機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星

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2019機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星

★ 4.0 / 5.0アクションメカSF
放送年2019年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作漫画

ザビ家に支配されたジオンで、指導者ザビ家の父ジオン・ズム・デイクンの急死をきっかけに、兄妹の運命が変わる。赤彗星の異名で知られることになるシャア・アズナブルと妹サイラ・マスの兄妹の旅路が、4話の「シャア・サイラ年代記」で描かれる。ザビ家によって支配されたジオンの中での、彼らの苦難の運命が明かされていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ジオン公国の創設者ジオン・ズム・デイクンが急死し、その後継をめぐりザビ家が権力を掌握する。デイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアの兄妹は命を狙われ、それぞれ別の道を歩むことを余儀なくされた。やがてキャスバルは「シャア・アズナブル」という偽名をまとい、復讐と野望を胸に士官学校へと進む。一年戦争を彩った赤い彗星の誕生を、4話に渡って描く前日譚。

みどころ・魅力

① シャア・アズナブル誕生の秘密が明かされる

なぜキャスバルがシャアという偽名を使い、仮面をつけるに至ったのか。一年戦争ファンが長年抱いてきた疑問に、本作が初めて映像で正面から答える。既にシャアを知っているファンほど、その変遷を追う緊張感は格別だ。

② 劇場版「THE ORIGIN」から続く圧倒的な作画クオリティ

安彦良和の原作コミックを忠実に映像化した本シリーズは、キャラクターの表情や衣装の質感など細部まで丁寧に描き込まれている。モビルスーツ戦こそ少ないが、人間ドラマと政治劇を支える映像美は見応え十分。

③ ザビ家による権力掌握という政治劇の緊迫感

宇宙世紀という時代がいかにして戦争へと向かったのか、その構造的背景が描かれる。デイクンの理想を踏みにじるザビ家の謀略と、翻弄される人々の姿は、一年戦争を知ったうえで観ると重みが増す。

キャスト・声優一覧

シャア・アズナブル
シャア・アズナブル
メイン
田中真弓
セイラ・マス
セイラ・マス
メイン
潘めぐみ
デギン・ソド・ザビ
デギン・ソド・ザビ
サブ
浦山迅
アムロ・レイ
アムロ・レイ
サブ
古谷徹
キシリア・ザビ
キシリア・ザビ
サブ
渡辺明乃
ランバ・ラル
ランバ・ラル
サブ
喜山茂雄
クラウレ・ハモン
クラウレ・ハモン
サブ
沢城みゆき
アストライア・トア・ダイクン
アストライア・トア・ダイクン
サブ
恒松あゆみ
ララァ・スン
ララァ・スン
サブ
早見沙織
ドズル・ザビ
ドズル・ザビ
サブ
三宅健太
ギレン・ザビ
ギレン・ザビ
サブ
銀河万丈
ジオン・ズム・ダイクン
ジオン・ズム・ダイクン
サブ
津田英三

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スタッフ

監督今西隆志
キャラクターデザイン安彦良和、ことぶきつかさ
音楽服部隆之
美術監督池田繁美、丸山由紀子
音響監督藤野貞義
OPルナシー「宇宙の詩 〜Higher and Higher〜; Space Song: Higher and Higher」
OPルナシー「悲壮美; Tragic Beauty」
OPルナシー「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~; Beyond the Time: Beyond the Möbius Universe」
EDSUGIZO feat. GLIM SPANKY「めぐりあい; Encounter」
EDSUGIZO feat. コマイ「水の星へ愛をこめて; From the Aqueous Star with Love」
EDSUGIZO feat. miwa「A Red Ray」
EDSUGIZO feat. アイナ・ジ・エンド「光の涯」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ガンダムという作品群に対して、正直かなり長い間「面白そうだけど今から入るの大変そう」という感情を持ち続けていた。1979年の宇宙世紀から積み上がった何十年分のコンテキストが、なんとなく壁に見えていたのだ。 そういう人間に「ORIGINは入口として優秀」という話は何度も聞いていた。で、実際に見てみると——確かにそうだった。シャア・アズナブルという人物が何者で、なぜあんな人間になったかを、前提知識ゼロで追えるようになっている。「ガンダムを知らなくてもシャアの話として見られる」という構造が最初から丁寧に作られている。 2周目で気づいたのは、各キャラクターの登場の仕方が全部「後の運命」を踏まえた上で設計されているということ。1回見終わってから戻ると、同じシーンの密度が別物になる。

