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ぱすてるメモリーズ
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | project No.9 |
舞台は近未来の20XX年。かつての「オタク聖地」秋葉原は、オタク文化の衰退とともに廃れていた。プレイヤーは数少ない「オタク店」の店長となり、才能あるオタク女性たちを育成する。プレイヤーと少女たちは、オタク文化を蝕む「ウイルス」に立ち向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
近未来の20XX年。かつて「オタクの聖地」として賑わった秋葉原も、オタク文化の衰退とともにその輝きを失いつつあった。小さなオタクショップで働く個性豊かな少女たちは、名作アニメや漫画の「記憶」を消し去る謎のウイルスの存在を知る。彼女たちは作品世界の中に飛び込み、大切な物語を守るための戦いに挑んでいく。みどころ・魅力
① 往年の名作アニメ・漫画へのパロディ演出
各話ごとに異なる名作作品の「記憶世界」へ飛び込む構成が特徴で、懐かしの作品を彷彿とさせるパロディ演出が随所に散りばめられています。元ネタを知っている視聴者ほどニヤリとできる小ネタが多く、オタク心をくすぐる仕掛けが満載です。② 個性豊かなヒロインたちのチームワーク
ショップで働く9人のヒロインはそれぞれ異なる個性と得意分野を持ち、仲間と力を合わせてウイルスに立ち向かいます。日常パートでのコミカルなやり取りから、戦闘シーンでの頼もしい姿まで、キャラクターの魅力が多角的に描かれています。③ 「オタク文化を守る」というユニークな設定
文化の衰退という現実的な問題意識と、作品世界へ飛び込むファンタジー要素を組み合わせたユニークな世界観が見どころです。「好きな作品を守りたい」という感情に訴えるテーマは、アニメファンとして共感しやすい切り口となっています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 篠崎康行 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 玉井豪 |
| キャラクターデザイン | 瀬川真矢 |
| 音楽 | 立山秋航 |
| 音響監督 | 今泉雄一 |
| OP | 今井麻美「Believe in Sky」 |
| ED | イケテル・ハーツ「Sparkle☆Power」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「オタク文化を守るために女の子たちが戦う」系のアニメを見るたびに思うのは、作り手がそのジャンルを本当に愛しているかどうかが3話くらいで分かるということだ。ぱすてるメモリーズを手に取ったのは、キャストに小倉唯と花守ゆみりが並んでいるのを見かけたから。それだけだ。二次元カフェの店員がコスプレしてウイルスと戦うという設定は「面白いかどうか以前に見たことがない」という意味では引っかかった。2回目に見直すと、1話の導入がわりとよく計算されていることに気づく。衰退した秋葉原、ガラガラの街並み、それでもそこに残るオタクたちの描き方が、思ったよりずっと愛情をもって描かれていた。
大好きだった作品を「忘れない」ことが、唯一の戦い方だという話
この作品の構造は、一見するとよくある「美少女が世界を守る」系に見える。でも実際に画面を追っていくと、描かれているのはもっと個人的なことだと気づく。ウイルスに侵された作品世界に入り込んで、そこに住むキャラクターたちを救う——という設定は、アニメや漫画への「思い入れ」そのものを可視化したものだ。
誰でも一度くらいは経験したことがあると思うのだが、ある時ふと「あの作品、最近全然思い出さないな」と気づく瞬間がある。ファンでいることをいつの間にかやめていた、みたいな感覚。ぱすてるメモリーズが描いているのは、その「忘却」こそがウイルスの正体だということだと読んだ。作品世界が侵食されキャラクターが壊れていく様子は、愛着が薄れていく記憶の劣化に見える。
各話で登場する「侵食された作品」のパロディは、ファンなら元ネタに反応できる作りになっている。でも重要なのはそこじゃなくて、店員たちが「この作品が好きだから助ける」という動機だけで動いていることだ。報酬も義務もない。ただ好きだったから、知っていてほしいから、戦う。小倉唯演じる舞子ちまりが作品世界に飛び込むとき、声のトーンが「使命感」ではなく「懐かしさ」に近い色を帯びているのが、このキャラクターの本質をよく表していた。
単なるオタク賛歌ではなく、「文化の衰退」という現実的な設定を置いたのは正解だったと思う。理想郷としての秋葉原ではなく、すでに寂れてしまった秋葉原から始まるこの話は、「失ってから気づく」ではなく「失いかけているときに動く」という選択の物語だ。内山夕実が声を当てるイリーナが持つ、外から見た「オタク文化への憧憬」という視点も、作品世界への入り口として機能していた。外の人間の目線があることで、オタクにとって当たり前だったものの価値がちゃんと言語化される。
特に刺さったシーン
序盤、店員たちが侵食された作品世界に初めて踏み込む場面での花守ゆみり(目白渚央)の演技が印象に残っている。驚きや怒りではなく、まず「こんなになってしまったんだ」という静かな落胆を先に出すところが上手かった。あの間の取り方は台本通りにできる類のものじゃない気がした。
久保ユリカ演じる来島怜が、終盤で「この作品を知っている人がいなくなったら本当に消えてしまう」という主旨のことを言う場面は、話の構造が一番クリアに見えた瞬間だった。ファンでいることが作品を存在させ続けているという話は別に目新しくはないのだが、衰退した秋葉原という舞台設定と組み合わさると妙なリアリティが出る。村川梨衣の町屋結衣奈がコスプレ姿でそれを聞いている絵面の、シリアスとコミカルの間にある感じも含めて記憶に残っている。
読んで見たくなったら——『ぱすてるメモリーズ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 秋葉原に思い入れがある、または「オタクの聖地」という概念自体に感慨を持てる人
- 特定の作品への愛着を「ファンでいること」として語れる人
- 小倉唯・花守ゆみり・村川梨衣のファンで、軽めの日常+バトルの組み合わせを楽しめる人
- パロディ要素に元ネタを拾いながら見るのが好きな人
合わない人
- バトルシーンのクオリティに期待する人(動きより雰囲気寄りの作り)
- オタク文化への自己言及的な作品に食傷気味の人
- パロディ元を知らないと乗りにくい場面があるため、その辺のリテラシーが薄い人
- ストーリーラインに一本筋を求める人(各話の独立性が高い)
次に見るなら
秋葉原と「守るべきオタク文化」という設定に引っかかったなら、アキバ’s Trip ザ・アニメーションも試す価値がある。秋葉原を舞台に吸血鬼から街を守るという荒唐無稽な設定で、ぱすてるメモリーズより一段コメディ寄りだが、街への愛着の描き方に共通するものがある。
作品世界に入り込んで何かを取り戻すという構造が好きなら、SHIROBAKOが遠いようで近い。こちらはアニメ制作の現実を描いたリアル路線でファンタジー要素はないが、「好きなものを守るために働く」という根っこは同じだ。ぱすてるメモリーズの軽さに物足りなさを感じた人向け。
ゲーム原作の美少女アンサンブルとして楽しみたいなら、アイドルマスター シンデレラガールズが近い温度感で見られる。声優陣の掛け合いを軸に見るという点では、同じ楽しみ方ができる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ぱすてるメモリーズ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスの会員であればすぐに全話視聴できます。複数のサービスに加入している方は、使い慣れたプラットフォームからお気軽にお楽しみいただけます。
