※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

LUPIN THE IIIRD 銭形と2人のルパン
| 放送年 | 2025年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 制作 | Telecom Animation Film |
ルパン三世の前編作品。冷たいロヴィエト連邦の空港で爆弾テロが発生し、容疑者はルパン三世とされる。しかし銭形に追い詰められた「別のルパン」は無実を主張する。正義の男・銭形は謎の「偽ルパン」と対峙することになる。国家的陰謀、爆弾テロの真実、そして二人のルパンの運命が交差する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
冷戦の影が色濃く残るロヴィエト連邦の国際空港で、突然爆弾テロが発生する。当局が容疑者として名指ししたのは、怪盗・ルパン三世。追跡を開始した銭形警部は、やがて一人の男を追い詰めるが、その男は「自分はルパンではない」と無実を主張する。果たして「偽ルパン」の正体とは何者か。国家を巻き込む巨大な陰謀と、爆弾テロの真相が、二人の「ルパン」と正義の銭形の運命を絡め合わせていく。
みどころ・魅力
① 「二人のルパン」が生み出す息もつかせぬミステリー
本作最大の核心は「偽ルパンは何者か」という問いだ。怪盗ルパンを名乗る別の存在が登場するという設定は、シリーズ屈指の異色さを誇る。正体が明かされるにつれ、国家的陰謀の全貌が浮かび上がる構造は、アクションと謀略ものの両方を楽しみたい視聴者に刺さる仕掛けになっている。
② 主役を張る銭形警部の新たな顔
タイトルに「銭形」を冠した本作は、ルパンの引き立て役にとどまらない銭形警部の活躍が見どころ。正義を信念とする彼が「偽ルパン」と対峙し、疑念と信念の間で葛藤する姿は、長年のシリーズファンにも新鮮な視点を与えてくれる。
③ LUPIN THE IIIRDシリーズならではのスタイリッシュな映像美
本シリーズの特徴であるハードボイルドでシャープな作画と演出が本作でも健在。冷戦期ソ連を思わせる重厚な世界観に合わせたビジュアルと、緊張感の高い銃撃・追跡シーンは、TVシリーズとは一線を画すONAならではの映像体験を届けてくれる。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 小池健 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 小池健 |
| 音楽 | ジェイムス 下地 |
| 美術監督 | 金森たみ子 |
| 音響監督 | 清水洋史 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間、「銭形と2人のルパン」で止まった。2人のルパン、どういう状況なんだ。ルパンと銭形の関係性は50年以上かけて積み上げてきた一対一の構造で、それが今さら「2人」になるって、どっちかが偽物なのか、それとも本当に並走するのか。そのひと言だけで視聴を決めた。
ONA形式、2025年の新作。配信で始まる前編ということで、作画に対しては正直「劇場版クオリティではないだろう」という覚悟を持って再生したら、冒頭の空港シーンの緊張感でその予断が吹き飛んだ。冷えたロヴィエト連邦の空気感が、色調と音響だけでちゃんと伝わってくる。2回目に見たとき気づいたのは、最初の爆発が起きる前の「静けさの設計」が相当丁寧だということで、1回目は勢いで見ていて見落としていた。
「捕まえる相手」が2人になったとき、銭形の正義はどこへ向かうのか
この作品が面白いのは、ルパン三世の話でありながら、実質的に銭形幸一の物語として機能している点だと思う。
銭形にとってルパンは「追うべき存在」として一生をかけてきた相手だ。それが2人に増えた。一方は国家的な爆弾テロの容疑者として世界に指名手配され、もう一方は銭形に追い詰められながら「俺は無実だ」と言い張る。通常の追跡劇なら「どっちが本物か確かめてから捕まえる」で済む話だが、この作品の問題はもっと根深い。
