剣風伝奇ベルセルク

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1997剣風伝奇ベルセルク

剣風伝奇ベルセルク

★ 4.2 / 5.0アクション冒険ドラマファンタジーホラー超自然
放送年1997年
フォーマットTVアニメ
話数25話
原作漫画
制作OLM

中世ヨーロッパに似た時代を舞台にした『ベルセルク』は、城塞都市ミッドランドを舞台にした復讐の物語です。最近、邪悪な王が悪魔の手下を使って民を支配・虐げています。しかし、黒い剣士と名乗る孤独な兵士が町に現れ、武装すると、王の支配が終わりに向かっていることを多くの者が感じ始めます。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

中世ヨーロッパ風の戦乱の世界を舞台に、幼少期から傭兵として戦い続けてきた剣士・ガッツの数奇な運命を描く。単身流浪していたガッツは、天才的なカリスマを持つグリフィス率いる傭兵団「鷹の団」に加わり、ともに戦場を駆け抜けていく。野望と友情、そして裏切りが交錯する壮絶な運命の中で、二人の男の絆と対立が深まっていく。

みどころ・魅力

① 圧倒的な重量感を持つ剣戟アクション

主人公ガッツが振るう巨大な大剣「ドラゴン殺し」の前身となる重剣による戦闘シーンは、質量と痛みを感じさせるリアルな描写が特徴。1対多の乱戦や肉弾戦が多く、スタイリッシュさよりも泥臭い生存の凄みが前面に押し出されている。

② グリフィスとガッツ——対照的な二人の男の物語

野心に燃える美貌の天才グリフィスと、本能のまま剣を振るうガッツ。二人の関係は単なる主従・友情を超え、互いに引き寄せられながらもすれ違う複雑な感情のドラマとして丁寧に描かれる。キャラクターの深みが作品の核心をなしている。

③ ダークファンタジーの名作原作を忠実に映像化

三浦建太郎による原作漫画の「黄金時代篇」を中心にアニメ化。音楽は平沢進が担当し、独特の音世界が退廃的な世界観を強調する。残酷な運命へと向かう重厚なストーリーラインは、多くの視聴者に強烈な印象を残してきた。

キャスト・声優一覧

グリフィス
グリフィス
メイン
›
森川智之
ガッツ
ガッツ
メイン
›
神奈延年
キャスカ
キャスカ
メイン
›
宮村優子
ボスコーン
ボスコーン
サブ
›
沢木郁也
アドン コボルイッツ
アドン コボルイッツ
サブ
›
玄田哲章
ゲノン
ゲノン
サブ
›
正司 大木
ジュドー
ジュドー
サブ
›
石田彰
バズーソ
バズーソ
サブ
›
沢木郁也
ユービック
ユービック
サブ
›
茶風林
茶風林
ガンビーノ
ガンビーノ
サブ
›
若本規夫
シャルロット・ベアトリックス・マリー・ルホディ・ウインダム
シャルロット・ベアトリックス・マリー・ルホディ・ウインダム
サブ
›
白鳥由里
ミッドランドの王
ミッドランドの王
サブ
›
大木民夫

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スタッフ

監督高橋ナオヒト
キャラクターデザイン松原徳弘
音楽平沢進
美術監督小林七郎
音響監督加藤敏
OPペンパルス「Tell Me Why」
EDシルバー・フィンズ「Waiting So Long」

関連作品

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——「通ってない」を認めながら見始めた話

ベルセルクは長いこと「通ってない」側の人間だった。名前は知っている、原作は伝説扱い、終盤の展開がとんでもないことも知っている——そういう「知識だけあるアニメ」の筆頭みたいな作品で、なんとなく手を出せないままここまで来てしまっていた。

見始めたきっかけは単純で、dアニメでたまたまサムネイルが目に入ったから。97年のアニメって画面どんな感じだっけと思って1話だけ確認しようとしたら、止まらなかった。

最初に驚いたのは画面の重さ、というか「暗さ」じゃなくて「重力」みたいなもの。キャラクターの動きにも、台詞の間にも、どこか現代のアニメにない物理的なずしっとした感触がある。2回目以降で気づいたのは、それがガッツ役・神奈延年の声の置き方から来ていること。台詞の終わりが軽くならない。どこまでいっても地に足がついたまま喋る声で、それがガッツというキャラクターの根っこを全部支えていた。

夢を持つ人間の隣にいることの、どうしようもない切なさ

この作品を「残酷なファンタジー」と呼ぶのは正しいけど、半分しか言えていない気がする。剣風伝奇ベルセルクが本当に描いているのは、「夢に憑かれた人間の輝きと、その隣に立つことの意味」じゃないかと思う。

グリフィスというキャラクターを見ていると、彼が純粋に眩しい。王になるという夢を一ミリも疑わず、それに向かって進み続ける姿には、嫌悪よりも先に羨望が来る。現実を生きていると、夢をあそこまで本気で信じている人間を見ると、まず疑ってしまう側になっているから。森川智之の声が、グリフィスの「純粋さ」と「怖さ」を同じ温度で出しているのが絶妙で、彼が喋るたびに「この人は正しいのか間違っているのかどっちだ」という居心地の悪さが続く。

