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アイズピュア
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Arms |
瀬戸一貴は、学校で大人気になり独自のファンクラブまで持つようになったクラスメイトの吉月伊織に片思いしている。しかし彼は極度の恥ずかしがり屋で、伊織を見かけた初日から話しかけることすらできなかった。その奇跡が起こり、二人は新入生歓迎パーティーで一緒に作業することになる。やがて状況は好転しはじめるのだった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
瀬戸一貴は、学校中に知られる人気者・吉月伊織に密かに想いを寄せている。しかし極度の恥ずかしがり屋ゆえ、初日から一言も声をかけられずにいた。そんなある日、新入生歓迎パーティーの準備で、ふたりが同じ係に割り振られるという奇跡が舞い降りる。距離ゼロの共同作業を通じて、一貴の淡い恋心は少しずつ動き始める。みどころ・魅力
① 奥手な主人公がリアルに共感を呼ぶ
好きな子を目の前にすると言葉が出なくなる一貴の姿は、多くの視聴者が一度は経験したような初々しさそのもの。過剰なドラマ展開を排し、じれったくも愛おしいリアルな恋のもどかしさを丁寧に描いている点が本作の魅力のひとつです。② ラブコメとセクシーさが絶妙にブレンド
コメディ・ドラマ・ラブコメ・セクシーという複数ジャンルを2005年OVAならではの空気感で組み合わせており、笑える場面と甘い場面がテンポよく切り替わります。肩の力を抜いて楽しめる軽快な作風が心地よいです。③ パーティー共同作業という王道設定の妙
「偶然隣に配置される」という古典的なシチュエーションを使いながら、そこから生まれる自然な会話と距離の縮まり方が丁寧に描かれています。特別なイベントがなくても日常の小さな接点がふたりの関係を変えていく過程が見どころです。キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 神戸守 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 大石哲也 |
| キャラクターデザイン | りんしん |
| 音楽 | MOKA☆ |
| 音響監督 | 清水勝則 |
| OP | 瑞穂「二人のI’s~i will follow you~」 |
| ED | 瑞穂「Chiisana tsubasa~eyes for you~」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「アイズピュア」。タイトルだけ見たとき、正直、すべてを察した。2005年OVA、ジャンルにセクシーの文字、そして今日現在どのサブスクにも引っかからない配信状況。この種のOVAが辿る道というのは、だいたい決まっている。Amazonでポチってトレイに乗るまで存在を忘れる。
で、実際に見始めてちょっと驚いた。序盤、想い人の伊織に話しかけることすらできない主人公・瀬戸一貴の描かれ方が、意外と丁寧なのだ。極度の恥ずかしがり屋という設定を、ギャグにもせずドラマにも盛りすぎず、ちゃんと「いるよな、こういう人」という温度で出してくる。タイトルが示唆するものとは別のところで、初見の一貴に妙に感情移入してしまったのを覚えている。2回目に見たとき、新入生歓迎パーティーの導入部分がもう少し丁寧に構成されていることに気づいて、作り手がこのOVAに一定の誠実さを持って臨んでいたことを感じた。
「純粋」という言葉の、この上なく皮肉な使い方について
「アイズピュア」というタイトルは、たぶん本気でその言葉を選んでいる。それがこの作品の一番おもしろいところだと思っている。
一貴が伊織を見る目は、確かに「純粋」だ。クラスで一番人気があって、ファンクラブまである女の子に、何ひとつ打算なく恋をしている。話しかけることもできないまま遠くから見ている、あの不器用さは、嘘がない。新入生歓迎パーティーという偶然の接点で状況が動き始めるとき、その展開がありがちなご都合主義に見えないのは、一貴の「目」の純粋さをきちんと積み上げてあるからだと思う。
一方で、このOVAが「セクシー」というジャンルを持っていることも事実だ。その両方が同居している。矛盾しているようでいて、2005年前後のこの種の深夜・OVA系作品が探っていたのは、そこだったのかもしれない——恋愛的な純粋さと、性的な描写は、本当に相反するのか、という問い。答えを明確に出しているわけではないが、タイトルを「アイズピュア」と付けた選択の中に、その問いへの意識はあると読んでいる。
見る側が「どちらの目」でこのOVAを受け取るか。その判断を、この作品は観客に委ねている。いまとなっては配信もなく、DVDを手に入れた人だけが見られる状況というのが、またこの問いに奇妙な純度を与えている気がする。アクセスハードルが上がるほど、わざわざ手を伸ばした人間の「目」は問われる。
特に刺さったシーン
伊藤静が演じる伊織の、パーティーのシーンでの声が思いのほかよかった。伊藤静という人は、作品によってまったく違う表情を出せる声優で、「強くてちょっと怖い」役から「柔らかくて人を受け入れる」役まで振れ幅がある。アイズピュアの伊織は後者寄りで、クラスでの「人気者」という外側の描写と、一貴と話すときのトーンの落差が、ちゃんと機能している。
具体的には、パーティーで一緒に作業することになった序盤、伊織が一貴に初めてふつうに話しかけるくだり——あそこで伊藤静が声のテンションを少し落として、「人気者の声」から「素の声」に切り替える瞬間がある。見ている側が一貴と同じ速度で「あ、この人は案外フラットに接してくれる人なんだ」と気づく。声の演技でキャラクターの内側を開くタイプの仕事で、2005年当時の作品としてもしっかり機能していると思った。
後藤邑子の森崎祐加は、ちょっと動かし方が惜しい気がした。あのくらいの声質のキャラクターにもっと場面を与えてほしかった、という欲が残る。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代前半のOVA文化に愛着がある人
- 伊藤静のキャリアを追っていて、初期の仕事も掘りたい人
- 「純粋な片思い」と「セクシー」が同居する2005年当時のフォーマット自体に興味がある人
- 配信にないものをわざわざ取り寄せる行動自体が楽しい人
合わない人
- 今どきの作画・演出クオリティを期待して見る人
- ストーリーの起伏や明確な結末を求める人
- 「なぜ配信がないのか」を理解した上でも引っかかりを覚える人
- そもそも2005年のOVAというフォーマットの質感が合わない人
次に見るなら
ラブ・ドール(OVA)——2000年代中盤に同じ路線で作られたOVA群の中でも、ラブコメとセクシー要素のバランスが似た温度感。男主人公の不器用な恋愛描写が好きなら参照点になる。
きみのぞ(君が望む永遠)——シリアス方向に振れるが、「片思いが偶然の接点で動き始める」という構造の本格版として。アイズピュアの一貴的な感情移入の延長線で見ると、その落差が効いてくる。
OVAシリーズ全般(2004〜2006年帯)——この時期のOVAは、配信に乗らないものが多い。ガンパレード・マーチのように地味に良質なものもある。アイズピュアを入口に、この時代のOVA文化ごと掘ってみると発見がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では本作の配信サービスは確認されていません。視聴にはパッケージソフト(DVD等)の入手が必要です。OVA作品ということもあり、中古市場やネットオークションでの入手が現実的な選択肢になります。