機動戦士SDガンダム Mk-V

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1990機動戦士SDガンダム Mk-V

機動戦士SDガンダム Mk-V

★ 2.5 / 5.0コメディメカSF
放送年1990年
フォーマットOVA
話数3話
制作Sunrise

第2話「物ノ怪章」では、ムシャガンダムがジャブロー町に出現する幽霊の謎を解き明かそうとする。大将軍もそこに宝を持っている。第3話は3部構成(第3〜5話と解釈可能)で「ガンダム創世記」と題され、ハに基づいた設計の小さく可変形のガンダムとザクの種族を中心に展開する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

1990年に発売されたOVA作品。第2話「物ノ怪章」では、ムシャガンダムがジャブロー町に出現する怪奇現象の真相を追う。大将軍が隠した宝をめぐるひと騒動も絡み合い、コミカルな展開が繰り広げられる。第3話「ガンダム創世記」は3部構成の連作で、小型・可変形のガンダムとザクの種族が生まれた”起源”を描く独自の神話的世界観が展開される。SDキャラならではのデフォルメとユーモアが全編を通じて貫かれている。

みどころ・魅力

① ムシャガンダムが主役のオカルト時代劇風エピソード

第2話は武者ガンダムシリーズらしい和風の世界観をベースに、幽霊騒動というコミカルなホラー要素が加わった異色の一本。ジャブロー町を舞台にしたユニークな設定と、大将軍の宝をめぐるドタバタ劇が楽しめる。

② SDガンダム独自の”創世神話”を描く意欲作

第3話「ガンダム創世記」はガンダムとザクの種族起源をSDワールドの文法で描いたオリジナルストーリー。既存のガンダム設定とは別軸の神話的世界観が展開され、シリーズファンには新鮮な視点で楽しめる内容となっている。

③ 1990年代SDアニメのノスタルジックな作画とギャグ

平成初期のSDガンダムアニメ特有の丸みのある作画と、テンポよく差し込まれるギャグ演出が懐かしさを誘う。子ども向けながらシリーズ愛好者にも刺さるネタが随所に盛り込まれており、当時を知るファンにも再視聴の価値がある。

キャスト・声優一覧

はにわガンダム
はにわガンダム
メイン

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スタッフ

音響監督千葉耕市

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

SDガンダムのOVAシリーズ、何本あるか正直わからない。わかる人間がいたらその人はかなりの廃人だと思う。武者ガンダムだけでも何派生あるんだという話で、Mk-Vに手を出したのも半分は「どうせ見ないと全体図が見えないだろう」という義務感だった。

ところが見始めて20分もしたら、そういう気負いはどこかに消えていた。1990年のOVAにしか出せない空気感というのがあって、CGも薄いリアリティも要求しない、キャラクターが動いて喋ってギャグをやる、それだけで成立している。2回目に見たとき気づいたのは、このシリーズが「ガンダムの知識がなくても楽しめる」ように作られているわりに、知っているとニヤつけるポイントが随所に仕込まれているということだった。

「本家」を解体して遊ぶ、ガンダムというジャンルの自家中毒

SDガンダムというコンテンツの本質は、パロディではなく「解体」だと思っている。機動戦士ガンダムが背負っている重力——戦争、死、理念の対立——をひとつ残らずそぎ落として、残ったキャラクターのシルエットだけで別の物語を走らせる実験だ。

Mk-Vはその中でも特に「やりたい放題やっている」印象が強い。第2話「物ノ怪章」では、武者ガンダムが幽霊騒動に首を突っ込む怪談仕立てになる。ジャブロー(本来はジオンとの決戦地)が「町」として機能していて、そこに宝があるという設定は、原典の悲壮感を完全に反転させた笑いになっている。シリアスな文脈を知っていれば知っているほど笑える、という構造がある。

第3話以降の「ガンダム創世記」は更に踏み込んで、ガンダムとザクの「種族の起源神話」を語る。小型で変形できる両種族が、どういう経緯で今の形になったかというお話なのだが、これはもはや本家ガンダムの神話的な裏書きをコメディで再構築しようとしているとしか思えない。1990年当時の視聴者が何を見てどう笑ったかを想像すると、単純にうらやましいとも感じる。

