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ぴよこにおまかせぴょ!
| 放送年 | 2003年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 8話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MADHOUSE |
ピヨコと黒ゲマゲマギャングが主役の新しいOVAシリーズ。アナログ惑星から地球へやってきた黒ゲマゲマギャングは、デジ子を誘拐して身代金を要求し、豊かな家を手に入れるという夢を叶えようとする。ピヨコがこの事件に立ち向かう!
作品概要・あらすじ
あらすじ
アナログ惑星からやってきた悪の組織・黒ゲマゲマギャングは、金持ちになる夢を叶えるべく、デジ子の誘拐と身代金要求という大胆な計画を実行に移す。しかし彼らの野望を阻むのは、元気いっぱいの少女・ピヨコ!突拍子もない敵の作戦と、それに真正面からぶつかっていくピヨコの奮闘が、笑いあふれるドタバタ劇を巻き起こす。
みどころ・魅力
① ドジっぷりが愛おしい!黒ゲマゲマギャングのコメディセンス
悪の組織でありながら、どこか憎めないお間抜けキャラ揃いの黒ゲマゲマギャング。大きな夢を持ちながらも毎回空回りするそのドタバタっぷりは、SF設定のぶっ飛んだ世界観と相まって笑いが絶えないコメディの核心部分です。
② SF×ドタバタの絶妙なブレンド
アナログ惑星という独特のSF設定を下敷きにしながらも、作品全体のトーンはとことんコメディ寄り。スペースオペラ的な大げさな演出と、日常感あふれるドタバタが混在する独特の世界観は、OVAならではの自由な作風を存分に楽しめます。
③ ピヨコのひたむきな活躍が胸を打つ
笑いの多い作品ながら、ピヨコが困難な状況へ一直線に立ち向かう姿には純粋な熱さがあります。ギャグの中に宿るキャラクターの意志の強さが、単なるコメディを超えた見応えを生み出しているのがこの作品の魅力です。
キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | 桜井弘明 |
|---|---|
| 音楽 | 増田俊郎 |
| OP | PKO「We are THE ONE!」 |
| ED | ピー・ケー・オー「Knighthood ~ The number one dream in the world」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
でじこ周辺のOVAを片っ端から掘っていた時期があって、「ぴよこにおまかせぴょ!」というタイトルを見たとき正直一瞬止まった。ぴよこって何。ぴょって鳴くの。「でじこ」の「にょ」に対してこちらは「ぴょ」なのか、というあたりから確かめなければいけない案件だった。
でじこ本編やプチキャラット(沢城みゆきが演じる、あの独特のふわっとした清潔感のある声)を先に見ていたなら、ぴよこ=ライバルキャラ・ぴよこ=黒ゲマゲマギャングのボス、という文脈はすでに頭に入っているはず。このOVAはその「敵側」の主役交代劇で、でじこをさらって身代金で豊かになろうという計画が軸になる。最初は「コメディのOVAか」と軽く構えて見始めたのだが、尺の短さとテンポの暴力的な速さに少し面食らった。2回目からはそのテンポ自体が気持ちよくなる。
「悪の組織ごっこ」が成立しないから面白い——夢を持つ悪役の空回り
このOVAを単なるでじこ周辺のスピンオフだと思って見ると、少し見当が外れる。ぴよこと黒ゲマゲマギャングの物語は表面上はコメディだが、構造の芯にあるのは「悪役になりきれない悪役」の話だ。
黒ゲマゲマギャングはアナログ惑星から地球にやってきて、でじこを誘拐して身代金を取り、豊かな家を手に入れるという夢を持っている。この夢自体が微妙にスケールが小さい。世界征服でも銀河支配でもなく、「豊かな家」。その庶民的な目標が、彼らが本質的に「悪の組織」というよりは「夢を持った庶民」に近いことを示している。
ピョコラ・アナローグIII世を演じる林原めぐみの声がここで効いていて、悪役のはずなのに妙に人間くさい温度がある。林原さんはこういう「どこかズレた熱量を持つキャラクター」を演じるとき、声の奥に滑稽さと切実さを同居させるのがうまい。悪いことをやろうとしているのに、なぜか応援したくなってしまう瞬間がある。
