※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

マジでオタクなイングリッシュ! りぼんちゃん ~英語で戦う魔法少女~ the TV
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 10話 |
| 制作 | AIC Frontier |
リボンちゃんは英語が苦手な少女だが、自称使い魔のトナーと契約して魔法少女になる。彼女の目標は、歌と踊りで東京ドームを満杯にできるスーパーヒロインになることである。
作品概要・あらすじ
あらすじ
英語が大の苦手な少女・リボンちゃんは、ある日「自称・使い魔」のトナーと契約し、魔法少女に変身することになる。彼女の夢は、歌と踊りで東京ドームを満員にできる”スーパーヒロイン”になること。しかし魔法を使うには英語が必須で、苦手なはずの英語と否応なく向き合うことに。笑いあり、ドタバタありの英語×魔法少女コメディ。みどころ・魅力
① 英語×魔法少女という異色のジャンルミックス
魔法少女ものの王道フォーマットに「英語学習」というギャップ要素を掛け合わせた異色作。英語が苦手なリボンちゃんが魔法を使うたびにドタバタするシーンは、笑いながら英語に触れられる独特の体験を生み出しています。② 短編ながら詰め込まれたテンポのよいギャグ
TV_SHORTフォーマットならではのテンポの速さで、無駄のないギャグが次々と展開されます。1話ごとにオチがしっかりついているため、気軽にサクッと楽しめるのも魅力のひとつです。③ 東京ドームを目指すリボンちゃんの熱量
英語も魔法も未熟ながら「東京ドームを満員にする」という大きすぎる夢を真剣に追いかけるリボンちゃんのキャラクター性が、コメディの核になっています。そのズレた熱量が作品の味と愛らしさを底上げしています。スタッフ
| 監督 | 仁昌寺義人 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 中條元史 |
| キャラクターデザイン | |
| 美術監督 | 杉山祐子 |
| 音響監督 | 藤原啓治 |
| OP | 丹下桜「EXAMINATION」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間、「なんだこれ」と声が出た。マジでオタクなイングリッシュ。「マジで」と「オタク」と「イングリッシュ」が一列に並んでいる時点で、もう情報量がおかしい。さらにサブタイトルが「英語で戦う魔法少女」。2013年の深夜枠に本当に存在したのか、これは。
見始めたのは「TVショートアニメの変な棚」を漁っていたときで、半分は確認作業のつもりだった。「どうせすぐ消化できるだろ」という軽い気持ちが正しかったのか間違いだったのかは今でもよくわからない。最初の数分で理解したのは、「これは教育コンテンツなのか、ギャグアニメなのか、それとも誰かの夢日記なのか」という問いに、おそらく作り手も答えを出していないということだ。2回目に見たとき、ようやく「答えを出していないこと自体が作風かもしれない」と思えるようになった。
英語コンプレックスを魔法少女に押し込んだとき、ジャンルの輪郭が溶ける
この作品が描いているのは、英語学習でも魔法少女の冒険でもなく、「日本人と英語の、どうにもならない距離感」だと思う。主人公のリボンちゃんは英語が苦手な設定で、魔法少女変身後も英語を使って戦う。つまり「苦手なものをそのまま武器にしなければならない」という、なかなか残酷な構造が最初から埋め込まれている。
日本における英語教育の文脈で言えば、2010年代初頭はまだ「英語は勉強するもの・できたらカッコいいもの」という空気が強かった。この作品はそこにあえて魔法少女というフォーマットをかぶせることで、「苦手なものを変身のコストにする」という逆転を試みている。目標が「東京ドームを満員にするスーパーヒロイン」という具体的すぎる夢なのも、英語習得という抽象的なゴールを、もっとわかりやすい野望に換算しようとした痕跡に見える。
ただし、これを真剣に「教育的意図があった」と読み取ると少し鈍い。むしろ面白いのは、ジャンルとしての魔法少女と、コンテンツとしての英語学習が、どちらも「子ども向けか大人向けか」という問いに曖昧なまま存在していることだ。「マジでオタクなイングリッシュ」というタイトル自体が、そのまま対象年齢の迷子を宣言している。誰向けかわからないコンテンツが、逆に誰にでも開いている、という奇妙な自由がこの作品にはある。使い魔の名前が「トナー」というのも、なぜプリンターのトナーなのかという問いを視聴者に一切説明しないまま進む。そういう省略の仕方が、妙に居心地よかったりする。
特に刺さったシーン
変身シーンで英語のフレーズが叫ばれる瞬間が、この作品の核だと思う。魔法少女が変身するとき、本来ならキラキラした呪文か感情的な叫びが来るべきところに、英語の単語や文章が差し込まれる。演じている声優がその「ちょっとたどたどしい英語」を、照れや自嘲なしに真剣に叫んでいるのが、なぜか刺さった。
真剣にやればやるほどギャグになる、というのはある種のショートコメディの醍醐味だけど、このシリーズはその振り幅をあえて狭くしている。ヘタに笑いを取りに行かず、キャラクターが大真面目に英語で戦っている。そのトーンを崩さないまま終わるので、笑っていいのか感動していいのかわからないまま次の話に進む。序盤の、リボンちゃんが初めて自分の目標を口にするシーンが特にそうで、「東京ドームを満員にする」という夢の大きさと、英語が苦手という現在地の落差を、誰も突っ込まないまま場面が終わる。そのまま終わるのがいい。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2010年代の深夜TVショートアニメを「変な棚」として楽しめる人
- ジャンルの境界が溶けているコンテンツが好きな人(教育なのかギャグなのかわからない、がOKな人)
- 大真面目に変なことをやっているキャラクターに愛着を感じられる人
- 1話あたりの尺が短いので「なんとなく流せるもの」として消費したい人
合わない人
- ちゃんとした物語アーク・起承転結を求める人
- 英語学習コンテンツとして実用性を期待する人(英語は学べない)
- 魔法少女ものに感情的なカタルシスや演出クオリティを求める人
- 「誰向けか」が明確でない作品を不快に感じる人
次に見るなら
「英語で戦う」という前提の脱力感と近いノリを求めるなら、てーきゅうが合う。2分弱の尺に意味不明な密度のトークを詰め込んだテニス部コメディで、「なぜこの方向に振り切ったのか」という問いが全話続く。本作と同じく「ジャンルの誠実な裏切り方」が上手い。
魔法少女コメディ寄りに行きたいなら魔法少女隊アルスも面白い選択肢だ。短編形式で魔法少女の設定を使いながら、真剣にドラマをやろうとしているのかギャグをやろうとしているのか判然としない。本作と同じ「対象年齢迷子」の系譜にいる。
もう少しまともな作品として日常を挟むのもいい。日常系と見せかけて意味の解体を徹底したこの作品を経由すると、「マジでオタクなイングリッシュ」の「大真面目にやっているのに何もわからない」という感触が、日本のニッチアニメの一つの伝統だとわかってくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では本作の公式配信サービスは確認されていません。視聴を検討される場合は、DVDや各種レンタルサービスをご利用いただくか、今後の配信開始を引き続きご確認ください。2013年放送の短編作品のため、配信情報が更新された際はチェックしてみてください。
