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明治東亰恋伽
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | TMS Entertainment |
真紅の満月の夜、高校生・綾月芽衣が箱に入ると、目覚めた時は明治時代の東京にいた。戸惑う芽衣は、有力な高官たちが集う豪華な舞踏場・鹿鳴館へ連れていかれる。この世界では日没から夜明けまでの「幻時間」に物の怪が現れ、それを見える者は「玉依」と呼ばれ、芽衣自身もその力を持っていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
真紅の満月が昇る夜、高校生の綾月芽衣はふとしたきっかけで小さな箱の中へ入ってしまう。目を覚ますと、そこは文明開化に沸く明治時代の東京だった。戸惑う芽衣が連れて来られたのは、各界の名士が集う華やかな社交場・鹿鳴館。この時代では日没から夜明けまでの「幻時間」に物の怪が現れ、それを見ることのできる者は「玉依(たまより)」と呼ばれていた。そして芽衣自身もまた、その特別な力を宿していた。森鷗外や菱田春草など、歴史に名を残す偉人たちと出会いながら、芽衣は不思議な明治の世界で日々を過ごすことになる。ロマンと怪異が交差する、乙女ゲーム原作のファンタジー作品。
みどころ・魅力
① 実在の偉人がイケメンに!豪華な明治オールスター
明治時代に実在した文豪・画家・軍人などをモチーフにしたキャラクターが続々登場します。森鷗外や菱田春草といった歴史上の人物が、それぞれ個性豊かな青年として描かれるのが本作の大きな特徴。歴史好きにも、キャラクター重視のファンにも刺さる豪華な顔ぶれが魅力です。
② 「幻時間」と物の怪が織りなす和風ファンタジー
日没から夜明けまでの「幻時間」に現れる物の怪、そしてそれを見通す「玉依」の力——。文明開化の華やかさと、和の怪異が同居する独特の世界観が物語を彩ります。ロマンチックな雰囲気とあやかしの神秘が絶妙に溶け合い、明治の東京をいっそう魅力的に映し出します。
③ 乙女ゲーム原作ならではのときめき
人気乙女ゲームを原作とする本作は、芽衣と個性的な男性キャラクターたちとの交流が大きな見どころ。鹿鳴館の煌びやかな描写や明治の街並みとともに描かれる、甘く切ない関係性の数々が見る者の心をくすぐります。ビジュアルと雰囲気を存分に味わえる一作です。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大地丙太郎 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 魚住ユキコ、Carawey |
| キャラクターデザイン | 山中純子 |
| 音楽 | シキ |
| 美術監督 | 佐藤勝 |
| 音響監督 | たなかかずや |
| OP | ケニー「月灯りの狂詩曲」 |
| ED | 森鴎外「星屑の詠み人」 |
| ED | 八雲小泉「メロウな夜に踊りましょう」 |
| ED | 川上音二郎「宵や、酔いや -Yoiya Yoiya-」 |
| ED | 森鴎外「星屑の詠み人」 |
| ED | 菱田正三「星屑の詠み人」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「実在の文豪を乙女ゲームのキャラにするのは、さすがに無理があるだろう」と斜に構えて見始めた。森鴎外が出てくる、泉鏡花が出てくる、おまけに新選組の斎藤一まで藤田五郎の名前で平然と歩いている。歴史の教科書の巻末付録みたいな面子だ。ところが第一話、鹿鳴館のシーンでその違和感がするっと喉を通ってしまった。明治というのは和と洋が無理やり同居した、もともと居心地の悪い時代で、そこに現代の女子高生が落ちてくる構図がちゃんと噛み合っている。2回目に見たときは、芽衣の戸惑いより、周りの男たちが「この時代をどう生きるか」を背負った横顔のほうに目が行った。
文明開化の光と、夜にしか出られなくなった物の怪——明治という「境目」の話
