迷家-マヨイガ-

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2016迷家-マヨイガ-

迷家-マヨイガ-

★ 2.5 / 5.0コメディドラマホラーミステリー超自然
放送年2016年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作オリジナル
制作diomedéa

怪しいバスツアーに集った30人の若者たちが、伝説の村「七木村」を目指す。そこでは理想郷での生活が可能だという。絶望や退屈な日常からの逃避、人生のやり直しを求める彼らを待つのは、予想外の運命だった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

怪しいバスツアーに集まった30人の若者たちは、都市伝説として語り継がれる秘境の村「七木村」を目指す。「そこに行けば人生をやり直せる」――絶望や閉塞感を抱えた彼らは、それぞれの事情を胸に秘め、理想郷を求めて山奥へと分け入っていく。しかし廃村と化した七木村で彼らを待ち受けていたのは、想像をはるかに超えた怪異と、30人の人間が織り成す混乱と狂騒だった。

みどころ・魅力

① 30人の個性がぶつかり合うカオスな人間ドラマ

一癖も二癖もある30人のキャラクターが同じ空間に閉じ込められ、疑心暗鬼と感情の爆発が連鎖していく。ミステリー的な謎解きと並行して、「普通の人間がパニック状態に陥ったとき何をするか」をリアルかつコミカルに描き出しており、見ていて目が離せない。

② 正体不明の怪異が生む濃密なホラー演出

廃村に潜む謎の存在は、序盤から不穏な雰囲気を漂わせつつも、その全貌をなかなか明かさない。岡田麿里が脚本を手掛けた独特の台詞回しと、陰影を活かした映像演出が組み合わさり、コメディとホラーが同居する唯一無二の空気感を作り出している。

③ 「逃げ場を求めた人間」の心理を掘り下げる物語構造

キャラクターたちが七木村に集った動機は、過去のトラウマ・家族問題・社会への不適応など多岐にわたる。怪異の謎が解けるにつれ、彼らが本当に向き合うべきものが浮かび上がる構成は、ホラー×心理ドラマとして見応えがある。

キャスト・声優一覧

光宗
光宗
メイン
›
酒井広大
真咲
真咲
メイン
›
相坂優歌
颯人
颯人
メイン
›
八代拓
こはるん
こはるん
メイン
›
佐倉薫
ヴァルカナ
ヴァルカナ
メイン
›
鈴木達央
マイマイ
マイマイ
サブ
›
清水彩香
熱帯夜
熱帯夜
サブ
›
中村桜
ユウナ
ユウナ
サブ
›
湯浅かえで
ジャック
ジャック
サブ
›
晃祐三好
まんべ
まんべ
サブ
›
間島淳司
ユウネ
ユウネ
サブ
›
多田このみ
美影ユラ
美影ユラ
サブ
›
長谷川芳明

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スタッフ

監督水島努
シリーズ構成岡田麿里
キャラクターデザイン井出直美
音楽横山克
美術監督渋谷幸弘
音響監督水島努
OP和島あみ「幻想ドライブ」
ED片平里菜「結露」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

2016年春、「30人のわけあり若者がバスで謎の村に向かう」という時点でもう十分だった。ホラーかサスペンスか、とにかく何か起きそうな予感だけで見始めた記憶がある。

最初の数話は「これはいける」と思った。キャラクターの数が多すぎて名前が覚えられないのは最初から感じていたけど、それよりも「全員が何かから逃げてきた人間」という設定の密度が気になって続きを見てしまった。2回目に見たとき気づいたのは、序盤の会話にちゃんと各キャラクターの「傷」のヒントが埋め込まれていたこと。1回目は情報量に押し流されてまったく拾えていなかった。

ただ正直に言うと、最終話を見終わったあと「……で、結局何だったんだっけ」という感覚が残った。謎は謎のまま終わった気がする。それが狙いだったのかどうかも含めて、今でもよくわかっていない。

「逃げてきた人間」が集まると、地獄は外からではなく内側から来る

マヨイガを単純なホラーとして見ると、おそらく消化不良で終わる。幽霊が出てくるわけでも、殺人鬼が追ってくるわけでもない。この作品が描こうとしていたのは、もっとじっとりとした話だ——「問題から逃げることで問題は消えるか」という問いを、30人分の実験として並べたような構造になっている。

七木村に集まった若者たちは全員、現実の何かから逃げている。家庭、仕事、人間関係、自分自身。そういう人間が閉鎖空間に押し込められたとき、外部の脅威より先に「集団の論理」が機能し始める。誰かを犯人に仕立てる、誰かを排除する、誰かに依存する。序盤から中盤にかけての集団行動の描写は、ホラーというよりも群集心理の観察に近い。

