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私、能力は平均値でって言ったよね!
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | project No.9 |
10歳になったアデルは激しい頭痛に襲われ、日本人少女・栗原美里として過ごした前世の記憶を取り戻す。美里は少女を助けようとして死亡し、神に会った。そこで彼女は次の人生では平凡な能力を持ちたいという奇妙な願いをした。しかし願いはほぼ叶わず、彼女は再び特別な力を持つ人生を歩むことになる。
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
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| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
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作品概要・あらすじ
あらすじ
10歳の誕生日に前世の記憶を取り戻した少女アデル・フォン・アスカム。前世では「普通の人生を送りたい」という願いを神に告げたはずが、与えられた魔力は世界平均の6800倍。どこに行っても「普通」にはなれない宿命に翻弄されながらも、アデルは「マイル」と名を変え、冒険者を目指してレーデ・ハンター学校へと入学する。そこで出会った個性豊かな仲間たちと「赤き誓い」を結成し、笑いあり涙ありのハチャメチャな冒険を繰り広げていく。
みどころ・魅力
① 「平均値」を目指すのにどこまでも規格外なギャップコメディ
主人公マイルの言動と実態のズレが笑いの核心。「目立ちたくない」と言いながら毎回桁外れの実力を発揮してしまうノリツッコミの連続が絶妙で、異世界ファンタジーの王道展開をナノマシン解説でメタ的に崩すシーンもクセになる。シリアスになりそうで必ずギャグに着地するテンポの良さが心地よい。
② 個性が立ちすぎる「赤き誓い」の仲間たち
脳筋ながら仲間思いのレーナ、天然クールな弓使いポーリン、そして意外と腹黒い回復士マビスと、四人それぞれのキャラが立っていて掛け合いが楽しい。メンバー間の友情が丁寧に描かれており、コメディ回だけでなく感情の入るシーンもしっかり機能している。
③ 前世記憶×異世界転生の二重構造が生む切なさと笑い
現代日本の知識を持ち込んだギャグが多い一方、美里として生きた前世への想いが折に触れて顔をのぞかせる。笑いの中にほんのり漂うノスタルジーと孤独感が作品に深みを与えており、純粋なコメディ以上の余韻を残す。
キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 太田雅彦 |
|---|---|
| シリーズ構成 | あおしまたかし |
| 原作 | FUNA |
| 原案キャラデザ | 亜方逸樹 |
| キャラクターデザイン | 渡辺奏 |
| 音楽 | 三澤康広 |
| 美術監督 | 宮本実生、松宮正純 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| OP | Akaki Chikai「スマイルスキル=スキスキル!」 |
| ED | 和氣あず未「ゲンザイ↑バンザイ↑」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見て「またチート転生か」と思いながら1話を再生した。案の定チート転生だった。ただ、主人公アデルが「平均値にしてください」と神に頼んでいるのに、世界最強クラスの能力をぶんどって転生するというその滑り出しで、「あ、これは自覚犯だ」とわかった。
ナノという喋る魔法道具を演じる羽多野渉の声が序盤から存在感を発揮していて、そこで少し集中した。なんというか、真剣な声でおかしなことを言わせると面白さが倍増する。1周目はシリーズ全体をばーっと流した感じで見ていたが、2周目で和氣あず未がアデルの「建前と本音のズレ」をどう演じ分けているか気にしながら見たら、抑えめのリアクションが全部計算されていて、少し見直した。
「平均値」とは何か——神の計算ミスを笑い飛ばすセルフツッコミの構造
この作品の面白さの正体は、主人公が「平均値」を要求したのに全然平均値じゃない、というその一点に集約されている。そしてそれは単なるご都合主義の失敗ではなく、作品自体がそのズレを自覚的に笑いに変えているという点で、チート転生ものの中でかなり異質な立ち位置にある。
