銀河英雄伝説 Die Neue These 激突

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2022銀河英雄伝説 Die Neue These 激突

銀河英雄伝説 Die Neue These 激突

★ 4.0 / 5.0アクションドラマファンタジーSF
放送年2022年
フォーマットONA
話数12話
原作その他
制作Production I.G

銀河英雄伝説の第二部。帝国と自由惑星同盟の戦争が激化する中、ラインハルトは帝国の統一を進め、ヤンは同盟の防衛戦略を展開する。二人の天才指揮官の対立が深まり、銀河の未来を巡る壮大な戦いが繰り広げられる。帝国側の権力闘争と同盟内部の政治的混乱も加わり、戦局はより複雑化していく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

銀河帝国と自由惑星同盟の戦争が激化する中、若き天才ラインハルト・フォン・ローエングラムは帝国内の権力闘争を制しながら覇道を歩み続ける。一方、同盟の魔術師と称されるヤン・ウェンリーは限られた戦力で帝国軍の猛攻を凌ぎ、巧みな戦略で防衛線を死守する。相対する二人の英雄が銀河の命運を賭けた激突を繰り広げる、壮大なスペースオペラ第二部。

みどころ・魅力

① 二人の天才指揮官が描く戦略の応酬

ラインハルトとヤンという対照的な天才が、それぞれ異なる動機と立場で戦場に立つ。圧倒的な攻勢を仕掛ける帝国軍と、少ない戦力で知略を尽くす同盟軍。どちらが優勢かわからない緊張感あふれる戦術描写が見る者を引き込む。

② 戦争を動かす政治と権力の暗闘

戦場だけでなく、帝国内部の権力闘争や同盟の政治的腐敗もドラマの核心を成す。英雄たちが戦場で勝利を重ねても、政治の壁や内部の裏切りが立ちはだかる。軍事と政治が絡み合う重厚なストーリー展開が本作最大の魅力のひとつ。

③ リニューアルされた美麗な映像と壮大なスケール

「Die Neue These」シリーズならではの現代的な作画と緻密なCG艦隊戦が、銀河規模の戦闘を迫力たっぷりに描き出す。数百隻の艦艇が激突する宇宙戦のスペクタクルは、映像面でも圧巻の仕上がりとなっている。

キャスト・声優一覧

ラインハルト・フォン・ローエングラム
ラインハルト・フォン・ローエングラム
メイン
宮野真守
ヤン・ウェンリー
ヤン・ウェンリー
メイン
鈴村健一
オスカー・フォン・ロイエンタール
オスカー・フォン・ロイエンタール
サブ
中村悠一
フレーゲル
フレーゲル
サブ
古谷徹
コルネリアス・ルッツ
コルネリアス・ルッツ
サブ
野島裕史
フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
サブ
稲田徹
ジークフリード・キルヒアイス
ジークフリード・キルヒアイス
サブ
梅原裕一郎
カール・グスタフ・ケンプ
カール・グスタフ・ケンプ
サブ
安元洋貴
アントン・ヒルマー・フォン・シャフト
アントン・ヒルマー・フォン・シャフト
サブ
シャルロット・フィリス・キャゼルヌ
シャルロット・フィリス・キャゼルヌ
サブ
ナレーター
ナレーター
サブ
下山吉光
ワルター・フォン・シェーンコップ
ワルター・フォン・シェーンコップ
サブ
三木眞一郎

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スタッフ

監督多田俊介
シリーズ構成高木登
原案キャラデザ寺岡巌、津島桂、菊地洋子
美術監督竹田悠介
OPせんなりん「dust」
EDせんなりん「melt」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「いつか見る」と口にしながら、気づいたら激突篇の配信が2022年に来ていた。旧OVA版は1988年からで、Die Neue Theseの第1期が2018年。その間ずっと「名作らしい」という話は耳に入り続けていたのに、結局後回しにし続けた。アニメライターとして銀英伝を語れないのはさすがにまずいという、やや情けない動機が最後には勝った。

最初の数話は正直、整理が追いつかなかった。帝国と自由惑星同盟、ドイツ語系と英語系で混在する人名、双方の艦隊を行き来する視点。ところが中盤あたりで何かが噛み合う瞬間があって、気づくと次の話を止められなくなっていた。

2周目で初めてわかったのは、1周目に「BGM」として流していた音楽が、実はシーンの感情を全部決めていたということ。それと、宮野真守のラインハルトが醸し出す圧力——静かな場面でも画面の外から何か押してくる感じ——が、最初は把握しきれていなかった。2周目でようやく受け取れた。

天才が戦う話ではなく、「何のために勝ちたいのか」を問い続ける話

宇宙規模の天才対決アニメだと思っていた。半分は合っていた。ただ激突篇まで見ると、それだけが目的じゃないことがわかってくる。

ラインハルト・フォン・ローエングラムはどう見ても強い。戦術眼、カリスマ、決断の速さ、全部そろっている。ところがこの作品、ラインハルトが「なぜ帝国を統一しようとしているのか」の部分をかなり丁寧に掘る。腐敗した貴族社会への怒り、姉アンネローゼへの想い、そこから来る「誰かの掌の上で生きたくない」という感情。純粋な野心じゃなく、個人的な傷から来ている。宮野真守の演じるラインハルトは、強さの中に何か取り返せないものを抱えているような声をしていて、それが機能しているからキャラクターが単なる「強い敵役」にならない。