この作品を「有名人を集めた乙女ゲームのアニメ化」で片づけると、たぶん一番おもしろいところを取りこぼす。芽衣が放り込まれる明治の東京は、昼と夜で別の顔を持っている。昼はガス灯と煉瓦と鹿鳴館、つまり外から入ってきた「新しさ」の側。一方、日没から夜明けまでの幻時間には物の怪が這い出してくる。これは文明開化に追いやられた「古い日本」の側だ。近代化が進めば進むほど、かつて当たり前に隣にいたはずの妖たちは、夜の隙間にしか居場所がなくなっていく。その境目を見てしまう力を持つのが玉依であり、未来から落ちてきた芽衣は、そもそも時代と時代の境目そのものに立っている存在になる。
おもしろいのは、攻略対象として並ぶ実在の人物たちが、全員どこかしら「境界の人」だということだ。軍医でありながら小説を書いた森鴎外は、科学の合理と文学の情の間に立っていた人だし、泉鏡花は近代化していく国の真ん中で、化け物や異界の話を書き続けた人だ。彼らをただの色男に翻訳するのではなく、「新旧の裂け目に立っていた人物」として配置し直しているところに、この作品の地味だが確かな知性を感じる。恋愛の体裁を取りながら、本当に描いているのは、何かが終わっていく時代の手触りなんだと思う。だから甘いだけの話のはずなのに、見終わると少し寂しい。
特に刺さったシーン
幻時間に物の怪が現れる序盤のシーンで、岡本信彦が演じる泉鏡花が出てきたとき、思わず姿勢を正してしまった。猫を抱えて、人間より化け物のほうがまだ信用できる、みたいな顔で立っている。あの棘のある声色が、近代の真ん中で異界を書き続けた小説家の業にちゃんと馴染んでいて、キャラ設定の説明をされる前に「この人はこういう人だ」と納得させられる。対照的に良かったのが、福山潤の藤田五郎だ。元・斎藤一が新政府の世で警官をやっている、その諦めと矜持の入り混じった低い声。終盤の張り詰めた展開で彼が一歩前に出る場面では、剣を抜く前から間合いが見えるようで、声だけで殺気を作れるのかと唸った。森川智之の松旭斎天一の、見世物小屋の口上めいた軽さも効いている。
読んで見たくなったら——『明治東亰恋伽』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 明治・大正のレトロモダンな空気、和洋折衷の街並みそのものが好きな人
- 実在の文豪や歴史上の人物が別の顔で出てくる「名前遊び」にニヤッとできる人
- 恋愛の甘さの裏にある、時代の移り変わりの切なさまで味わいたい人
- 福山潤・岡本信彦・浪川大輔あたりの声で2割増しになる体質の人
合わない人
- 原作ゲームのような関係性の積み上げを期待して、1クールの密度に物足りなさを感じる人
- 異世界転移ものに、緻密な世界設定の理屈づけを求めるタイプの人
- 恋愛要素そのものが画面に出てくると腰が引けてしまう人
次に見るなら
歴史の実在人物×乙女ゲームの空気が気に入ったなら、薄桜鬼はまず外せない。幕末の新選組を題材にした王道で、史実の終わりへ向かっていく重さがそのまま物語の芯になっている。藤田五郎にぐっときた人ほど刺さるはずだ。
文豪の名前が並ぶ遊び心のほうに惹かれたなら、文豪ストレイドッグス。実在の作家たちが異能を持って動き回る話で、名前と作風の引用をどう料理するかという点で本作と地続きの楽しさがある。
幻時間の物の怪、見える者と見えない者の境目に心が動いたなら、夏目友人帳を。近代化からこぼれ落ちた妖たちとの距離感を、静かでやさしい筆致で描き続けている一作だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「明治東亰恋伽」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されています。複数の主要サービスで視聴できるため、すでに加入しているサービスがあればすぐに楽しめます。乙女ゲーム原作の華やかな和風ファンタジーが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
「明治東亰恋伽」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されています。複数の主要サービスで視聴できるため、すでに加入しているサービスがあればすぐに楽しめます。乙女ゲーム原作の華やかな和風ファンタジーが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