このシリーズが描こうとしているのは「キャラクターの強さ」だ。どんな設定で包んでも、武者ガンダムや大将軍として形が決まっているキャラクターは、それだけで画面を持つ。設定の強度がキャラクターを支えているのではなく、キャラクターが設定を引き受けている——その構図を90年代の子どもたちは直感で理解していたはずで、SDガンダムが長く続いたのはそのせいだと思う。

特に刺さったシーン

「物ノ怪章」で武者ガンダムが幽霊の正体に近づいていくくだり、声の演技がいい意味で力が抜けていて好きだ。真剣に調べているのか半信半疑なのかわからない温度感で進んでいくのだが、そこに大将軍の「宝がある」という別の動機が絡んでくる場面で、思わず笑ってしまった。それぞれが別のことを考えて動いているのにちゃんと話が転がっていく脚本の組み方が、見ていて気持ちいい。

「ガンダム創世記」のパートは、変形できる小型ガンダムとザクの掛け合いが軽快で、テンポが良い。2回見ると、どちらの種族も「自分たちが正しい形をしている」と思っているコメディの構造がはっきりして、余計に笑える。声優陣の演技も、ふざけているけれど丁寧、という絶妙な塩加減を保っていて、それがOVAとしての品を保っている理由だと感じた。

読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 武者ガンダム・SDガンダムシリーズをひと通り知っていて、改めて原点を確認したい人
  • 1990年前後のOVA文化、当時のアニメの空気感が好きな人
  • 本家ガンダムの設定を「素材」として使ったギャグが楽しめる人
  • 短時間(1話20〜30分)でサクッと完結するコメディが見たい人

合わない人

  • SDガンダムシリーズの文脈を何も知らない状態で見ると、ニヤつけるポイントが半分以上消える
  • ストーリーの深みや感情的な起伏を求めている人には完全に肩透かし
  • 現在主要な配信サービスでは見られないため、視聴ハードルが高い(Amazon DVDが現実的な入手手段)

次に見るなら

SDガンダムワールド 三国伝 Brave Battle Warriorsは、同じSDガンダムのフォーマットを使いながら三国志の世界観を展開するシリーズ。Mk-Vが好きなら「別の歴史的背景と組み合わせる」という手法の進化版として見ると面白い。

機動戦士ガンダムSD(1988年OVA)は、Mk-Vの前身にあたる位置づけで、SDコメディの原型がここにある。Mk-Vを見た後に遡ると、シリーズの演出がどう洗練されていったかの変化が見えてくる。

武者頑駄無 天下統一編は武者ガンダムシリーズの中でもドラマ性が増したバージョンで、Mk-Vのコメディ寄りの印象から一歩踏み込んだ作品。武者ガンダムというキャラクターが気に入ったならこちらへ。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
現時点では、本作を配信しているサービスは確認されていません。視聴を希望する場合は、中古のDVD・VHSや動画販売サービスでの個別購入を検討するのがよいでしょう。入手できた際はぜひSDガンダムならではのコミカルな世界観をお楽しみください。

よくある質問

Q. 機動戦士SDガンダム Mk-Vはどこで見られますか?
A. 現時点では主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。中古DVD・VHSや動画販売サービスでの個別購入・レンタルをご確認ください。
Q. SDガンダム Mk-Vは何話構成ですか?
A. 全3話(または3〜5話構成)のOVA作品です。第2話「物ノ怪章」と、3部構成の第3話「ガンダム創世記」が収録されています。
Q. ガンダムを知らなくても楽しめますか?
A. SDガンダムシリーズはデフォルメキャラによるコメディ色が強く、ガンダム未見でも楽しめる内容です。ただし元のキャラクターを知っているとよりニヤリとできる場面が多いです。
Q. ムシャガンダムとはどんなキャラクターですか?
A. SDガンダムワールドに登場する武者をモチーフにしたガンダムのキャラクターで、和風の鎧をまとったデザインが特徴です。武者ガンダムシリーズの人気キャラクターのひとりです。

まとめ

現時点では、本作を配信しているサービスは確認されていません。視聴を希望する場合は、中古のDVD・VHSや動画販売サービスでの個別購入を検討するのがよいでしょう。入手できた際はぜひSDガンダムならではのコミカルな世界観をお楽しみください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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