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群れなせ!シートン学園
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Gokumi |
セトン学園は、あらゆる種族の動物が集まって共に生活し学ぶ学校だ。学生たちが本能を磨き、ジャングルの法則が支配する学びの聖域。種族同士が日々の生存競争で対立する場所…。そこに動物嫌いの人間・真馬ジンと、孤独なオオカミ・王見ランカが現れる。人間とオオカミの運命の出会いが始まる。
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配信状況まとめ
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| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
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作品概要・あらすじ
あらすじ
セトン学園は、さまざまな動物たちが人間と共に学ぶ異色の学校。本能と種族の掟が渦巻くこの場所に、動物嫌いの人間・真馬ジンと、群れを持たず孤独に生きるオオカミ少女・王見ランカが出会う。反発し合うはずのふたりだったが、ひょんなことからジンはランカの「群れ」に加わることに。ライオン、ヒツジ、チンパンジー……個性豊かすぎる動物たちと繰り広げる、賑やかでちょっぴりラブコメなスクールライフが始まる。
みどころ・魅力
① 動物の生態をネタにしたギャグが秀逸
各キャラクターが実際の動物の習性・本能・身体的特徴を忠実に(かつ大げさに)体現しており、生物学的トリビアを笑いに変えるギャグが連発。知識として知っていても「そこを突くか」という予想外の切り口が癖になる。動物好きなら思わずニヤリとできるシーンが満載だ。
② 個性爆発のキャラクター群像
オオカミ・ライオン・ヒグマ・チーターなど、種族の異なるキャラクターがそれぞれ強烈な個性を持ち、群れの中で化学反応を起こす。ジンとランカの関係を軸にしつつも、サブキャラたちが毎回きっちり笑いをかっさらっていくアンサンブルコメディとしての完成度が高い。
③ ラブコメとしてのピュアな甘さ
カオスなギャグの裏側で、ジンとランカの関係は不器用ながら着実に深まっていく。動物本能という照れ隠しの衣をまとった純粋なラブコメ展開が心地よく、ギャグに疲れた頃にきちんと甘さで締めてくれるバランス感覚が絶妙だ。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 池畠博史 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 村越繁 |
| キャラクターデザイン | 佐々木政勝 |
| 音楽 | 山下洋介、川崎智哉、加藤裕介 |
| 美術監督 | 小木曽宣久 |
| 音響監督 | 郷文裕貴 |
| OP | 石谷春貴「学園壮観Zoo」 |
| ED | 木野日菜「オオカミブルース」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「動物が学校に通う」系のアニメ、なんか見た気がするな——という漠然とした既視感から入ったのがこれだった。でも見始めたら記憶にあるやつとは全然違った。むしろ、あの既視感が何だったのかわからなくなるくらい、これはこれで独自のテンションを持っている。
第一話の時点では「ああ、ギャグ寄りの日常系ね」と思って流し見するつもりだった。それが2周目に入ったのは、ランカとジンの関係が思ったより真面目に積み上がってることに気づいたからだ。表面のドタバタに隠れているけど、孤独と群れ、本能と理性の話として読み解くと急に面白くなってくる。ギャグとして消費できるし、そうじゃない読み方もできる。その二重構造が結局、何話か経ってから刺さってきた。
「群れに入れない」ことの痛みを、笑いで包んで出してくる話
表向きはコメディだ。動物の習性をネタにしたギャグが矢継ぎ早に来て、テンポも軽い。でもこの作品の芯にあるのは、「群れ」に属せない個体の孤独、という割と重いテーマだと思っている。
主人公のジンは動物が嫌いな人間で、ランカはオオカミなのに群れを持てないでいる孤独な存在だ。この二人が「群れ」を作っていくという構造は、表面のドタバタを剥がすと、けっこうまともな青春の話になっている。誰かと居場所を共有するまでの話。種族とか本能とかジャングルの法則とかいう大げさなワードを使いながら、やっていることは「友達の作り方がわからない」という極めて地味なテーマだ。
この作品が単なる動物ギャグアニメではないと感じる理由がそこで、ランカが初めて「群れ」と呼べる仲間ができたときの反応には、笑えない部分がある。本能として群れを求めながら、ずっと一匹で生きてきた動物が、ようやく居場所を得る——それを「コメディ」のフォーマットに乗せて出してくる。笑っていいのか、じんとしていいのか、判断が一瞬遅れるあの感じが、この作品の特徴だと思う。
姉谷アン役の上坂すみれは、「声優と夜あそび」のMCとしての存在感とは全然違う、キャラとして引っ張る演技を見せていて、シリアスとギャグの境目を渡るのが巧い。肌野ミキ役の田村ゆかりは245本のキャリアが感じさせる余裕があって、場面の空気を一瞬で変える。久野美咲の子守ユカリは、柔らかい声の中に奇妙な芯があって、ああこの人ちゃんと「動物」を演じてるな、と思わせる。
特に刺さったシーン
序盤、ランカが初めてジンを「群れの仲間」として認識する流れの一連のやり取りが好きだ。オオカミの習性として本能的にそうなっていく、という描き方をしているのに、感情として読めてしまう。「懐かれてる」と「仲間として認められてる」は違うんだけど、その区別が曖昧になる瞬間があって、そこが面白い。
徳井青空の猫米クルミは、猫らしい気まぐれさを声でやっていて、セリフの温度が一定じゃない。ぶっきらぼうなのに、どこかで感情が漏れる。79本のキャリアの中でも、動物キャラのあのトーンは独特だと思う。2周目で聞くと「あ、ここで既にクルミはジンたちを仲間と思ってたんだな」と読める部分があって、初見では流していたのを悔やんだ。
津田健次郎のイエナの父は、出番は多くないが声の存在感で場の重力が変わる。あの低音でジャングルの法則を語られると、急にスケールが大きくなった気になる。228本の蓄積というのはそういうことだ。
読んで見たくなったら——『群れなせ!シートン学園』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人:
- 動物の習性ネタが好きで、そこにちゃんとキャラクターの感情を乗せてほしい人
- コメディの皮を被った孤独と居場所の話、というジャンルが好きな人
- 田村ゆかり・上坂すみれのコメディ演技が好きな人
- テンポが速くて1話完結に近い構成が好きな人
合わない人:
- セクシー描写が定期的に挟まるのが邪魔に感じる人(このジャンルを見に来てない場合はノイズになる)
- 世界観の整合性を突き詰めたい人(動物が制服着て学校に通う、以上の説明は基本ない)
- ラブコメとして見たとき、主軸カップルの進展がゆっくりすぎると感じる人
次に見るなら
けものフレンズ——動物キャラが擬人化された世界で、種族の特性をギャグと感情のどちらにも使う構造は近い。シートン学園より空気は穏やかで、刺さる感情の種類は違うが、「動物の特性を通して人間っぽい何かを描く」という軸は共通している。
ラブひな(あるいは古典的なラブコメ)——ジンとランカの関係の積み上げ方は、王道のラブコメの文法に近い。同じ屋根の下的な距離感と、ヒロインが主人公を選んでいく過程を楽しむのが好きな人には、シートン学園の芯がわかりやすく見えてくる。
ダーウィンズゲーム——ジャングルの法則・弱肉強食という本作の世界観ワードに惹かれた人向け。こちらはコメディではなくバトルだが、「生存競争の中での仲間」というテーマは重なる部分がある。
よくある質問
まとめ
『群れなせ!シートン学園』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴可能です。月額サービスに加入済みであればすぐに全話配信を楽しめます。どのサービスも無料トライアル期間があるため、まず試してみるのがおすすめです。
