※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

舞-乙HiME 0~S.ifr~
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | オリジナル |
『マイオトメ』の前日譚で、本編より前の時代が舞台。アリカの母・レナ・セイヤーズと、ニナの生母で元ウィンドブルーム王妃のシフル・フランの起源、さらにシュヴァルツ、アスワド、ガルデロブの成立過程が描かれる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『舞-乙HiME 0~S.ifr~』は、TVアニメ『舞-乙HiME』の前日譚として制作された全3話のOVA作品です。本編より以前の時代を舞台に、アリカの母・レナ・セイヤーズと、ニナの生母でかつてウィンドブルーム王妃だったシフル・フランの若き日の姿が描かれます。彼女たちを取り巻く運命とともに、秘密組織シュヴァルツやアスワド、乙HiMEを育成するガルデロブが誕生するに至った経緯が丁寧に掘り下げられており、本編世界の根幹を知ることができる重要作です。
みどころ・魅力
① 本編ヒロインたちの「母」が主役という異色の構成
TVアニメ版の主人公アリカとニナ、それぞれの母親であるレナとシフルが物語の中心に据えられています。本編では断片的にしか語られなかった彼女たちの素顔や絆が丁寧に描かれており、本編を既視聴のファンほど感慨深く楽しめる構成になっています。
② シュヴァルツ・アスワド・ガルデロブ、三勢力の誕生秘話
本編で対立・共存する3つの組織がいかにして生まれたかが明かされます。世界設定の根幹にかかわる情報が詰まっており、本編では描かれなかった政治的背景や人物関係の原点を知ることができます。設定深掘りを好むファンには特に見ごたえのある内容です。
③ 短編ながら密度の高いシナリオと作画クオリティ
全3話というコンパクトな構成ながら、キャラクターの感情描写とアクションシーンのバランスが高水準でまとまっています。OVAならではの丁寧な作画で描かれるオトメたちの戦闘シーンは、本編ファン・新規視聴者どちらも楽しめる見せ場となっています。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 久行宏和 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 樋口達人 |
| キャラクターデザイン | 久行宏和 |
| 音楽 | 蓜島邦明 |
| ED | 栗林みな実「Heart All Green」 |
| ED | 栗林みな実「Finality blue」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
舞HiMEシリーズって、もう何作あるのか把握するのをとっくに諦めている。マイオトメ本編を見て、補完OVAのZweiも一応追って、「もういいかな」と思っていたところに「0というものがある」「S.ifrというのも」という話が耳に入って、義務感半分で再生した。 最初の数分で感じたのは「これ、本編を知らない人が見ても半分も拾えないやつだ」ということ。前日譚という構造上、アリカやニナの名前が出るたびに「これがあの人の親か」という逆算の楽しみが発生する。初見は展開の速さに追われる感じがあったけど、2回目に見ると脚本の伏線の置き方がかなり丁寧で、評価がかなり修正された。そういう種類の作品。組織は誰かの理想から始まって、その理想を殺しながら続いていく
この作品が前日譚として描こうとしているのは、単純な「始まりの物語」じゃない。ガルデロブが成立した経緯、シュヴァルツとアスワドが何のために動いているのか——それを遡ると、共通して「誰かの純粋な意志が、制度になる過程でねじれていく」という構図が浮かび上がる。 シフル・フランというキャラクターは、本編のニナ・ウォン(あの子がああなっていくのかという知識)を持っている視聴者にとってとりわけ重い。小清水亜美が演じるシフルには、どこかひりついた誠実さがあって、その声が「この人の選択がどこへ向かうか」という事前知識と混ざると、普通の演技シーン以上の密度を持つ。台詞の内容と声のトーンが噛み合っているときの小清水亜美は、静かな場面でも場を支配する。 組織というのは、創設者の顔が見えているうちはまだ人間的だ。時代が経って創設者が伝説になると、「理念」と「建前」の区別がなくなっていく。アスワドもガルデロブも、成立時点では誰かが本気でそう信じた何かの上に立っている。だからこそ本編で組織がどう機能しているか知った後にこの前日譚を見ると、どことなく滑稽で、どことなく切ない。 「始まりを見せれば、終わりの意味が変わる」という前日譚の仕掛けとして、これはかなり誠実な作りだと思う。本編未視聴の人には薄い話に映るかもしれないが、知っている人間には圧縮された情報量で刺してくる。3話で収めたことへの不満より、3話でここまで詰め込んだことへの驚きのほうが最終的には上回った。特に刺さったシーン
喜多村英梨演じるシオン・マーガレットが、中盤で覚悟を固めるシーン。喜多村さんのああいう「静かに燃えている」演技は、叫ぶより怖い。テンションを上げずに芯だけ通す台詞まわしで、「この人がこの組織を動かしていくのか」という説得力を一瞬で出していた。253本のキャリアが何を変えるかというのが、ああいう場面で出る。 桑島法子のウーナ・シャムロックも、登場シーンの少なさに反して存在感が異常で、声だけで「この人には長い歴史がある」と思わせる。置鮎龍太郎のブルース・ワレスは「ちょっとくたびれた、でも折れていない大人の男」という役どころで、ああいう空気の作り方は本当に巧い。井口裕香の出番はそう長くはないが、短い出演の中でキャラクターの輪郭を素早く立ててくれているので、場面の密度が落ちない。 全体にテンポが速く、終盤の展開は「もう少し尺があれば」と思う箇所もある。ただその駆け足感が逆に「歴史とはこういうもので、語られなかったことのほうが多い」という読後感に繋がっている。読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- マイオトメ本編を最後まで見た人(特にニナ・アリカに思い入れがある人)
- 組織の成立・権力構造・理念のねじれといった話が好きな人
- 前日譚・設定補完系のコンテンツを進んで掘る層
- 小清水亜美・喜多村英梨のファンで未視聴の作品を探している人
合わない人
- マイオトメ未視聴、または途中で離脱した人(ほぼ前提知識ありきの構成)
- キャラクター関係をゆっくり積み上げていく作品を求めている人
- 単体で完結している話が見たい人
現在の配信状況はTSUTAYA DISCAS(宅配レンタル・30日無料)またはAmazonでのDVD購入での視聴が確認できている。サブスク各社では現時点で配信されていないので、ちゃんと見るつもりなら物理メディアかレンタルで手配する必要がある。
次に見るなら
舞-乙HiME(本編)——S.ifrを見てから本編に戻ると、登場人物の見え方がかなり変わる。ガルデロブやシュヴァルツの成り立ちを知った上で見ると、ただのバトルファンタジーでなく、制度の中で動く人間たちの話として読めるようになる。順番としては本編→S.ifrでも、S.ifr→本編でも、どちらも発見がある。 舞HiME——同じ世界観の源流にあたる作品。S.ifrとは直接繋がらない並行世界的な設定だが、このシリーズが大切にしているものを理解するために一度は通っておきたい。小清水亜美・桑島法子ともに別キャラとして出演しているので、声のキャリアを追う楽しみもある。 コードギアス 反逆のルルーシュ——組織・派閥・権力構造が複雑に絡み合うSFで、「理念が制度に食われていく」というテーマの味わいが近い。マイオトメ系が肌に合うなら入りやすいはず。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では、本作を視聴できる配信サービスは確認されていません。視聴をご希望の方は、DVD・Blu-rayなどのパッケージ作品をご確認ください。本編『舞-乙HiME』のファンであれば、世界観の理解がさらに深まる前日譚として、ぜひチェックしておきたい作品です。