銭形の正義は「ルパンを捕まえること」に個人的な意地と誇りが乗っかっている。それが「本物かどうかわからない」状態になったとき、何を根拠に動けばいいのか。堀内賢雄が演じる偽ルパンの「無実の主張」が奇妙に説得力を持ってしまうのは、山寺宏一の銭形が普段と違う迷いを声に滲ませているからで、あの二人がぶつかる場面の空気は、アクションの外側にある何かを揺さぶってくる。
単なる「なりすまし犯を追う刑事モノ」ではなく、「正義の定義が揺れる男の話」として見ると、この前編の重さが変わる。国家的陰謀という大きな話を背景に置きながら、銭形個人の倫理の揺れを小さく、しかし確実に描いている。大塚明夫の次元、沢城みゆきの不二子がいる中で、ルパンの「不在と偽在」を軸に話が回っているという構造が、かなり攻めた作りだと感じた。
特に刺さったシーン
偽ルパン——堀内賢雄が演じるそのキャラクター——が無実を叫ぶシーンで、銭形が一瞬動きを止める場面がある。山寺宏一の銭形はあの場面で「怒鳴らない」という選択をしていて、それが逆にきつかった。銭形というキャラクターは感情を爆発させてこそで、その銭形が静かになったとき、画面の温度が下がる感覚があった。
浪川大輔の五ェ門は台詞量が多くないぶん、刀を構える間の呼吸だけで存在感を出していて、「声優と夜あそび」で見せる明るさとは別次元の静けさがそこにあった。五ェ門がルパンを信じているのか、それとも状況を読んで動いているだけなのか、その判断が最後まで宙吊りになっているのも地味に効いている。
沢城みゆきの不二子については、序盤の立ち位置がまだ掴みきれていないのだが、あの声のトーンで「どちらのルパンに近いのか」を意図的に曖昧にしている気がして、後編への引っ張り方として上手いと思った。
読んで見たくなったら——『LUPIN THE IIIRD 銭形と2人のルパン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ルパン三世シリーズを何作かは見ていて、銭形とルパンの関係性の蓄積を知っている人
- アクションよりもキャラクターの内面や倫理的な揺れに興味がある人
- 山寺宏一・堀内賢雄という2人の声優の演技の差を聞き分けて楽しめる人
- 前後編構成の「前半引き」が苦にならず、続きを待てる人
合わない人
- ルパン三世を「快活なアクション娯楽」として見ている人(この作品は重心が違う)
- 前編だけで完結しない展開にストレスを感じる人
- ルパン不在・偽ルパン中心という構造的な変則に違和感を持つ人
- ONA特有の尺と演出テンポが劇場版と比べて物足りなく感じる人
次に見るなら
LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門は同じLUPIN THE IIIRDシリーズの一作で、今作と同じくキャラクター単体に焦点を当てた構成が好きなら入りやすい。五ェ門の孤独と誇りを描いた密度の高い一本で、「銭形と2人のルパン」で浪川大輔の五ェ門に引っかかりを覚えたなら特に。
SPY×FAMILYは「正体を隠した人間たちの関係性」という点で今作と接点がある。偽物と本物の境界線が主題になる作品が好きなら、全く異なるトーンでありながら似た面白さを持っている。沢城みゆきが重要な役で出ているのも見どころのひとつ。
ジョーカー・ゲームはスパイと国家陰謀を真正面から扱ったアニメで、今作の「冷戦的な空気感」「国家に利用される個人」というトーンに近い雰囲気を持つ。ルパンの華やかさとは違うが、今作の重さが好きだった人には合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「LUPIN THE IIIRD 銭形と2人のルパン」は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluの各配信サービスでご覧いただけます。主要なサブスクサービスで幅広く配信されているため、すでにご利用のサービスからすぐに視聴を始められます。気になる方はぜひ各サービスで確認してみてください。
よくある質問
まとめ
「LUPIN THE IIIRD 銭形と2人のルパン」は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluの各配信サービスでご覧いただけます。主要なサブスクサービスで幅広く配信されているため、すでにご利用のサービスからすぐに視聴を始められます。気になる方はぜひ各サービスで確認してみてください。






