理系が恋に落ちたので証明してみた。

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2020理系が恋に落ちたので証明してみた。

理系が恋に落ちたので証明してみた。

★ 3.5 / 5.0コメディラブコメ
放送年2020年
フォーマットONA
話数12話
原作漫画
制作Zero-G

雪村真也と氷室菖は、愛が科学理論で解明できるかを研究する科学者同士です。二人は互いに好意を持っており、その複雑な感情を科学的事実で解き明かしたいと考えています。この完璧な機会を利用して、二人は自分たちが抱く愛の理論を解明しようと試みます。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

大学院の研究室に所属する雪村真也と氷室菖。ある日、氷室が突然「雪村くんのことが好きかもしれない」と告白したことから、二人の奇妙な”実験”が始まる。科学者として、自分たちが本当に恋をしているのかを論理と実験で証明しようとする二人。ドキドキ感の数値化、心拍数の計測、統計処理……あらゆる科学的手法を駆使して「愛の証明」に挑む姿は、笑いと甘さが絶妙に混ざり合ったラブコメに仕上がっている。

みどころ・魅力

① 科学ギャグとラブコメが見事に融合したユニークな笑い

「好意の証明」に本気で統計や実験計画を持ち込む二人のズレた真剣さが最大の笑いどころ。専門用語がバンバン飛び交いながらも、結局は普通の恋愛的展開に帰着する構造が絶妙で、理系知識がなくても十分楽しめるテンポのよいコメディに仕上がっている。

② 不器用すぎる二人のもどかしい距離感

感情を「データ」として処理しようとするあまり、素直になれない雪村と氷室。お互いへの好意は明白なのに、科学的根拠がなければ断言できないという歯がゆさが続く。このもどかしさこそがラブコメとしての核心であり、見ているうちにじわじわと二人を応援したくなる。

③ キャラクターの個性と研究室仲間の賑やかさ

主人公二人だけでなく、周囲の研究室メンバーも個性豊か。二人の実験に振り回されるサブキャラたちのリアクションも見どころのひとつで、グループとしての掛け合いがテンポよく作品全体の空気を明るくしている。

キャスト・声優一覧

雪村心夜
雪村心夜
メイン
内田雄馬
氷室菖蒲
氷室菖蒲
メイン
雨宮天
奏言葉
奏言葉
メイン
原奈津子
犬飼虎輔
犬飼虎輔
メイン
福島潤
棘田恵那
棘田恵那
メイン
大森日雅
池田教授
池田教授
サブ
置鮎龍太郎
リケクマ
リケクマ
サブ
麻倉もも
山本亜梨華
山本亜梨華
サブ
小倉唯
雄一
雄一
サブ
近藤雄介
式城直哉
式城直哉
サブ
山谷祥生

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スタッフ

監督喜多幡徹
シリーズ構成池田臨太郎
キャラクターデザイン五十内裕輔
音楽高橋修平、hisakuni、平田祥一郎、大塚郁、曽木琢磨、髙橋祐子
美術監督坂上裕文
音響監督今泉雄一
OP雨宮天「PARADOX」
EDななもり。あかり「チューリングラブ feat.Sou」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「理系カップルのラブコメ」というタグを見た瞬間、なんとなく内容が読めた気がした。科学用語をちりばめたギャグ、照れない主人公たち、実験という名の口実。そういう作品、だいたい知ってる。そう思いながら1話を再生したら、案の定そのとおりだった——と言いたいところだが、妙に手が止まらなかった。

ONAという形式のせいか、1話が短い。テンポが速い。雨宮天内田雄馬の掛け合いが、思っていたより「科学者の芝居」をちゃんとやっている。棒読みではなく、本物の研究者みたいな、感情を処理する前に言葉が出てくる演技。そこで少し引っかかった。

2周目で気づいたのは、笑いの設計が思ったよりも丁寧だということ。実験シーンのひとつひとつに「なぜそれを測るのか」という理屈がある。ギャグとしての科学用語じゃなく、キャラクターが本当にそこから考えようとしている。その本気さが、ちょっとおかしい。

感情を数値化しようとする行為そのものが、すでに告白である

この作品を「理系あるある」のラブコメとして消費するのは、正直もったいない。雪村心夜と氷室菖蒲がやっていることの核心は、「愛を科学で証明する」ことではなく、「証明しようとすること」に意味がある——そういう構造になっている。

考えてみれば、ふつうの人間は好きな相手に対して「ドーパミンの分泌量を測定しよう」とは思わない。そんな発想が出てくること自体、すでに相手を意識している証拠だ。ふたりはそれを知っている。知っているからこそ、実験という形式に逃げ込むことができる。科学的手続きは、感情の直接的な表明を回避するための、非常に精巧なツールとして機能している。

