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2024

じいさんばあさん若返る
★ 3.5 / 5.0コメディファンタジーラブコメ日常系
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 11話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Gekkou |
青森県の農村で暮らす老夫婦・庄三と稲は、りんご畑で見つけた不思議なりんごを食べると、突然若返る。しかし若返った後も、二人は変わらず祖父母のようなゆっくりとしたペースで生活を続けるという物語。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
青森県の農村で静かに暮らす老夫婦・庄三と稲。長年連れ添った二人はある日、自宅のりんご畑で見つけた不思議なりんごを口にしたことをきっかけに、突然若々しい姿へと若返ってしまいます。見た目は二十代の若者そのものになっても、中身は穏やかでマイペースな老夫婦のまま。畑仕事や近所付き合い、ささやかな食卓を囲む日々を、二人は変わらぬゆったりとしたペースで続けていきます。若返った身体と老成した心が生み出す、ほのぼのとしたすれ違いと、変わらない夫婦の絆を温かく描く日常コメディです。みどころ・魅力
① 見た目は若者、中身は老夫婦というギャップ
最大の魅力は、外見だけ若返って中身は祖父母のままという絶妙なズレです。若い肉体で縁側でお茶をすすり、孫を心配するような会話を交わす二人の姿は、見ているだけで頬がゆるみます。年齢を重ねた者ならではの落ち着きと、若い見た目のミスマッチが生む独特の可笑しさが詰まっています。② 庄三と稲の揺るがない夫婦愛
本作の芯にあるのは、何十年も寄り添ってきた庄三と稲の深い絆です。若返ってもお互いを思いやり、当たり前のように支え合う二人の関係性が温かく描かれます。派手な事件は起きませんが、長い時間を共にした夫婦だからこそにじみ出る信頼と愛情が、静かに胸を打ちます。③ 青森の田舎を舞台にしたのどかな日常
りんご畑が広がる青森の農村という舞台設定も大きな見どころです。四季の移ろいや田舎ののんびりとした空気感が丁寧に描かれ、慌ただしい毎日を忘れてゆっくり癒やされたい人にぴったり。素朴であたたかな世界観が、物語全体を優しく包み込んでいます。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 西田正義 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 菅原雪絵 |
| キャラクターデザイン | 高橋渚 |
| 音楽 | 長谷川智樹 |
| 美術監督 | 石田知佳 |
| 音響監督 | 阿部信行 |
| OP | コレサワ「君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん」 |
| ED | 三木眞一郎「添い遂げYO-YO!!」 |
| ED | 能登麻美子「君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「若返ったジジイとババアがイチャつくだけの話だろ」と高をくくって再生した。青森のりんご畑、得体の知れないりんご、かじったら二十代——あらすじだけ並べると出オチ一歩手前で、正直そんなに期待していなかった。ところが正蔵とイネが若い体に戻っても、やることが縁側でお茶をすするテンポのまま一ミリも変わらない。その肩透かしに、気づけば妙にやられていた。2回目に見返すと、若返ったのは見た目だけで中身は完全にじいさんばあさん、というズレこそがこの作品の体温なんだとわかる。事件らしい事件は起きない。なのに目が離せなかった。若い体を取り戻しても、生き方までは若返らない——という発見
若返りものというのは、たいてい「人生をやり直す」装置として使われる。second chanceで恋をし直す、勝てなかった勝負に勝つ、間違えた選択をなかったことにする。願望充足の王道だ。でもこの作品は、その王道を最初の数分でそっと脇に置く。正蔵とイネは二十代の体を手に入れておきながら、ヤンチャに走るでもなく、昔の夢を追い直すでもなく、ただ今まで通り畑を見て、飯を食い、早寝する。せっかく若返ったのに、生活のペースが完全に老夫婦のままなのだ。ここが効いている。長い時間をかけて二人が積み上げてきたのは、若さでも体力でもなく「一緒に過ごすリズム」だったという話に、いつのまにかなっている。体は取り返せても、染みついた生き方は取り返す必要すらない——むしろそれこそが二人の財産だ、と作品は言外に言ってくる。だから若い姿でやる何気ない家事の一つひとつが、妙にあたたかい。新婚のときめきではなく、五十年ぶんの「言わなくても伝わる」が、若い体を借りて画面に立ち上がってくる感じがする。
三木眞一郎と能登麻美子が、この一番むずかしいところを声だけで成立させているのも大きい。見た目は若いのに、声の置き方、間の取り方、相手への返事の遅さに、どうしようもなく「年季」がにじむ。若い体に老いた所作、という矛盾を、二人の演技が嘘なく繋いでいる。若返りを派手な道具にせず、長く連れ添うことの正体をあぶり出すために使った——そこにこの作品の発想の良さが全部ある。
特に刺さったシーン
刺さったのは、若返った二人が外で他人から「お似合いの若夫婦」として扱われてしまう類いの場面だ。本人たちにその自覚がまるでなく、当たり前の顔で老夫婦のやり取りを続けるから、周囲とのズレがじわじわ可笑しい。とりわけ、ちょっとした買い物や近所付き合いのなかで、若い見た目と中身の老成がぶつかる瞬間。能登麻美子のイネが、照れも気負いもなく「あんた」と正蔵に声をかけるトーンに、思わず画面の前で笑ってしまった。若い女の子の声で、完全におばあちゃんの呼吸をしている。家族側の反応もいい。息子の義明を演じる興津和幸の、戸惑いと諦めが半分ずつ混ざった声、詩織役の東山奈央の素直なリアクション、五十嵐兵助役てらそままさきの飄々とした受け流し。若返りという非常識を、周りの人間がいちいち大騒ぎせず「まあこの人たちなら」と飲み込んでいく空気が、この作品の優しさそのものだった。派手な見せ場じゃない。でもこういう細かい温度を積み上げてくるアニメに、自分はめっぽう弱い。
読んで見たくなったら——『じいさんばあさん若返る』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 事件が起きないアニメをむしろ落ち着いて見られる人
- 長く連れ添った夫婦の、言葉にならない距離感が好きな人
- 若返りという発想を、派手にではなく丁寧に転がす作りを面白がれる人
- 声優の「間」や呼吸で芝居を味わうのが好きな人
合わない人
- 毎話はっきりした起承転結や強い刺激がほしい人
- 若返りものに逆転劇やドラマチックな展開を期待している人
- ゆっくりしたテンポを退屈と感じてしまう人
次に見るなら
田舎の遅い時間と、何も起きないことの心地よさが好きならばらかもん。都会から離れた島で、人との距離が少しずつほどけていく感触がよく似ている。とにかく日常の温度だけで満たされたいならのんのんびより。事件のなさを退屈ではなく贅沢に変えてくる作りは、この作品とまっすぐ地続きだ。
静かな時間の流れと、人と人のあたたかい繋がりに弱いなら夏目友人帳。にぎやかさで押さない、余白で語るタイプの優しさが好きな人にこそ届くはず。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『じいさんばあさん若返る』は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Netflix、Huluの6つのサービスで配信されており、主要な動画配信サービスを幅広くカバーしています。アニメ専門のdアニメストアやABEMAはもちろん、NetflixやHuluといった総合系サービスでも視聴できるため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめる可能性が高いです。ご自身が使っているサービスに合わせて、視聴環境を選んでみてください。
