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ルパン三世 PART IV Specials
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TMS Entertainment |
「ルパン三世 PART IV」の日本語Blu-rayおよびDVD版に収録されたスペシャル作品。イタリアの放送で放映されたエピソードです。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『ルパン三世 PART IV』の日本版Blu-ray・DVD収録スペシャル作品群。イタリアを舞台に展開した本編シリーズの世界観を引き継ぎながら、本放送では描かれなかったエピソードを収録。ルパン・次元・五ェ門・不二子・銭形が繰り広げる痛快なアクションと笑いが詰まった、ファン必見のボーナスコンテンツです。みどころ・魅力
① PART IVの世界観をさらに深掘りするエクストラエピソード
イタリア放送版の本編には収まりきらなかったストーリーを収録。本編を見たあとに観ることで、キャラクターの背景や人間関係がより立体的に浮かび上がり、PART IVの世界をより深く楽しめます。② シリーズファン向けのサービス精神あふれる内容
メインキャラクターたちのユーモラスなやり取りや、本編では見せない一面が描かれるシーンも。アクション・コメディ・ミステリーが絶妙に絡み合う、ルパン三世らしい軽妙なテンポ感はスペシャルでも健在です。③ イタリアの雰囲気を感じさせる映像美
PART IVで好評だったヨーロッパの街並みや風景描写はスペシャルでも継承。美しいロケーションを舞台にルパン一味の活躍が描かれ、本編との連続した世界観を映像面からも堪能できます。キャスト・声優一覧














感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
PART IVを全話見終えて、ディスク買った人だけが見られるスペシャルがあると知ったとき、「ああ、そういうやつね」とある種の安心感があった。ルパンというコンテンツは昔から、本編を真面目に追いかけた人間への褒美みたいなものを用意するのが上手い。
PART IV自体がイタリアという舞台を得て、妙に「洗練」されていたシリーズだった。ジャズっぽい音楽とか、石畳の路地とか、不二子の衣装とか。スペシャルはその延長線上にあって、最初の数分で「ああ、これはあのイタリアのルパンだ」と体が思い出す感覚がある。テレビで週に1回見ていたリズムが戻ってくるような、懐かしい居心地の悪くなさ、とでも言うか。
2回目に見ると、本編では薄かったキャラクターの関係性の補足みたいな役割を担っていることに気づく。スペシャルだからこそ、本筋のプレッシャーなしに動けるキャラクターたちがいる。
ルパンは「場所」を纏う——イタリアという衣を着たまま遊ぶ男の話
ルパン三世という作品は、シリーズを重ねるごとに「どこでやるか」がキャラクター性よりも重要になってきた作品だと思っている。PART Iはモノクロームなハードボイルドのムード、PART IIは70年代の明朗さ、そしてPART IVはイタリアという土地を丸ごと纏った。
スペシャル版はその延長にあって、「イタリアのルパン」という記号をもっとも自由に使える枠だ。本編の物語的な重力から解放されているぶん、場所と人物の関係をより純粋に遊べる。石畳の上で五ェ門が刀を抜いても、バチカンの近くで不二子が何かを企んでいても、どこか「そうだよな、イタリアだもんな」という受け入れやすさがある。
このシリーズでレベッカ・ロッセリーニというキャラクターが追加されたのも、「場所が人を生む」という文脈で読める。藤井ゆきよが演じるレベッカは、イタリアという舞台があって初めて成立するキャラクターで、スペシャル版でもその文脈は維持されている。彼女がいると不二子との対比が生まれ、ルパンという男のモテ方の「時代性」みたいなものが見えてくる。
沢城みゆきの不二子は本編でも言わずもがなだが、スペシャルになると余裕が出る。本筋を動かさなくていい分、ちょっとした間とか、セリフの温度感が微妙に違う。あの声でああいう余裕を出されると、「なんだかんだ見てしまう」という感覚の正体はここかもしれない、と思う。
単なる「おまけ」ではなく、イタリアというフレームをPART IVが積み上げてきたものを、プレッシャーなしに使い切る実験場——そう読むと、スペシャルというフォーマットが意外と豊かだとわかる。
特に刺さったシーン
五ェ門が動くシーンが好きだ。浪川大輔の五ェ門はPART IVを通じて、ちょっと「枯れた」方向に振れていて、スペシャルでもそれが維持されている。派手に喋るわけではなく、必要なことだけ言って、刀を抜いて、終わる。あの無駄のなさが、イタリアの石造りの建物と変に合っていて、「なぜ江戸の剣客がここにいるんだ」という違和感がいつの間にか消えている。
山寺宏一の銭形は、このシリーズではコミカルな方向に少し振れているのだが、スペシャルでもそのバランスが崩れない。本編での積み上げがあるから、どこで笑わせてどこで真剣にするかの呼吸が整っている。長く見てきたシリーズのスペシャルが持つ「阿吽の呼吸」みたいなものを、銭形のシーンでは特に感じた。
あと単純に、PART IVの美術設計がスペシャルでも維持されているのがよかった。イタリアの光の質、影の落ち方、あの色調は本編だけのものかと思っていたが、スペシャルでもちゃんと同じ空気の中にいる。テレビシリーズを全部見てから来た人間だけが受け取れる「続き」として、ちゃんと機能している。
読んで見たくなったら——『ルパン三世 PART IV Specials』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ルパン三世 PART IVをリアルタイムまたは一気見で完走した人
- イタリアを舞台にしたPART IVの美術・雰囲気が好きだった人
- レベッカや五ェ門など、本編で気になったキャラクターをもう少し見たい人
- 各話完結のカジュアルな泥棒アクションをさくっと楽しみたい人
- 沢城みゆきの不二子を余裕のある尺で見たい人
合わない人
- PART IVを未視聴で、単品として楽しもうとしている人(前提知識がないとキャラクター関係が薄い)
- ルパンにシリアスなドラマや重厚な物語を求めている人
- 「特典映像」的な位置づけのコンテンツに価値を感じにくい人
次に見るなら
ルパン三世 PART VはPART IVの直接的な後続シリーズで、今度はフランス・デジタル時代という舞台に移る。イタリアで「場所を纏う」ことを覚えたルパンが、次にどこに行くかを見届けたい人向け。スペシャルを見て「もっと続きが欲しい」と思ったらそのまま流れていい。
カウボーイビバップはジャンルも時代も全く違うが、「場所と音楽と美術でキャラクターの雰囲気を作る」という方法論が近い。PART IVのイタリアが好きな人は、ビバップの各惑星の質感にも同じ引力を感じるはず。こちらもNetflixで見られる。
91Daysはイタリア系移民の禁酒法時代アメリカを舞台にした復讐劇で、ルパンとは真逆のトーンだが「西洋の空気を纏ったアニメ」の系譜として面白い対比になる。PART IVのスタイリッシュさとは別の方向で、同じ「ここではない日本」の手触りを持っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ルパン三世 PART IV Specials』は、NetflixおよびHuluにて視聴できます。本編『PART IV』と合わせて楽しめるスペシャル作品ですので、本編視聴後にぜひチェックしてみてください。どちらのサービスも月額プランで手軽に視聴できます。