planetarian~星の人~

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2016planetarian~星の人~

planetarian~星の人~

★ 3.8 / 5.0ドラマファンタジーSF
放送年2016年
フォーマット劇場版
話数1話
原作ビジュアルノベル
制作David Production

核兵器と生物兵器で世界が荒廃した未来。廃墟と化した隔離都市を探索するスカベンジャー「ジャンカー」は、古い星投影館で動作するロボット少女と出会う。彼女との交流を通じて、荒廃した世界でも失われていない希望と人間らしさを見出していく。Key製ビジュアルノベルの映像化作品。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

核兵器と生物兵器による戦争で文明が崩壊し、人類が滅亡の淵に立たされた未来。荒廃した世界をさまよう「星屑」と呼ばれる老いた男は、かつてロボット少女ほしのゆめみと過ごした記憶を胸に、人々へ星の物語を語り継いでいました。彼が辿り着いた隔離都市での出会いと別れ、そして雪の降る世界で交わされた約束が、失われゆく人類に小さな希望の灯をともします。Key制作のビジュアルノベルを原作に、滅びの時代を生きる人間の尊厳と、心を持つ機械との交流を静かに描き出した感動作です。

みどころ・魅力

① 滅びゆく世界で描かれる「希望」の物語

廃墟と化した未来を舞台にしながらも、本作が見つめるのは絶望ではなく希望です。星を見上げることをやめない人々の姿を通して、どれほど世界が荒廃しても失われない人間らしさと優しさが丁寧に描かれます。静謐な世界観の中に灯る温かさが心を打ちます。

② ほしのゆめみとの交流が生む感動

プラネタリウムの案内ロボット・ほしのゆめみとの交流は、本作の核となる魅力です。プログラムされた存在でありながら人の心に寄り添う彼女の言葉が、主人公だけでなく観る者の胸にも深く響きます。シリーズを締めくくる感動が凝縮されています。

③ Key作品ならではの繊細な感情描写

『AIR』『CLANNAD』などで知られるKeyらしい、丁寧で繊細な感情の積み重ねが本作の真骨頂です。派手な演出に頼らず、静かな語りと美しい映像で観る者の涙を誘います。原作ファンはもちろん、初見でも物語の余韻にひたれる一本です。

キャスト・声優一覧

ほしのゆめみ
ほしのゆめみ
メイン
›
すずきけいこ
屑屋
屑屋
メイン
›
小野大輔
エレミヤ
エレミヤ
サブ
›
桑原由気
エズラ
エズラ
サブ
›
安芸子 竹口
イザヤ
イザヤ
サブ
›
石上静香
ヨブ
ヨブ
サブ
›
日笠陽子
ルツ
ルツ
サブ
›
津田美波
レビ
レビ
サブ
›
福沙奈恵

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スタッフ

監督津田尚克
キャラクターデザイン竹知仁美
美術監督杉山祐子、竹田悠介
EDリア「星の舟」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

Key作品、という四文字を見た時点で身構えた。泣かされるとわかっている試合に、わざわざ防具を外して臨むようなものだ。planetarianのOVAは知っていたから、劇場版の『星の人』はその先にあるものなんだろうと、半分は答え合わせのつもりで見始めた。ところが最初の数分で、想像していた距離感が崩れた。荒野を一人で歩く老人の背中から始まるとは思っていなかったのだ。OVAで見たあの星投影館の話が、こんなに長い時間軸の「その後」として語り直される——それを知ったとき、構えていたはずの自分がもう前のめりになっていた。2回目に見たときは、冒頭の荒野の色味がやけに目に焼きついた。最初は気づかなかった、空の白さに。

壊れた世界で、それでも誰かに何かを手渡そうとする話

この作品は単なる「ロボットと人間の心の交流」の物語ではない、と2回目を見終わってから思うようになった。たしかに星投影館で出会うロボット少女との時間は柔らかくて、優しくて、その分だけ後で効いてくる。でも『星の人』が本当に描いているのは、その出会いを抱えたまま何十年も生き延びてしまった人間が、最後に何をするのか、という問いの方だと思う。

