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のだめカンタービレ 巴里編
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 11話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | J.C.STAFF |
野田はパリで学ぶ機会を得て、千秋がかねてから夢見ていた一流指揮者になることを目指すヨーロッパへと同行する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
音大を卒業した千秋真一は、世界的な指揮者になるという夢を叶えるため、本場ヨーロッパへ渡る決意を固める。一方、ピアニストとしての才能を見出された野田恵(のだめ)も、パリ音楽院への留学という大きな機会を得て、千秋とともにフランスの地へと降り立つ。慣れない異国での生活、言葉の壁、そして本場の音楽家たちとの出会いの中で、二人はそれぞれの夢と正面から向き合っていく。指揮者コンクールに挑む千秋と、自分らしい音楽を模索するのだめ。芸術の都パリを舞台に、音楽に懸ける青春と二人の関係が新たな局面を迎える。
みどころ・魅力
① パリを舞台にした本格クラシック音楽
本作最大の魅力は、音楽の都パリを舞台に描かれる本格的なクラシック音楽です。誰もが知る名曲が物語の随所に登場し、千秋が指揮者として、のだめがピアニストとして本場の舞台に挑む姿は迫力満点。音楽そのものがドラマを動かす演出は、前作以上に磨きがかかっています。
② のだめと千秋の距離が変わる恋愛模様
異国の地で身を寄せ合うように暮らすのだめと千秋。互いの夢を追いかけながらも、すれ違いと歩み寄りを繰り返す関係性が丁寧に描かれます。コメディの裏でじわじわと進展していく二人の恋の行方は、シリーズファンならずとも見逃せない見どころとなっています。
③ 相変わらずのギャグとテンポの良さ
シリアスな音楽描写と並行して、のだめの破天荒な言動や千秋の鋭いツッコミといったお馴染みのコメディも健在です。落ち込む場面もテンポよく笑いへ昇華する絶妙なバランスが、重くなりがちな留学生活の物語を軽やかに彩り、最後まで飽きさせません。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 今千秋 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 島村秀一 |
| 音楽 | Wolfgang Amadeus Mozart |
| 美術監督 | 小林七郎 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | ゴスペラーズ「Sky High!」 |
| ED | 宮本笑里「東京 et 巴里 (Tokyo and Paris)」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
無印ののだめが好きで、その勢いのまま巴里編もすっと入れるだろう、と軽く構えて再生した。そうしたら舞台が日本からパリに移っていて、画面の色からして少し違う。のだめが音楽院だのコンクールだのの中に放り込まれて、日本にいた頃の「千秋の後ろをついていく女の子」とは別の顔を見せ始める。正直に書くと、最初に見たときは途中でなんとなく離脱した記憶がある。今回あらためて頭から通して、止まっていたのは作品のせいじゃなく、こっちが千秋とのだめのコメディだけを目当てに見ていたからだと気づいた。二人がそれぞれ別の不安を抱えて、別の速度で進んでいく話——そう構えて見た2回目で、ようやく腑に落ちた。千秋の隣にいたいだけだった音楽が、いつか自分の音楽になるまで
のだめの音楽は、もともと千秋のためのものだった。追いつきたい、隣で弾きたい、置いていかれたくない。無印ではそれが立派に原動力として回っていて、見ているこっちも微笑ましく受け取っていた。巴里編がやるのは、その動機を一度こわすことだと思う。パリに来たのだめは、千秋とは別の師、別の舞台、別のスケジュールを持つ。物理的に隣にいられない時間がどんどん増える。そうなると「千秋のために弾く」という理由が、ふっと成立しなくなる瞬間が来る。隣にいないなら、何のために弾くのか。ここで作品が突きつけてくるのは、才能の有無みたいなわかりやすい話じゃなくて、もっと地味で厄介な問いだ。誰かのためでなく自分のために音楽と向き合えるか、という問い。だから巴里編は、ラブコメの外側に出てしまう瞬間がいくつもある。千秋が指揮者として自分の世界を広げていくほど、のだめは「彼の彼女」のままでいられない。同じ夢を共有しているはずなのに、共有しているからこそ二人の距離が測りにくくなる。恋愛の障害が第三者じゃなく「お互いの才能」だというのが、この続編のいちばん残酷で面白いところだ。単なる留学ラブコメではなく、好きな人と同じ道を選んでしまった人間が、どこかで自分の足で立たないと先に進めない——その通過儀礼を、コメディの顔をしたまま描いている。笑っているのに、ふと胸の奥が冷える。そういう作品だった。
特に刺さったシーン
川澄綾子ののだめは、例の奇声や脱力したギャグの瞬間と、ピアノに向かって急に真顔になる瞬間の落差がすさまじい。ふざけ倒していた声が、演奏に入った途端まったく濁らずまっすぐ通る。あの切り替えを一人の声で成立させているのが地味に怖い。終盤、のだめが一人で舞台に立つ展開で、客席側に回った千秋——関智一の声が、いつものツッコミの硬さを抜いて妙に静かになる。あの「黙って聴くしかない千秋」の息づかいだけで、二人の関係が変わったことが伝わってきて、思わず画面を止めた。脇も濃くて、釘宮理恵のカトリーヌ・ソランや森川智之のジャン・ドナデュウみたいなパリ側の面々が、のだめを「千秋の彼女」じゃなく一人の演奏家として扱うから、彼女の輪郭がだんだんくっきりしてくる。伊藤静のターニャがいる留学生の生活パートも、音楽の緊張をいい具合にほどいていて好きだ。読んで見たくなったら——『のだめカンタービレ 巴里編』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 無印を見て、二人のその後をちゃんと見届けたい人
- 恋愛の障害が「お互いの才能」になる、ちょっと苦い関係性が好きな人
- クラシック音楽や、海外で一人やっていく留学生活の空気に弱い人
- ギャグと本気の演奏シーンの落差で心を揺らされたい人
合わない人
- 無印を見ずにここから入ろうとしている人(前提を知らないと置いていかれる)
- のだめと千秋のわちゃわちゃコメディだけを期待している人
- 音楽用語や演奏描写が続くと退屈に感じてしまう人
- 恋愛がはっきり前に進む爽快さを求めている人
次に見るなら
クラシックと、才能をめぐるひりつきが好きなら四月は君の嘘。失ったものを抱えた少年が演奏と向き合う話で、音楽が感情そのものになる瞬間ののだめと地続きの手触りがある。ピアノ一本で人生が動いていく重みを浴びたいならピアノの森。環境も才能もバラバラな二人が同じ鍵盤で交差していく構図が、のだめと千秋の関係を別角度から見せてくれる。恋愛とキャリアがほどけずに絡まる感じが刺さったならハチミツとクローバー。芸術をやる若者たちの片想いと焦りを、巴里編と同じ甘さと苦さで描いている。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「のだめカンタービレ 巴里編」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの各サービスで配信されています。複数の主要な動画配信サービスに対応しているため、ご自身が普段使い慣れているサービスを選んで視聴できます。前作から続けて一気に楽しみたい方にもおすすめの作品です。
よくある質問
まとめ
「のだめカンタービレ 巴里編」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの各サービスで配信されています。複数の主要な動画配信サービスに対応しているため、ご自身が普段使い慣れているサービスを選んで視聴できます。前作から続けて一気に楽しみたい方にもおすすめの作品です。




