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アサシンズプライド
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | EMT Squared |
ガラスの壁の外に潜む凶暴なモンスターから、フランドーレの人類最後の砦を守るのは、貴族階級のみが操る魔法だ。天使の家の後継者メリダが成人式で魔法を発現できず、半吸血鬼クーファが彼女の祖父の命令で派遣される。メリダが魔法を発現できなければ、彼女を排除するというその真の目的は秘められたまま。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ガラスの壁の外に潜む凶暴なモンスターから守られた人類最後の都市・フランドーレ。この世界では、貴族階級のみが「魔法」を操ることができる。名家・エンジェル家の後継者であるメリダは成人式で魔法を発現できず、半吸血鬼の家庭教師クーファ・ヴァンピールが派遣される。しかしクーファには秘された使命があった——メリダに魔法の才能がなければ、彼女を「排除」せよという祖父からの命令だ。師弟の絆と隠された真実が交錯するダークファンタジー。みどころ・魅力
① 師弟関係の緊張感と葛藤
クーファはメリダを排除する密命を帯びながら、彼女の可能性を引き出そうとする矛盾した立場に置かれている。任務と情の狭間で揺れる彼の心理描写が、物語の核心的な緊張感を生み出している。② 身分制度とバトルが融合した世界観
魔法が貴族の特権という設定が、階級社会の矛盾や不条理を浮き彫りにする。メリダが魔法なしに立ち向かう姿と、クーファの戦闘スタイルが組み合わさったアクションシーンは見応え十分。③ ミステリー要素と伏線の積み重ね
メリダの出生の秘密、エンジェル家をめぐる陰謀、各エピソードに散りばめられた謎が少しずつ明かされていく構成。次の展開を読みたくなるサスペンス性が全編を通じて持続する。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 相浦和也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 三重野瞳 |
| 原作 | 天城ケイ |
| 原案キャラデザ | ニノモトニノ |
| キャラクターデザイン | 吉川真帆 |
| 美術監督 | 松本実希子 |
| 音響監督 | 本山哲 |
| OP | ラン ガールズ ラン「Share the light」 |
| ED | 楠木ともり「異人たちの時間」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「暗殺者が才能のない貴族令嬢の家庭教師を引き受け、魔法が使えなければ始末する」という設定を聞いたとき、まあ見るしかないと思った。このジャンルの引きとしてはかなり強い。ダーク寄りなのかと身構えて1話を再生したら、思ったより真っ当なファンタジーで少し拍子抜けした。でもそのギャップが、2周目で「ああ、そういう設計だったのか」とわかる。
フランドーレという閉じた都市国家、ガラスの壁の外にいるモンスター、貴族にしか扱えない魔法という格差構造。序盤でこの世界のルールをしっかり叩き込んでくるので、最初は設定の説明が多いと感じるかもしれない。ただし2回目以降は、そのルール説明が実はキャラクターの立ち位置を丁寧に語っていることに気づく。最初に見たときは流していた台詞が、全部伏線に見えてくる。こういう構造はわりと好きだ。
「存在を証明できない者」が生き延びること——この作品が本当に描こうとしているもの
表面上はダークファンタジーの師弟もので、暗殺者と少女という組み合わせのギャップを楽しむエンタメに見える。でもこの作品の核にあるのは、もっとシンプルで重い問いだと思う。「魔法を使えない者に、この世界で生きる価値はあるか」という問いだ。
メリダは貴族の後継者でありながら魔法を発現できない。その事実は彼女の存在価値そのものを問われることと同義で、「排除」という選択肢が祖父の命令としてクーファに与えられている。この設定が単なるスリルの演出として使われていたら、正直見続ける気にはならなかった。この作品が面白いのは、その問いに対してクーファが徐々に「排除」という答えを選べなくなっていく過程を、丁寧に積み上げているところにある。
魔法という可視化された才能の指標、貴族という生まれによる階級、その中でメリダが選ぶのは「努力で証明すること」だ。報われるかどうかよりも、やるかやらないか。この構図はベタと言えばベタだが、世界の閉じ方が徹底されているだけに説得力がある。ガラスの壁の外に出られない都市で、壁の内側の序列に縛られながら生きる人間の話として読むと、ちょっと違う重さが乗ってくる。
茅野愛衣の演じるキャラクターが物語の中でメリダと関わるシーンは、その「存在を証明する」というテーマを別の角度から照らしている。可憐さの中に諦観が混じった声のトーンが、世界の理不尽さをセリフより先に伝えていた。声優の仕事としてかなり好きな仕事をしている。
特に刺さったシーン
序盤、クーファがメリダに初めて「可能性がある」と告げる場面。あそこは何度見ても、森川智之の演じるオヤジ役の重さと対比で、クーファ側の声の揺らぎが際立つ。暗殺者として派遣された人間が、自分の言葉に自分で縛られていく瞬間として機能していて、思わず巻き戻した。
内田真礼演じるミュール=ラ・モールが絡んでくる中盤以降の展開は、ミュール自身のキャラクターの二面性が内田真礼の芝居の幅とうまくかみ合っていた。「声優と夜あそび」でのMCとしての印象とは全然違う、抑制の効いた芝居がここで出てくる。
終盤、メリダが魔法の使えない自分のまま何かを成し遂げようとする展開は、2回目で見ると「この子は最初から諦めていなかった」という読み方ができる。佐倉綾音演じるネルヴァ=マルティーリョとの対比がここで機能してくるので、キャスト表を頭に入れてから見るとより楽しめる。
読んで見たくなったら——『アサシンズプライド』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 師弟もの・保護者と被保護者の関係性が好きな人
- 閉じた世界の格差構造とか権力構造を丁寧に設計したファンタジーが好きな人
- 「才能ない主人公が努力で成長する」展開を素直に楽しめる人
- 森川智之・茅野愛衣・佐倉綾音・内田真礼・鈴木達央あたりの演技を追っているキャスト厨
合わない人
- ダーク設定の割に話が丸く収まりすぎると感じるタイプ(実際そういう作りではある)
- 1クールの尺で世界観を全部回収してほしい人(この作品は原作ありきで終わり方がそれなり)
- バトルの作画クオリティに強いこだわりがある人。見どころは別のところにある
- 「設定は面白いが本編がついてきていない」という評価に敏感な人には正直に言っておく。そういう部分もある
次に見るなら
暗殺者と保護対象という緊張関係が好きなら、ロード・エルメロイII世の事件簿は外せない。魔術師という閉じた上流社会の論理の中で、師匠と弟子の力関係と感情がねじれていく構造が近い。こちらはミステリ色が強め。
魔法の使えない者が格差社会の中でどう戦うかというテーマで見るなら、魔法科高校の劣等生も並べて見るといい。こちらは逆に「実は最強だった」という方向に振り切っているので、アサシンズプライドのメリダが持つ「本当に才能がない」という設定の重みがより際立つ。
鈴木達央演じるウィリアム・ジン目当てで見たなら、GANGSTA.も続けて見てほしい。声質の使い方が全然違って、同じ声優の引き出しの広さを確かめたくなる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『アサシンズプライド』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。主要な動画配信サービスで広く視聴できるため、すでに加入しているサービスがあればすぐに楽しめます。各サービスの無料トライアルを利用すれば、実質無料で全話視聴することも可能です。
