらはさらにセリフが少なく静かだが、見終わった後の余韻の質がホリックに近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『XXXホリック』はdアニメストアで視聴可能です。全24話+続編『XXXホリック◆継』もあわせて配信されているため、まとめて一気見するのがおすすめです。スマートフォンやテレビなど各デバイスから手軽に楽しめます。

よくある質問

Q. XXXホリックはどこで見られますか?
A. dアニメストアで配信中です。月額料金内で見放題のため、続編『XXXホリック◆継』も含めてまとめて視聴できます。
Q. 何話まであるのですか?
A. 第1期は全24話です。続編『XXXホリック◆継』が全13話あり、あわせて視聴することで物語の全貌を楽しめます。
Q. ホラー要素は強いですか?怖い作品ですか?
A. 幽霊や妖怪は登場しますが、過激な描写は少なめです。人間の業や欲をテーマにした「じわじわ怖い」心理系の話が多く、ホラー苦手な方でも比較的楽しめます。
Q. 「ツバサ」など他のCLAMP作品と関連はありますか?
A. 原作漫画では『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』とクロスオーバーがありますが、アニメ単体でもストーリーは独立して楽しめます。他CLAMP作品を知らなくても問題ありません。

まとめ

『XXXホリック』はdアニメストアで視聴可能です。全24話+続編『XXXホリック◆継』もあわせて配信されているため、まとめて一気見するのがおすすめです。スマートフォンやテレビなど各デバイスから手軽に楽しめます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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