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双星の陰陽師
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 50話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Pierrot |
六郎は強力な祓い屋の修行者でしたが、悲劇的な事件で友人を失い、その職業を放棄しました。ある日、東から来た同年代の有名な祓い屋・雙紅と運命的な出会いをします。予言によると、六郎と雙紅は「双星の陰陽師」であり、結婚して子どもを持つ運命にあります。
作品概要・あらすじ
あらすじ
強力な祓い屋の才能を持ちながら、ある悲劇的な事件をきっかけにその道を捨てた少年・ろくろ。ある日、「最強の祓い屋」と名高い少女・べにお と運命的な出会いを果たす。二人は古の予言に記された「双星の陰陽師」――結ばれて「最強の陰陽師」である神子を産み出す宿命を持つ者たちだった。異界「マガノ」から押し寄せる邪悪な存在・ケガレに立ち向かいながら、反発し合う二人の間に絆が芽生えていく。
みどころ・魅力
① 反発から始まるバディの関係性
性格も戦闘スタイルも正反対の六郎と双紅が、衝突を繰り返しながら少しずつ心を通わせていく過程が本作の核心。「運命の番」という強制的な関係から自分たちの意志で向き合う姿に、視聴者が自然と感情移入できるドラマがある。
② 派手な除霊バトルとスピード感ある演出
マガノを舞台にした大規模な戦闘シーンは迫力満点。六郎の近接戦闘と双紅の高威力術式が組み合わさったコンビ戦は見応えがあり、成長とともに解禁されていく新たな技の演出がテンポよく描かれる。
③ コメディと王道少年漫画の絶妙なバランス
「結婚しろ」と周囲に押しつけられる二人のリアクションやズッコケ展開がコミカルに描かれる一方、仲間の死や過去のトラウマなどシリアスな展開も丁寧に織り込まれており、笑いと感動が交互にくるテンポが心地よい。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 田口智久 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 荒川稔久 |
| キャラクターデザイン | 貞方希久子 |
| 音楽 | 遠藤幹雄 |
| 美術監督 | 東潤一、前田有紀 |
| 音響監督 | 高桑一 |
| OP | lol「Valkyrie -戦乙女-」 |
| OP | 和楽器バンド「Re:Call」 |
| OP | イトヲカシ「Sync」 |
| OP | アイリス「カナデアイ」 |
| ED | 和楽器バンド「Valkyrie -戦乙女-」 |
| ED | 加治ひとみ「アイズ」 |
| ED | ガールフレンド「宿り星」 |
| ED | イトヲカシ「Hide&Seek」 |
| ED | ガールフレンド「15」 |
| ED | 和楽器バンド「蛍火」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「陰陽師もの」というだけで手を伸ばしたクチだった。2016年春、週刊少年ジャンプ連載のアニメ化ということで期待値はそこそこ高く、序盤はたしかにそれに応えてくれていた。主人公の六郎が抱えるトラウマと、強さへの屈折した向き合い方。雙紅の圧倒的な実力と、なぜか六郎を気にする視線。バディものとして見れば、出だしは悪くなかった。
ところが話数が進むにつれ、原作から離れたオリジナル展開が増えていく。「あれ、これどこ向かってるんだ」という感覚が積み重なり、最終的には迷走したまま着地した——というのが初見の正直な印象だった。2周目に入ったのはずっと後で、キャスト目当てで流し見したとき。そのときようやく、前半のドラマ部分だけを切り取って楽しむ見方を覚えた。
「なれ」と言われた相手を、自分の意志で選び直すまでの話
この作品の骨格は、ひとことで言えば「押し付けられた運命を、どう自分のものにするか」だと思っている。六郎と雙紅は出会った日に「双星の陰陽師」——つまり結婚して子をなす運命の番だと告げられる。当然、二人とも嫌がる。当たり前だ。初対面の相手に「あなたたちは結婚します」と言われて「そうですか」と受け入れる人間がいたら、それはそれで問題だろう。