一方のヤン・ウェンリーは、戦争が嫌いなのに戦争が上手い。歴史家になりたかった男が気づいたら最前線にいる、という皮肉な構図だが、ヤンの視点で見えてくるのは「民主主義とは何か」という、いまだに答えの出ない問いだ。同盟内の政治腐敗、市民の無関心、それでも体制を守ろうとする理由。鈴村健一の演じるヤンが、どこか諦めたような、でも諦めていない表情で語る場面は、激突篇を通じてじわじわ効いてくる。

「天才が戦う話」は表面にすぎなくて、本当に問われているのは「あなたはどんな世界を望んでいるのか」ということだと思う。ラインハルトは変革を望み、ヤンは腐敗を知りながらも現行の民主制度を守ろうとする。どちらが正しいかという答えは出ない。出さないことが、この作品の選択だ。

Die Neue TheseというリメイクがONA形式をとっていることで、TVの話数制約から解放された分、政治劇のシーンが削られていない。艦隊戦の視覚的な整理度も上がっていて、帝国と同盟の色調・構図の使い分けが明確だから、「どちら側の視点か」が映像だけで伝わってくる。旧作と比べるかどうかはともかく、これ単体で完結した体験として成立している。

特に刺さったシーン

三木眞一郎のシェーンコップが画面に出るたびに空気が変わる。ローゼンリッターの隊長として戦場にいるときの獰猛さと、それ以外の場面での飄々とした態度の落差が、声の演じ分けで成立している。「遊んでいるように見えて本気」という難しい質感を当たり前のように出してくる。台詞が短い場面でもキャラクターの重量がある。

激突篇の終盤、アムリッツァ星域会戦の前後がいちばんきつかった。合理的な判断の積み重ねが、人的被害という形で返ってくる。ヤンが何も言わずに画面を見ているだけの場面があって、鈴村健一の「何も言わない演技」の重さが妙に長く残った。セリフじゃないところで全部語っている。

中村悠一のロイエンタールは登場シーンが限られていても毎回引っかかる。知性と危うさが同居しているキャラクターで、それが声に出ている。激突篇の段階ではまだ本格的な出番ではないが、出るたびに「この人、後でどうなるんだろう」という予感が走る。安元洋貴のケンプは、「声優と夜あそび」でのバラエティ印象とのギャップが面白い。帝国将官として画面に出ると別人になっている。そういう切り替えを当たり前のようにやるのがベテランだと改めて思う。

読んで見たくなったら——『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 政治・歴史・哲学の話が宇宙SFに混入しているのが好きな人
  • 「正解が出ない問い」を長編かけてじっくり考えさせてくれる作品を求めている人
  • 宮野真守鈴村健一三木眞一郎の演技を腰を据えて聞きたい人
  • 旧OVA版を見ていて、新解釈でどう変わったか気になっている人
  • 艦隊戦だけでなく、その戦いの政治的文脈ごと描いてほしい人

合わない人

  • 登場人物の名前・所属を整理する序盤の負荷に耐えられない人
  • 「結局どっちが勝つのか」という単純な勝敗を求めている人
  • テンポよく事件が動く作品が好きな人(政治劇・対話の比重が大きい)
  • 女性キャラクターの出番や感情ドラマを主軸に期待している人

次に見るなら

政治と哲学が混入した組織ドラマが続けて見たいなら、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX。テロ・情報戦・体制の腐敗を扱いながら、「答えが出ないまま考え続ける主人公」という軸が銀英伝のヤンと重なる。セリフの密度が好みな人に特に。

宇宙を舞台にした戦争と政治の理不尽さという方向で見るなら、アルドノア・ゼロ。「戦術的に正しい判断が報われるとは限らない」という不条理感が共通している。銀英伝よりテンポが速いので、口直しとしても機能する。

「戦うことの意味を問う」軸でもう一本見たいなら、ヴィンランド・サガ。時代も舞台も全く違うが、「強さの先に何があるのか」という問いの立て方が近い。あと単純に脚本が良い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで視聴できます。複数の主要配信サービスに対応しているため、すでに利用中のサービスでそのまま視聴を始めることができます。

よくある質問

Q. 銀河英雄伝説 Die Neue These 激突はどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで配信されています。お使いのサービスに合わせてご利用ください。
Q. 1期から見ないと楽しめませんか?
A. 「激突」は第二部にあたるため、第一期「星乱」から順番に視聴することをおすすめします。登場人物や世界観を把握した上で見ると、より物語を深く楽しめます。
Q. 旧OVA版との違いはありますか?
A. 「Die Neue These」は現代の作画技術でリメイクした新シリーズです。映像・演出がアップデートされており、旧OVA版を知らない方でも入りやすい作品となっています。
Q. 何話構成ですか?
A. 「激突」は全12話構成のONAシリーズです。1話あたりの視聴時間も短めなので、まとめて一気見するのにも適しています。

まとめ

『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで視聴できます。複数の主要配信サービスに対応しているため、すでに利用中のサービスでそのまま視聴を始めることができます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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