これは単なるコミュニケーション下手のラブコメではなく、「告白という行為のコストを、実験という手続きで分散させようとしている人間の話」だと思う。失敗してもデータになる。成功してもデータになる。そういう設計にすれば、傷つかなくて済む。——でも実際には、実験のたびにちゃんと傷つく。それがおかしいし、少しせつない。

内田雄馬が演じる雪村は、声のトーンが終始フラットに近い。感情が出ないのではなく、出す前に処理している感じ。だからこそ、処理しきれないときの声の小さな変化が効く。雨宮天の氷室も同様で、理詰めで話しているのに表情(声の表情)がほんの少しずれている瞬間がある。そこがこの作品の実質的な「ラブコメ」部分だ。セリフではなく、すき間で恋愛をやっている。

配信オリジナルという制作環境のせいか、作画のクオリティは均一ではない。でも逆に言えば、リアクション芸的な崩し作画が多い分、声の演技への依存度が高い。それがこの作品に合っている。雨宮天・内田雄馬のふたりが「感情を抑えながらも零れる」演技をきっちりやれるキャストだったことが、この作品の完成度に直結している。

特に刺さったシーン

序盤の実験シーンで、ふたりが計測器を自分の胸に当てながら互いの反応を数値で比較するくだりがある。科学的根拠を積み上げていくはずが、途中から完全に感情的な議論になっていく。そのズレが笑えるのだが、笑った後に「あ、これ喧嘩じゃなくて告白のやり直しだ」と気づく。2回目だとその読み替えが先に来るので、また違う見え方になる。

置鮎龍太郎が演じる池田教授の存在も地味に効いていて、狂言回しとしての絶妙な「無関心なようで関心がある」演技が、研究室という閉じた世界のサイズ感を作っている。あの声で淡々と実験の問題点を指摘されると、場面に妙な重力が生まれる。

小倉唯演じる山本亜梨華と福島潤の犬飼虎輔のサブカップルも、メインの実験ラブコメとは別の温度があってよかった。福島潤の素直すぎる犬飼は、雪村・氷室の「間接的すぎる」愛情表現と対比になっている。同じ感情なのに出力形式がまったく違う、という構図がこの作品のテーマをもう一回補強している。

読んで見たくなったら——『理系が恋に落ちたので証明してみた。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「なぜか告白できないふたり」系のじれったさが好きで、ただしすれ違いや誤解を引き伸ばすタイプは苦手な人
  • 雨宮天内田雄馬のファン。このふたりの声の相性を確認したい人にはかなりいい素材
  • 短尺アニメが好きで、隙間時間に1話ずつ消費したい人(ONAなので1話が短め)
  • 理系・研究室という設定に身に覚えがある人。細部のリアリティではなく、雰囲気のリアリティが刺さる

合わない人

  • 同じギャグの反復が苦手な人。「実験します→結果が感情的になる→困惑する」という構造がずっと続く
  • 作画クオリティを重視する人。ONA制作のコスト感はある程度受け入れる必要がある
  • ラブコメの「進展」を強く求める人。この作品の進捗は非常にゆっくりしている

次に見るなら

同じ「なぜか告白しないふたり」構造で、もっと演出に予算をかけた作品が見たければかぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜。あちらは「告白させる」ための謀略が主軸なので、本作より能動的でテンポも速い。ただ根底にある「プライドと照れが邪魔をする」感覚は共通している。

社会人・職場という設定で、オタク的な関心を持つキャラクターのラブコメが見たいならヲタクに恋は難しい。雰囲気は本作よりすこし暖かく、進展も早め。「ふつうじゃない人たちのふつうの恋愛」という方向性は近い。

本作を見終わって続きが気になった場合は、素直に続編の理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθへ。サブタイトルがハートの数式という時点で製作側のスタンスが伝わるが、メインふたりの関係性の変化がある程度描かれるので、1期で引っかかった人には見る価値がある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『理系が恋に落ちたので証明してみた。』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluにて配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。まずは第1話から二人の”愛の証明実験”を体験してみてください。

よくある質問

Q. 理系の知識がなくても楽しめますか?
A. 問題なく楽しめます。専門用語は登場しますが、笑いのツッコミどころとして機能しており、理系知識がなくてもラブコメとしての面白さは十分伝わります。むしろ知識があるとより深く笑えるかもしれません。
Q. 全何話ですか?
A. 第1期は全12話構成です。1話あたり約12分と短めのONA作品なので、まとめて一気に視聴しやすいボリュームになっています。続編にあたる第2期・第r=1.00期も制作されています。
Q. どこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで視聴可能です。各サービスの無料期間や加入状況に合わせてお好みのプラットフォームをご利用ください。
Q. 原作はありますか?
A. はい、山本アリフレッド先生による同名漫画が原作です。「週刊ヤングジャンプ」で連載されており、アニメ化を機に原作も人気が高まりました。アニメを見たあとに原作を読み進めるファンも多い作品です。

まとめ

『理系が恋に落ちたので証明してみた。』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluにて配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。まずは第1話から二人の”愛の証明実験”を体験してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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