作品が面白いのは、この拒絶を描くことに最初の数クールを使っている点だ。六郎には過去の事故への罪悪感がある。強さへの執着も、それを根っこに持つ。雙紅も表向きの明るさとは裏腹に、六郎との関係を素直に受け入れられない理由がある。二人はいつも少しずつすれ違いながら、それでも同じ場所に立っていく。
ここで重要なのは、「運命だから一緒にいる」という構造を作品が最終的には否定しようとしている点だ。少なくとも前半はそう読める。呪術的な使命ではなく、個人として相手を選ぶこと——その積み重ねが「双星」というラベルに中身を与えていく。花江夏樹が演じる六郎の、ぶっきらぼうな言葉の中に滲む迷いの表現がこの構造をよく支えていて、「お前のためとかじゃない」みたいなセリフを吐くときの微妙な間が好きだった。
ただ、アニオリ展開に入ってからはこのテーマが少し散漫になる。新キャラクターや設定が増えるにつれ、二人の関係の変化より「次の敵を倒す」ことに尺が割かれていく。中村悠一が演じる水度坂勘久郎のような、複雑な立ち位置のキャラクターがいるだけに、そちらの掘り下げが途中で失速するのも惜しかった。「もったいない」という感情は、期待値があったからこそだとは思うけれど。
特に刺さったシーン
六郎が自分の限界を超えようとして、それでも届かない——という序盤の展開が一番刺さった。強くなりたい理由が、純粋な向上心ではなく後悔と怒りと罪悪感の混合物で、そのねじれた動機が行動のひとつひとつに滲んでいる。花江夏樹の芝居がここで効いていて、声を荒げるシーンより、黙って立っているときの呼吸のほうが雄弁だった。
もうひとつは、下野紘演じる鸕宮天馬が六郎と対峙する場面。天馬というキャラクターは善悪で割り切れない位置に置かれていて、そこに下野紘の「笑顔の裏に刃がある」みたいな声質がはまっていた。「声優と夜あそび」でのあの脱力した雰囲気とは全然違う、緊張感のある芝居を聴くたびに「この人、本当にレンジが広いな」と思わされる。
読んで見たくなったら——『双星の陰陽師』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
合う人
- 少年漫画的な「強さへの渇望と挫折」のドラマが好きな人
- 花江夏樹・下野紘・中村悠一のファンで、キャスト目当てで見られる人
- 松岡禎丞が一作品で二役を演じ分けるのを聴いてみたい人
- 陰陽師・式神・穢れといった和風ファンタジーの設定が好きな人
- 50話超の長期シリーズを完走する体力がある人
合わない人
- 原作準拠を期待している人——中盤以降はオリジナル展開が主軸になる
- ロマンス要素が薄いラブコメを期待すると肩透かしを食らう
- 話数に対してカタルシスを求めると、消化不良で終わる可能性が高い
- 作画クオリティのムラが気になる視聴者
次に見るなら
呪術廻戦(2020年〜)——「呪い」を祓う側の人間が抱える葛藤と、仲間との関係性を描くという軸は双星と共鳴する。こちらは原作準拠の密度が高く、アニオリ迷走の心配が少ない分、ストーリーラインに乗りやすい。双星の前半部分のトーンが好きだったなら、こちらのほうが満足度は高いかもしれない。
ぬ〜べ〜(地獄先生ぬ〜べ〜)(1996年)——こちらは古い作品だが、「祓う力を宿した主人公が人間と霊の境界で戦う」という構造の元祖のひとつ。双星の設定的な先祖を辿りたいなら。鬼の手というガジェットの使い方や、守る対象との関係性に通じる部分がある。
青の祓魔師(2011年〜)——こちらも「生まれながらに背負わされた宿命をどう生きるか」を主軸に置く作品。双星と同じく長期シリーズで、オリジナル展開に揺れた歴史も持つ。シリーズ構成の違いを比べながら見ると、アニメ化の難しさが見えてきて別の面白さがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『双星の陰陽師』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。サブスクを契約済みであればすぐに全話視聴できる環境が整っています。まずは加入しているサービスから気軽に第1話を試してみてください。
よくある質問
まとめ
『双星の陰陽師』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。サブスクを契約済みであればすぐに全話視聴できる環境が整っています。まずは加入しているサービスから気軽に第1話を試してみてください。