神が「世界の全生物の能力の平均値」で計算した結果、ドラゴンやら上位存在やらの化け物の数値が平均を押し上げて、人間基準では破格の能力になってしまう。これをアデル自身が「言ったのに」と繰り返すのが、作品の縦糸になっている。ここで普通のチート転生だと「でも仕方ないから活躍します」となる。この作品はそうじゃなくて、「仕方ないからひたすら隠します、ただし全然隠せていません」という方向に振れる。
その結果として生まれるのが、主人公が自分の強さを過小申告し続け、周囲が全員それに騙され、視聴者だけが「お前ら全員気づいてくれ」とヤキモキするというコメディの構図だ。徳井青空演じるレーナがその「全然気づかない側」の筆頭で、真剣な顔でアデルの能力を的外れに評価するたびに笑えた。
深読みするなら、「平均値でいい」という願いは前世・栗原美里の「目立ちたくない、普通でいたい」という切実な望みの裏返しだ。特別な能力があったから死んだのかもしれない、という記憶が薄く滲んでいて、コメディとして消費しながらもその底には「普通への執着」という重さが一応ある。ただ、この作品はそこをあまり掘り下げない。掘り下げないことを選んでいる。それが正解だったかどうかはわからないが、コメディとしての純度を保つための割り切りとして、一定の納得感はある。
安野希世乃演じるモニカが加わってパーティーが揃ってからのテンポは特に良く、4人の掛け合いが落ち着くと作品全体が安定した。仲間内の漫才的なやりとりに乗れるかどうかが、この作品を楽しめるかの分岐点になる。
特に刺さったシーン
序盤、アデルが魔法の威力を「加減します」と宣言してから撃つシーンで、それでも全員ドン引きするやつ。加減した結果がそれか、という落差がこの作品の笑いのテンプレートで、そのテンプレートが確立される瞬間として機能していた。和氣あず未の「えっ、おかしいな」みたいな困惑演技がここで初めて全開になって、1周目でここを過ぎたあたりからギアが入った。
もう一つは、パーティー全員がアデルの正体についてそれぞれ違う推理をしているのに誰も正解しないシーン。徳井青空のレーナが自信満々に外しに行くたびに、「いや違う違う」と一人でツッコんでいた。こういう「視聴者だけが全部知っている」形式のすれ違いコメディは、テンポが良い作品でないと機能しない。このアニメはテンポが良い。
読んで見たくなったら——『私、能力は平均値でって言ったよね!』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- チート転生もののお約束を知った上で、そのお約束を笑いに使っているのを楽しめる人
- テンション低めの主人公が延々と無自覚にやらかし続けるコメディが好きな人
- シリアスをほぼ排除した、軽くて明るい異世界ものが見たい気分のとき
- 女の子4人の仲良しパーティーものとして見られる人
合わない人
- 転生設定に必然性や重みを求める人。前世の記憶はほぼギャグの燃料として使われる
- チート主人公が本気を出す瞬間に爽快感を求める人。この作品の主人公は基本ずっと隠している
- 1クールで伏線が全部回収されるのを期待する人。原作ストックがあるため、終わり方はやや尻切れ
- 「ヴェリファイアス」みたいな造語や中二的な固有名詞が乱立するのが苦手な人
次に見るなら
この素晴らしい世界に祝福を!が好きなら間違いなく合う。チート主人公が全然チートっぽく振る舞わない、というかむしろトラブルを引き寄せるコメディとして設計されているところが近い。向こうはギャグの密度がさらに高く、テンポも速い。
転生ものでなく「強すぎる主人公がひたすら周囲にバレないようにしながら日常を送る」という構図で見るなら、魔法少女育成計画……は違うか。むしろ乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…の方が近い。転生した自覚がある主人公が未来を回避しようとして空回りするコメディ成分が重なる。
女の子たちのパーティーものとしての側面に引っかかったなら、スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってましたもある。のんびりした異世界生活と気づいたら周囲に仲間が集まっているという雰囲気は、この作品の後半に近い。
よくある質問
まとめ
「私、能力は平均値でって言ったよね!」は現在、ABEMAおよびdアニメストアで視聴できるほか、U-NEXTとDMM TVでも配信中です。複数のサービスで展開されているため、すでに契約しているサービスからすぐに視聴を始められます。まずは第1話の圧倒的な「平均値」ぶりを確認してみてください。
