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夏のあらし! 〜春夏冬中〜
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shaft |
男は少年時代の思い出の夏を過ごしている。子どもと大人の境界にいる彼は、第二次世界大戦時代の若い女性の幽霊と結ばれた。彼女と同じ時代の他の若い女性たちの幽霊は、パートナーたちと一緒に冒険を続け、お互いについてもっと知り、超自然的なつながりを通じて時間を旅する。彼は苦闘しながら
作品概要・あらすじ
あらすじ
夏休みを古い喫茶店で過ごすことになった少年・八坂はじめは、そこで美しい少女・嵐山小夜子と出会う。しかし彼女は第二次世界大戦中に命を落とした幽霊だった。小夜子と「繋がる」ことで時間を超えた旅が可能になるはじめは、彼女や同じく幽霊の仲間たちとともに、過去へと飛び込んでは様々な騒動を巻き起こしていく。本作は前作に続く2期で、コメディ色がより強まり、個性豊かなキャラクターたちのにぎやかな日常が描かれる。みどころ・魅力
① ドタバタコメディと時間旅行のユニークな融合
過去と現在を行き来するタイムトラベルという設定を、シリアスなSFではなくコメディの舞台装置として活用しているのが本作最大の特徴。戦時中に飛んでは日用品を「救出」するなど、ズレたミッションが生み出す笑いは唯一無二で、軽快なテンポで最後まで楽しめる。② シャフト演出が彩る個性的なビジュアル表現
新房昭之監督率いるシャフトによる独特の画面構成・テロップ・ギャグ演出が随所に散りばめられており、ファンには馴染み深いスタイルが今作でも健在。独特のカット割りや静止画の使い方が、コメディのテンポ感をさらに引き立てている。③ 幽霊×少年のほのかなラブコメ関係性
異なる時代を生きた小夜子とはじめの関係は、ロマンティックでありながらどこか切なさも漂う。2期ではキャラクター間の掛け合いがより深まり、各ペアの個性が際立つエピソードも充実しているため、キャラクター目当ての視聴者にも満足度が高い。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 新房昭之 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高山カツヒコ |
| キャラクターデザイン | 大田和寛 |
| 美術監督 | 東厚治 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | やくしまるえつこ「おやすみパラドックス」 |
| ED | 堀江由衣「乙女の順序」 |
| ED | 白石涼子「ひと夏の経験」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期が「夏のあらし!」で、2期のサブタイトルが「春夏冬中」。見始める前にこれに気づいてしまって、それだけで少し得をした気分になった。春夏冬と書いて秋がない。秋がない=あきない。飽きない、商い。タイトルひとつでここまでやる作品が大外れするはずないと思って視聴を続けたのは事実で、実際そのまま最後まで見てしまった。1期はどちらかといえばシリアス寄りの時間跳躍ものという印象だったけれど、2期はコメディの比重がぐっと上がっている。最初はそのトーンの変化に少し戸惑ったが、2周目で見返すと、この「重さを抜いていく」という判断がSHAFT×新房体制のひとつの答えだったのだと腑に落ちた。
「夏だけが永遠で、人間は一瞬しかいない」という話
表面だけ追うと、これは幽霊の女の子たちと現代の子どもたちがドタバタ巻き込まれるラブコメだ。ところが根っこにあるのは、もう少し地味で切実なテーマだと思っている。戦時中に死んだ少女たちが、同じ「夏」を繰り返しながら現代人と交差する。夏は来る。毎年来る。でも人間のほうは年をとって、変わって、いつかいなくなる。霊たちはその「変わらない夏」の側にいて、現代の少年少女は「変わっていく人間」の側にいる。その非対称が、この作品の静かな背骨だ。
2期で笑いの量を増やしているのは、逃げではないと思っている。1期でその切なさを十分に見せた上で、2期ではあえてコメディに振ることで「それでも夏は楽しい」という地点を確保しようとしている。悲劇を知りながらそれを笑いで包む、という構造は、戦争を背景にした作品として実は誠実な選択に見える。泣かせるより、笑いながら少しだけ胸が痛い、というほうが長く残る。
サブタイトルの「あきない」も、そういうダブルミーニングだったのかもしれない。この夏に飽きない。この話を続けることを商いにする。どちらに読んでも、製作側の「もう一周やる」という意志が透けて見えて、個人的にはそこが一番好きだ。
特に刺さったシーン
杉田智和が複数キャストとしてクレジットされていて、序盤は「また出てきた」「また出てきた」と半ば笑いながら見ていたのに、いつの間にかそれぞれのキャラクターとして聞こえ始めたのが不思議だった。あれだけ声の質が近くても演じ分けてくる密度は、キャリア400本超の人間の仕事だと改めて思う。
堀江由衣が演じる山崎加奈子は、本来であれば悲しい存在のはずなのに、彼女の声が入ると不思議と「生きている」感が出る。どことなく温度がある声質が、幽霊キャラクターの「生きていた側」の記憶を引きずらせていて、それが1期からずっとこの作品の空気を作っていた。
終盤、時間の流れが交差するシーンで画面の情報量が一気に増えるくだりがある。SHAFTの演出が全開になる場面で、初見では何が起きているか少し追いきれなかった。2回目で構造を把握してから見ると、あの圧縮具合が意図的な「記憶のフラッシュバック」の演出だとわかって、それ以来このシーンの見え方が変わった。
読んで見たくなったら——『夏のあらし! 〜春夏冬中〜』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- SHAFT演出・新房昭之作品を一通り通ってきた人
- コメディの裏に静かなテーマが埋まっている作品が好きな人
- タイトルや台詞の言葉遊びに反応できるタイプ
- 幽霊ものを「怖い」ではなく「切ない」で受け取れる人
- 1期を見てもう少し続きを楽しみたいと思っていた人(これが本来の入口)
合わない人
- 1期を見ていない状態でいきなり2期から入った人(設定の説明がほぼない)
- SHAFTの画面構成・テキスト演出が生理的に合わない人
- ストーリーが直線的に進んでほしい人(2期はギャグ回の割合が高い)
- 戦争描写がどんな形であれ気になってしまう人
次に見るなら
まず言うまでもないが夏のあらし!(1期)を先に見ること。2期は1期の続きとして作られていて、キャラクターの関係性も設定も説明なしに進む。順番を守るだけで見え方がまるで変わる。
時間跳躍と喪失感を引き続き追いたいなら僕だけがいない街。こちらはミステリ色が強くギャグはほぼないが、「過去に戻ることで何かを変えようとする」構造は共鳴するものがある。SHAFT作品とは別軸のリアリティだが、終わった後の感触が近い。
夏の記憶と幽霊という組み合わせをもう一周したいならあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。。こちらは時間跳躍がなく現代に閉じた話だが、「夏に死んだ少女と生きている少年少女」という構図がよく似ている。両方見ると夏アニメの幽霊表現がいかに多様かわかって面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『夏のあらし! 〜春夏冬中〜』は、dアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。どちらのサービスも対応しているため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始められます。前作『夏のあらし!』と合わせて通しで楽しむのがおすすめです。