核と生物兵器で焼けた世界には、もう希望を語る理由なんてどこにもない。理屈で言えば、誰かのために命を削る意味もない。それでも老いたジャンカーは、子どもたちに星空を見せるために歩き続ける。彼が手渡そうとしているのは、星そのものではなくて、「かつて誰かが自分にそうしてくれた」という記憶の連鎖なんだろう。受け取ったものを、次に渡す。たったそれだけのことが、荒廃した世界では奇跡みたいな重さを持つ。

面白いのは、この物語が「人間らしさとは何か」をロボットの側ではなく、人間の側に問い返してくる構造になっていることだ。心がないはずの存在が示した優しさを、心があるはずの人間が長い年月をかけて受け継いでいく。どちらが人間的なのか、と問われたら、私はうまく答えられない。希望は最初から世界にあるんじゃなくて、誰かが誰かに渡し続けるから、かろうじてこの世界に残っている——そう言われている気がして、終盤はずっと喉の奥が痛かった。

特に刺さったシーン

終盤、子どもたちに向かって星の話をする場面で、声が一度だけ揺れるところがある。小野大輔が演じる屑屋の語り口は、基本的にぶっきらぼうで、感情を表に出さない男の喋り方なのに、その一瞬だけ、抑えていたものが滲む。あそこで初めて、この男がどれだけ長い時間を一人で抱えてきたのかが伝わってきて、思わず座席の肘掛けを握っていた。津田美波のルツや石上静香のイザヤといった、彼を取り巻く声たちが若くて生々しいぶん、屑屋の声の乾き方がよけいに際立つ。日笠陽子のヨブも、強さの裏に疲労を滲ませる演技で、荒野に生きる人間の質感がちゃんとある。映画館の暗がりで、音響が星空のシーンの静けさを丁寧にすくい上げてくれたのも大きい。あの沈黙は、家のテレビでは絶対にこの密度では届かない。

読んで見たくなったら——『planetarian~星の人~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • planetarianのOVAを見て、あの優しさの「その後」を知りたいと思っていた人
  • 派手な展開より、静かな余韻と記憶の重さで泣かされたい人
  • ロボットと人間というモチーフで、人間の側を問い返される物語が好きな人
  • 映画館の音響と沈黙で、感情をゆっくり追い詰められたい人

合わない人

  • テンポの速いアクションや明確な敵との対立を求めている人
  • ポストアポカリプスに救いより絶望を期待している人
  • OVAの前情報なしに入ると、時間軸の構成で少し迷うかもしれない人

次に見るなら

屑屋とロボット少女の関係に泣かされたなら、プラスティック・メモリーズを。寿命のあるアンドロイドと過ごす時間を描いた作品で、「別れがわかっているのに手を伸ばす」という痛みの形がよく似ている。

荒廃した世界で誰かに何かを手渡す物語が好きなら、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦争のあとを生きる存在が、人の心を少しずつ受け取っていく過程は『星の人』と地続きの優しさがある。

ロボットと人間の境界そのものに惹かれたなら、イヴの時間を。短いながら、心があるかどうかという問いを人間の側にそっと返してくる作りで、見終わったあとの後味が近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『planetarian~星の人~』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴することができます。いずれも見放題作品として配信されているため、お好みのサービスでじっくり楽しめます。アニメ作品を多く扱うこれらのサービスなら、関連シリーズもあわせてチェックできておすすめです。

よくある質問

Q. planetarian~星の人~はどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴できます。いずれも見放題で配信されているため、ご利用中のサービスでそのまま楽しめます。
Q. 予備知識なしでも楽しめますか?
A. 単体でも物語の感動は十分伝わりますが、前日譚にあたるシリーズを観ておくと、ほしのゆめみとの関係性がより深く理解でき、感動も一層大きくなります。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 荒廃した未来世界を舞台にしたドラマ・ファンタジー・SF作品です。Key制作のビジュアルノベルを原作とし、滅びの時代を生きる人間と機械の交流を静かに描いています。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 2016年公開の劇場版作品で、1時間ほどでまとまっています。短い時間ながら濃密な感動が凝縮されており、休日のひとときにじっくり鑑賞するのにぴったりです。

まとめ

『planetarian~星の人~』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴することができます。いずれも見放題作品として配信されているため、お好みのサービスでじっくり楽しめます。アニメ作品を多く扱うこれらのサービスなら、関連シリーズもあわせてチェックできておすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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