鈴木達央が演じるヴァルカナというキャラクターは、この作品の中で一種の「理性の代弁者」として機能している。ただ、鈴木達央の声はどこか抑制の効いた硬さがあって、それがヴァルカナの「冷静に見えて実はギリギリのところにいる人間」という二重性を自然に出していた。理性的な声のトーンの奥に、うっすら焦りが滲む感じ。

颯人役の八代拓は、声優と夜あそびのMCとしてのあの軽さとは真逆の、どこか不安定な感情の揺れを出していた。「声の重心が定まっていない」感じが役の不安定さとうまく噛み合っていたと思う。間島淳司のまんべは、ある意味この集団の中で一番「普通」に見えて一番読めないというポジションで、間島淳司の飄々とした声質が不気味さを自然に生んでいた。

結局この作品が描いていたのは、「逃避先は地獄にはならない——ただし、逃げてきた人間同士が集まれば話は別だ」という話だと思っている。村の怪現象が何だったかより、人間が集まったときの動き方のほうがよほど怖かった。

特に刺さったシーン

中盤、集団の空気が一気に変わる場面がある。それまで「みんなで理想郷を作ろう」という建前で動いていたはずの集団が、ある出来事をきっかけに「誰かを吊るし上げる」モードに切り替わる瞬間。あの速度感が妙にリアルだった。合議制で決めているようで、実際には声の大きい数人が空気を作っていて、残りは流されていく。SNSの炎上を見ているときと同じ重力を感じた。

あとは序盤、バスの中でキャラクターたちが互いに「なぜここに来たか」を話す場面。全員がどこか他人事のように自分の事情を話していて、誰も本当のことを言っていない感じがする。2回目に見たとき、各キャラクターの「建前の語り」と「本当にあったこと」の乖離がどれだけあるかを追いながら見ると、全然違う作品に見えてくる。

鈴木達央の、感情が昂ぶった後の声の収め方がいい場面があって、そこだけで2回止めて聞いた。「怒鳴ったあとに黙る」演技の間の取り方が妙に上手い。

読んで見たくなったら——『迷家-マヨイガ-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 群集心理・集団行動の描写に興味がある人
  • 「謎が全部解決しなくてもいい」派の視聴者
  • キャラクターの数が多い作品でも、背景を自分で拾っていく視聴スタイルの人
  • 2016年前後の「ちょっと変なことやろうとした」アニメを掘り返したい人

合わない人

  • ホラーとして明確な恐怖描写を期待している人(そういう作品ではない)
  • キャラクターに感情移入して見るタイプの視聴者(30人は多すぎる)
  • 「謎は必ず回収されるべき」という考え方の人——かなりの確率でストレスが溜まる
  • テンポの速い展開が好きな人

次に見るなら

Another——閉鎖的な集団と「見えない脅威」という構造が近い。こちらはミステリーとしてきちんと謎を回収していくので、マヨイガで消化不良を感じた人にも見やすい。死者が出る描写は多い。

ひぐらしのなく頃に——村というロケーション、閉じた共同体の中で崩れていく人間関係、という要素が共鳴する。マヨイガより明確にホラー寄りで、繰り返し構造のある脚本が好きなら相性がいい。

さんかれあ——異世界・異状況に「逃げ込もうとする人間」を描くという意味で、テーマの根っこが似ている。ジャンルは全然違うが、「現実から距離を置こうとする若者」への視線の温度感が近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『迷家-マヨイガ-』はdアニメストアで視聴できます。全話配信中のため、一気見にも最適です。独特のカオス展開が話題を呼んだ問題作を、ぜひ確認してみてください。

『迷家-マヨイガ-』はdアニメストアで視聴できます。全話配信中のため、一気見にも最適です。独特のカオス展開が話題を呼んだ問題作を、ぜひ確認してみてください。

よくある質問

Q. 迷家-マヨイガ-はどこで視聴できますか?
A. dアニメストアで配信中です。全12話を一気に視聴できます。
Q. ホラーは強いですか?怖いのが苦手でも楽しめますか?
A. ホラー要素はありますが、コメディ・人間ドラマの比重も高く、純粋なホラー作品とは異なります。グロ描写は少なめなので、ホラーが苦手な方でも楽しみやすい作品です。
Q. 登場人物が多くて覚えられるか不安です。
A. 全員を把握しなくても物語は十分楽しめます。強烈な個性を持つキャラクターが多いため、自然と印象に残るようになっています。
Q. 原作はありますか?
A. 同名の小説が原作です。アニメはオリジナル要素も加えられており、脚本は岡田麿里が担当しています。

まとめ

『迷家-マヨイガ-』はdアニメストアで視聴できます。全話配信中のため、一気見にも最適です。独特のカオス展開が話題を呼んだ問題作を、ぜひ確認してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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