名前を捨てた男が、捨てきれなかったもの

この作品の核心は「復讐を選んだ人間のコスト」だと思う。 カスバル・レム・ダイクン——後のシャア・アズナブルは、父ジオン・ズム・ダイクンの急死と、ザビ家による権力奪取という政治的嵐の中で、自分の名前と出自を捨てることで生き延びた。それは生存戦略であり、同時に人生の設計図でもあった。「いつかザビ家に復讐する」という目的のために、自分がカスバルであるという事実を内側に深く隠して生きていく。 表面上は完璧に機能しているように見える。シャア・アズナブルとして才能を発揮し、「赤い彗星」の異名を得ていく。けれど作品を追うにつれて、名前を捨てることで何を失ったかが少しずつ見えてくる。 特に妹のサイラ——のちにセイラ・マスとなる彼女との関係が重要で、潘めぐみのセイラは「守られる妹」という役割を拒絶するような芯の強さで演じられている。ここが面白くて、兄が名前を捨てて「装置」になっていく一方で、妹はその逆のベクトルで自分を取り戻そうとしている。この対比が作品の通奏低音になっている。 ザビ家の面々もただの悪役ではない。三宅健太が演じるドズル・ザビには、粗暴な外見と裏腹に「軍人としての誠実さ」みたいなものがあって、渡辺明乃のキシリア・ザビとの対比が生む家族内の権力構造もリアルだ。「権力の中にいる人間の複雑さ」を、キャストが声でしっかり立体化している。 「復讐を目的に生きる人間の話」は無数にある。この作品が違うのは、その復讐がどれほどコストのかかる生き方かを、感情的な説明に頼らず構造として見せようとしているところだと思う。4話というコンパクトな尺の中に、その設計が詰まっている。

特に刺さったシーン

兄妹が別々の道を歩むことになる序盤の展開は、何度見ても引っかかる。子供のカスバルとアルテイシアが「一緒にいられる」状況から切り離されていく過程の、あの無言の重さ。大げさな演出をしない分、後から効いてくる。 声優の話をすると、早見沙織が演じるララァ・スンが登場する場面の「静けさ」が印象的だった。出番はそれほど多くないが、後の宇宙世紀でシャアにとってどういう存在になるかを知った上で見ると、あの演技の選択の意味がまったく変わってくる。感情を全部出さないタイプの演技がここでも機能していて、「この人の登場が何かを変える」という空気が短い出番に詰まっている。 沢城みゆきのクラウレ・ハモンも、数少ない登場の中で「この人は何かを知っている」という空気を的確に作っていた。キャラクターの複雑な立ち位置を、声のトーンひとつで表現できる人だなと改めて思う。これだけのキャストがそれぞれ短い出番で確実に仕事をしているのは、作品全体のトーンを引き締めている。

読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ガンダムに興味はあったが「どこから入ればいいかわからない」という人
  • 主人公ではなく「敵役」ポジションのキャラクターの掘り下げが好きな人
  • 政治的な権力争いや家族内の権力構造を描いた作品に惹かれる人
  • 4話完結のコンパクトな尺で試し見したい人
  • 声優の演技をじっくり聴きながら見るタイプの人

合わない人

  • ガンダムといえばロボット戦闘を期待している人(この作品はそこが主軸ではない)
  • わかりやすいヒーロー/悪役構図を好む人
  • 宇宙世紀の歴史・固有名詞についていくのが面倒に感じる人
  • 続編や前日譚という立ち位置の作品を単体で見ることに抵抗がある人

次に見るなら

コードギアス 反逆のルルーシュ——仮面をつけた復讐者が「名前と素顔の間」で揺れる構造が似ている。権力に対する個人の反逆という点でも近く、政治的謀略の密度も高い。シャアの話として『THE ORIGIN』を面白く感じた人には刺さりやすいと思う。 銀河英雄伝説(2018年版)——宇宙を舞台にした政治劇という点ではもっとも近い体験ができる。善悪で割り切れない権力者たちの描写や、「歴史の流れの中の個人」という視点が共通している。まず見たことない人には2018年版が入りやすい。 機動戦士ガンダム(1979年・TVシリーズ)——THE ORIGINを気に入ったなら、「シャアが敵として現れる側」の物語も見てほしい。キャラクターの立ち位置が逆転する面白さは、オリジン入門組にとって特に効く。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』は、dアニメストアおよびNetflixで視聴できます。一年戦争のファンはもちろん、ガンダムシリーズを初めて観る方にとっても、シャアという人物の背景を知る入口として最適な作品です。ぜひ手軽に配信でお楽しみください。

よくある質問

Q. 劇場版「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」と内容が重複していますか?
A. 本作はTV版として再編集・一部追加された別バージョンです。シャアとサイラの幼少期〜士官学校時代を扱う「前夜」エピソードが中心で、劇場版のI〜IV章とは内容が異なります。
Q. ガンダム初心者でも楽しめますか?
A. 前知識がなくても楽しめる構成ですが、一年戦争(初代ガンダム)をある程度知っているとシャアの立場や意図がより深く理解でき、作品の面白さが増します。
Q. 全何話ですか?
A. 全4話構成です。各話が30分前後にまとまっており、一気見しやすい作品です。劇場版THE ORIGIN(I〜VI章)と合わせて観るとシャアの一生がより完全に把握できます。
Q. 視聴する順番はありますか?
A. 本作単体でも成立しますが、時系列的には初代ガンダム(一年戦争)の前日譚です。「本作→初代ガンダム」の順で観ると物語を自然な流れで追いやすくなります。

まとめ

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』は、dアニメストアおよびNetflixで視聴できます。一年戦争のファンはもちろん、ガンダムシリーズを初めて観る方にとっても、シャアという人物の背景を知る入口として最適な作品です。ぜひ手軽に配信でお楽しみください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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