リク・ハイゼンベルグを演じる鳥海浩輔も同様で、当時の鳥海さんの声はいまより少し若い張りがあり、コメディの中でも存在感がある。男性キャラがギャグ側に引っ張られやすい構成の中で、ちゃんとキャラとして立っている。
そしてぴよこ自身の「おまかせぴょ!」という口癖。主役交代したのに彼女のやることは基本的にドタバタしかなく、計画は毎回うまくいかない。でじこ(真田アサミ)も氷上恭子演じるうさだも、やってくる方向から来る方向へ普通に存在している。このOVAに「成功した悪役」は一人も出てこない。それがこの作品の正体だと思う。夢を持ちながら毎回空回りする話で、2003年のあの時期のコメディ文法として、それは非常に正直な作り方だった。
特に刺さったシーン
黒ゲマゲマギャングが計画を立てているシーンの、あの無駄に真剣な顔つきが好きだった。悪事を企てているというより文化祭の出し物を相談しているテンションで、それがかえってキャラクターの可愛げになっている。
ぴよこが動き始めたとき——「おまかせぴょ!」と言いながら突入するあのテンポ——林原めぐみの声が乗ると、台詞のシンプルさに反してキャラクターの輪郭がぐっと太くなる。このシリーズで林原さんを聴くのは少しだけ贅沢な感じがあって、「ここで林原めぐみ使うんだ」という驚きが毎回ある。
でじこが巻き込まれる展開で真田アサミの「にょ」口調が差し込まれるたびに、本編との地続き感がある。このOVAはコアファン向けの立ち位置で、スタートライン自体をでじこのキャラクターを知っていることに置いているのだが、その設計がここでちゃんと機能している。氷上恭子のうさだも短い出番の中で空気を変えてくれる。短尺OVAの中に既存キャラをこれだけ詰め込みながら、窮屈に感じないのはテンポの勝利だと思う。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- でじこ・プチキャラット・黒ゲマゲマギャングの文脈をすでに頭に入れている人
- 2000年代初頭のゲーマーズ系コメディのノリ・テンポが肌に合う人
- 林原めぐみと沢城みゆきが同じ作品に出ているだけで価値を感じられる人
- 「成功しない悪役が愛おしい」と思えるタイプのオタク
- 短尺OVAをサクっと消費する視聴スタイルに慣れている人
合わない人
- でじこシリーズを未見で、このOVA単体から入ろうとしている人(前提知識なしでは人物関係がわからない)
- ストーリーの展開や解決に納得感を求める視聴スタイルの人
- 「ぴよこ」というキャラクターに元々思い入れがない人には刺さりどころが少ない
- 配信でさっと見たい人(現在Amazon DVDでの購入のみで視聴ハードルが高い)
次に見るなら
このOVAで黒ゲマゲマギャングに愛着が湧いたなら、まずDi Gi Charat(でじこ)本編に戻ることを勧める。ぴよこたちが「敵」として登場するもともとの文脈を確認することで、このOVAの「敵側の視点から描いた外伝」という構造がより鮮明になる。沢城みゆき演じるプチキャラットの使われ方も本編の方が多い。
悪役が主役の愛嬌あるコメディという軸で見るなら魔法陣グルグル(1994年版)も相性がいい。敵キャラが毎回空回りする構造と、短いギャグを積み上げるテンポの快楽が似ている。キャストは全く異なるが、「夢はあるが毎回うまくいかない」という空気が近い。
2000年代前半のOVAのコメディ温度感が気に入ったならぷちぷりユーシィも試してみていい。ゲーマーズ系の作風と声優陣の重なりがあり、同時期の空気を共有している。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
現時点では主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望する場合は、中古DVDや動画販売サイトでの個別購入をご検討ください。OVA作品のため、入手経路は限られますが、ファン向けの流通市場で見つかることがあります。
よくある質問
まとめ
現時点では主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望する場合は、中古DVDや動画販売サイトでの個別購入をご検討ください。OVA作品のため、入手経路は限られますが、ファン向けの流通市場で見つかることがあります。
