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劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Signal.MD |
放浪の騎士ベディヴィアーは旅の終わりに到達する。舞台は西暦1273年のエルサレム。聖地は広大な砂漠に変わり果て、人々は故郷を追われ、三大勢力がこの荒野で戦争を繰り広げている。円卓の騎士たちは聖都とライオンキングを守るため集結する。王国全体を動員した大規模な戦いが始まろうとしていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
舞台は西暦1273年のエルサレム。かつての聖地は広大な砂漠へと姿を変え、人々は故郷を追われていた。この荒野では三大勢力が覇権を懸けて争い、戦火は絶えることがない。聖都を統べる「ライオンキング」のもとには円卓の騎士たちが集結し、王国を挙げた大規模な戦いが幕を開けようとしていた。そんな中、放浪の騎士ベディヴィアーは長き旅の果てにこの地へとたどり着く。彼が背負う使命と、聖地を巡る者たちの思いが交錯するとき、世界の命運を分ける物語が動き出す。みどころ・魅力
① 砂漠の聖地を舞台にした壮大なスケール
砂漠と化したエルサレムを舞台に、三大勢力が激突する重厚な世界観が魅力です。広大なロケーションと緻密な美術設計が、終末を思わせる荒野の空気感をスクリーンいっぱいに描き出し、観る者をキャメロットの世界へと一気に引き込みます。② 円卓の騎士たちが繰り広げる迫力のアクション
ライオンキングを守る円卓の騎士たちが見せる戦闘描写は本作最大の見どころです。それぞれの個性が際立つ戦いぶりと、ダイナミックなカメラワークによるアクションシーンは劇場版ならではの迫力で、ファンならずとも圧倒される完成度に仕上がっています。③ 放浪の騎士ベディヴィアーの旅路
物語の軸となるのが、旅の終わりにこの地へ至ったベディヴィアーの存在です。彼が何を求め、何を背負ってこの戦いに身を投じるのか——その内面に迫る描写が、単なるバトル作品にとどまらない人間ドラマとしての奥行きを与えています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 末澤慧 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 細居美恵子、黄瀬和哉、温泉中也 |
| 美術監督 | 若松栄司、甲斐政俊、中村豪希 |
| ED | 坂本真綾「独白」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
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ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、FGOは一度も触ったことがない。ゲームをやっている友人が「キャメロットは別格」と何度か口にしていたのは覚えているが、こっちは生返事をしていた側だ。ソシャゲの劇場版、と聞くと反射的に身構える。原作勢へのご褒美映像で、外から来た人間は置いてけぼりにされるやつだろう、と。だから配信で見始めたときも期待値は低かった。ところが冒頭、砂に呑まれた王国と、そこを一人歩く騎士の絵面で、思っていたより前のめりになっている自分がいた。誰が誰なのかは半分も分からない。それでも「終わってしまった世界の、後始末をしに来た男」の空気だけは、説明なしで伝わってくる。знание ゼロでも入口は開いていた、というのが最初の驚きだった。
砂漠に立つ騎士たちが守っているのは、王なのか、それとも引き返せなくなった自分の信義なのか
キャメロット前編は、物語としてはほとんど「準備」に費やされる。1273年のエルサレムが砂漠に変わり、三つの勢力がその荒野で殺し合っている。円卓の騎士たちは聖都とライオンキングを守るために集まる——あらすじを並べるとそれだけだ。前編単体だと、伏線を置いて、駒を盤上に並べて、さあここから、というところで幕が下りる。普通ならフラストレーションが溜まる構成だ。
ただ、FGOを知らない側から見ると、この「説明されない忠義」がかえって不気味に効いてくる。円卓の騎士というのは、本来アーサー王物語では理想の集団だったはずだ。それがこの作品では、聖都を守るという大義のもとで、追われた人々を踏み越えていく側に立っている。守る対象が絶対的すぎて、守るという行為そのものが暴力になっている。原作の文脈を知っていれば「あの騎士がなぜここに」という感情で見るのだろうが、何も知らないこちらには、ただ「忠誠が人を盲目にしていく構造」だけが剥き出しで残る。
そして放浪の騎士ベディヴィエール。彼だけが、どこにも属していない。旅の終わりに辿り着いた、という設定からして、彼は円卓の内側にいながら外側の目を持っている。これは見ている自分の立ち位置とほとんど同じだ。知らないまま放り込まれた人間にとって、ベディヴィエールは数少ない手すりになる。単なるヒーローの物語ではなく、「もう取り返しのつかなくなった場所で、それでも何かを果たそうとする」話として、前編は最後の一歩の手前まで連れて行く。だから準備に費やされた二時間が、終盤になると妙に重く感じられた。
特に刺さったシーン
子安武人のオジマンディアスが画面に出てきた瞬間、空気が変わる。あの声は、王というより「自分が世界の中心だと一度も疑ったことのない人間」の声だ。台詞の一つひとつに余裕と威圧が同居していて、知らないキャラのはずなのに「あ、この人は格が違う設定なんだな」と説明されなくても飲み込めてしまう。配信のそこそこの環境で見ても圧があったから、劇場の音響で浴びた人は相当だっただろうと思う。これは家のスピーカーで完結させたのが少し悔しいやつだ。
あとは序盤の砂漠でベディヴィエールが動くアクション。宮野真守の声は熱を上げすぎず、疲れた騎士の体温で抑えてくるのがいい。砂塵の中で剣が振られるたびに、勝つための戦いというより、止まったら倒れるから動いている、みたいな切実さがある。派手なのに乾いている。この温度差が、自分にはいちばん残った。
読んで見たくなったら——『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- FGOをやり込んでいて、キャメロット編を映像で見届けたい人(これは大前提で間違いなく刺さる)
- 滅びかけた世界・砂漠の戦場みたいなビジュアルの重さに弱い人
- 子安武人・宮野真守・川澄綾子あたりの声で物語の格を感じ取れる、声優演技で見るタイプの人
- 前後編の「前編」を、設定を味わう時間として楽しめる人
合わない人
- 一本で起承転結が綺麗に閉じてほしい人(これは明確に前編なので未完で終わる)
- 原作知識ゼロで、キャラ相関を全部映像内で説明してほしい人
- テンポよく話が転がるアクションを期待している人(前半は溜めが長い)
次に見るなら
まず順当に劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram。前編は完全に途中で切れるので、ここで止めるのは生殺しだ。砂漠に並んだ駒が動き出すのは後編から。
Fateそのものに興味が出たならFate/Zero。聖杯戦争の原典的な重さと、大人たちの理想と挫折が詰まっていて、キャメロットの「忠義が人を狂わせる」感触が好きならここに繋がる。
映像の暴力的な美しさで殴られたいなら劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]。物語の暗さと作画の密度はシリーズでも頭ひとつ抜けていて、Fateの劇場アニメの本気を浴びるならこの三部作が近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram は、dアニメストア、U-NEXT、Huluで視聴することができます。いずれも見放題作品として配信されているため、自分の利用しているサービスに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。これから視聴を始めたい方は、上記3つのいずれかのサービスをチェックしてみてください。