ガッツはその逆で、夢がない。少なくとも序盤は。ただ強くなることで生き延びてきた人間で、グリフィスの「目的のある生き方」に引きずられるように鷹の団に入っていく。そのガッツが「自分の夢を持ちたい」と気づいていく過程が、この作品の縦軸だと思う。

若本規夫が演じるガンビーノの短いシーンが、ガッツという人間の原点を数分で全部説明していて、あの掴みは本当に上手い。声に「親として失格な男の弱さ」みたいなものが滲んでいて、怒りと哀れみを同時に感じさせる。

鷹の団の仲間たちの描き方も地味に丁寧で、石田彰のジュドーが場面ごとに微妙に声の質を変えているのが2周目でよく分かる。明るい場面では軽くて、核心に触れる瞬間だけ少し低くなる。こういう芝居の精度が積み重なって、終盤の展開の破壊力が生まれている。

「単なる剣と魔法のファンタジー」では全くなく、夢に殉じる人間と、夢を持てないまま生きる人間の、どちらにも肩入れできない話だと思う。だから見終わった後の感触が、スッキリより「ずっと残る」になる。

特に刺さったシーン

序盤の戦場シーンで、ガッツが圧倒的な力で敵を薙ぎ倒していく場面が最初に「あ、これは本物だ」と思った瞬間。神奈延年の声が台詞を言っていないときでも画面に存在している感じで、呼吸と動きが一致しているというか、声優の芝居がアクションと切り離されていない。

それ以上に刺さったのは、グリフィスとガッツの関係が変質し始める中盤の静かなやり取り。剣を交える場面でも、言葉を交わす場面でも、森川智之と神奈延年の声がぶつかるたびに「この二人の間にある何か」が少しずつ形を変えていくのが分かる。何が起きているかより、何が失われつつあるかの方が見えてくる、みたいな芝居の積み重ね方だった。

玄田哲章のアドンが登場する場面は、ある意味で箸休めなんだけど、あの存在感の置き方が「この世界には悪意も間抜けもちゃんと混在している」という質感を作っていて、作品全体のリアリティを底上げしていた。脇役一人の声の置き方でこれだけ空気が変わるか、という発見があった。

読んで見たくなったら——『剣風伝奇ベルセルク』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「夢と裏切り」をテーマにした骨太なドラマが好きな人
  • 90年代アニメの「絵の重さ」が苦にならない人
  • 原作を読んでいて、アニメ版でも鷹の団の時代を追体験したい人
  • グリフィスというキャラクターに興味がある人(声でも映像でも確認したい人)
  • 声優の芝居を真剣に聞く習慣がある人

合わない人

  • 残酷描写・性的描写に敏感な人(かなりある)
  • スッキリした結末・カタルシスを期待している人(終わり方は有名なので覚悟が必要)
  • 最近のアニメの作画クオリティに慣れすぎていて、97年の映像に入れない人
  • 週1話ペースのゆっくりした展開が苦手な人(序盤は特に静かに進む)

次に見るなら

ベルセルク(2016年)——剣風伝奇ベルセルクの続きにあたるアーク。CGアニメへの賛否はあるが、その先が気になった人は素直に続けた方がいい。「鷹の団の後」を映像で確認したいなら選択肢になる。

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST——「夢・野心・代償」というテーマの近さがある。世界観の作り込みや、師弟・仲間の関係が変質していく描き方に共通するものがある。ベルセルクほどの重さではないが、ドラマの密度は近い。

劇場版 ベルセルク 黄金時代篇(三部作)——同じ黄金時代を劇場版で再解釈した作品。TVシリーズを見た後で比較すると、同じ原作でも演出・解釈の違いが面白い。神奈延年→岩永哲哉への声の交代も含めて、キャラクター解釈の違いが明確に出る。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『剣風伝奇ベルセルク』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。サブスクリプションを利用していれば追加料金なしで全話視聴できる環境が整っており、ダークファンタジーの名作を手軽に楽しむことができます。まずは加入中のサービスから視聴してみてください。

よくある質問

Q. 『剣風伝奇ベルセルク』はどこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。各サービスの月額プランに加入していれば、追加料金なしで全話視聴できます。
Q. 原作漫画のどの部分がアニメ化されていますか?
A. 主に原作の「黄金時代篇」にあたるエピソードが映像化されています。ガッツが鷹の団に加わってからの物語が中心で、原作ファンからも高い評価を受けています。
Q. グロテスクな描写はどの程度ありますか?
A. 戦闘シーンを中心に流血・暴力描写が含まれます。成人向けのダークファンタジー作品であるため、刺激的な表現が苦手な方は注意して視聴してください。
Q. 1997年版アニメと後に制作された劇場版・新アニメとの違いは?
A. 1997年版はTV向けに制作されたセル画アニメで、独自の演出と平沢進の音楽が特徴です。劇場版三部作(2012〜13年)や2016〜17年版とは映像スタイルや演出が大きく異なります。

まとめ

『剣風伝奇ベルセルク』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。サブスクリプションを利用していれば追加料金なしで全話視聴できる環境が整っており、ダークファンタジーの名作を手軽に楽しむことができます。まずは加入中のサービスから視聴してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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