屍鬼

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

2011屍鬼

屍鬼

★ 3.8 / 5.0ホラーミステリー超自然スリラー
放送年2011年
フォーマットスペシャル
話数2話
原作その他
制作Daume

『式』のテレビアニメ公式サイトは、8巻目と9巻目のBlu-ray Disc/DVDに未放送エピソードが含まれることを確認した。8巻は2011年5月25日に第21話と未放送エピソード「大二十話と半は」を収録。9巻は第22話と未放送エピソードを収録する予定。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

人口わずか1300人ほどの山あいの集落・外場村。記録的な猛暑に見舞われたその夏、村はずれの丘に建つ洋館へ、謎めいた一家が越してくる。時を同じくして、村人たちが原因不明の死を次々と遂げ始める。流行り病を疑い対応に奔走する若き医師・尾崎敏夫だったが、やがて死者の正体が”屍鬼”と呼ばれる起き上がりの存在であることに気づいていく。生者と死者、人間と怪物——その境界が静かに崩れていく村を舞台に、壮絶な攻防が幕を開ける。

みどころ・魅力

① じわじわと侵食されていく村の恐怖

最初は奇妙な死、やがて止まらない連鎖へ。閉ざされた村を舞台に、見えない脅威が静かに広がっていく過程をじっくり描きます。派手な驚かしに頼らず、当たり前の日常が崩れていく不気味さでぞわりとさせる、本格的なホラー演出が光ります。

② 「人間と怪物」の境界を問う重厚な群像劇

襲う側の屍鬼にもそれぞれの事情があり、守る側の人間も次第に常軌を逸していきます。どちらが善でどちらが悪なのか——立場が反転していく人間ドラマが、単なる怪物退治では終わらせない深いテーマを突きつけてきます。

③ 小野不由美の原作と個性的なキャラクター造形

『十二国記』でも知られる小野不由美の長編ホラー小説が原作です。藤崎竜によるコミカライズ版を下敷きにした、印象的でクセのあるキャラクターデザインも見どころのひとつ。不穏な空気とあいまって、独特の世界観を作り上げています。

キャスト・声優一覧

安森奈緒
安森奈緒
メイン
伊藤美紀
伊藤美紀
尾崎敏夫
尾崎敏夫
メイン
大川透
長谷川
長谷川
メイン
中田隼人
中田隼人
広沢高俊
広沢高俊
メイン
矢野加奈美
矢野加奈美
メイン
野浜たまこ
前田 元子
前田 元子
メイン
阪本智美
田茂定市
田茂定市
サブ
速見
速見
サブ
国広律子
国広律子
サブ

🎁 キャラクターグッズをお探しなら METALBOX

スタッフ

監督アミノテツロー
音楽高梨康治
OPかのん x かのん「Calendula Requiem」
EDバック・ティック「月下麗人」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は「田舎の村で人が死ぬだけの話だろう」と高をくくって見始めた。蝉の声と、やたら描き込まれた山並み。退屈そうだな、と。それが外場村の連続死がじわじわ転がり出すあたりで、椅子の座り方が変わった。怖いというより、逃げ場のない湿度に呑まれる感覚だ。一度目は犯人探しのミステリーとして追っていた。二度目に気づいたのは、自分がどの登場人物に肩入れするかが、話の途中で何度もひっくり返っていくことだった。誰が被害者で誰が加害者なのか、見るたびに足場が崩れる。このスペシャル版に収録された未放送エピソードまで通すと、その崩れ方が一段とえげつなくなる。TVシリーズを見終えた人ほど、ここで殴られると思う。

殺す側と殺される側が、最後まで入れ替わり続ける話

屍鬼を「吸血鬼ホラー」とだけ呼ぶと、たぶん核心を外す。確かに夜になると起き上がるモノが村人を襲う。けれどこの作品が本当にやっているのは、「化け物とは何か」という問いを、見ている側に何度も突き返すことだ。

序盤、屍鬼は明確に脅威として描かれる。死んだはずの人間が戻ってきて、生者の血を吸う。恐ろしい。だが物語が進むにつれて、屍鬼たちにも生きたいという理屈があり、彼らなりの怯えがあることが見えてくる。彼らは好きで化け物になったわけではない。一方で、それを討伐する側の人間が、いざ駆除を始めると、その手つきがどんどん祭りのように、嬉々としたものに変わっていく。終盤の村ぐるみの展開を見ていると、どちらが理性を失っているのか分からなくなる。

個人的に屍鬼の一番怖いところは、牙でも血でもなく、「正しさを手に入れた人間の集団」だと思っている。屍鬼は一体ずつしか殺せないが、人間は理由さえ与えられれば、ためらいなく大勢を片づける。生きるために他人を喰らう屍鬼と、共同体を守るために他者を排除する人間。やっていることの構造が、後半になるほど鏡像になっていく。単なる怪物退治の爽快感を期待して見ると、最後に残るのは勝利感ではなく、後味の悪い問いだ。お前ならどっちに立つ、と静かに聞かれている。

特に刺さったシーン

やっぱり尾崎敏夫だ。村の医者である彼が、目の前で起きていることを医学で説明できないと悟りながら、それでも医者の手つきで現実を解剖していく過程が一番こたえる。大川透の声がいい。普段は淡々として、感情を見せない男なのに、ある一線を越える決断をするくだりで、声の温度が静かに下がっていく。叫ぶわけではない。むしろ落ち着いていくのが怖い。ここで人間をやめたな、と思わず背筋が寒くなった。

特に終盤、彼が「治療」と「処置」の境目を踏み越えるあたり。倫理を捨てたというより、別の倫理に乗り換えた人間の顔をしている。大川透はそれを声の芝居だけで成立させていて、絵が止まっている場面でも空気がぴんと張る。二度目に見たとき、私はこの男に共感していいのか分からなくなって、しばらく次の話を再生できなかった。ホラーの怖さって、結局これだと思う。

読んで見たくなったら——『屍鬼』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 勧善懲悪では割り切れない、後味の悪い物語が好きな人
  • 閉じた田舎の共同体が壊れていく群像劇に惹かれる人
  • 派手な驚かしより、じわじわ追い詰められる湿度の高い恐怖が好みの人
  • TVシリーズを見終えて、もう少しあの村に浸っていたいと思った人

合わない人

  • そもそもホラーが苦手な人(屍鬼はホラー枠です。無理な人には本当に無理だと思う)
  • はっきりした善悪と、すっきりした決着がほしい人
  • 死の描写・集団の暴力がきつい人
  • テンポよく進むエンタメを求めている人(ここは意図的に遅い)

次に見るなら

閉じた村で人が消えていく不穏さが好きなら、ひぐらしのなく頃に。のどかな田舎の祭りの裏で、共同体そのものが化け物になっていく感覚は屍鬼とよく似た毒を持っている。

「誰が化け物なのか」という問いを正面から扱う話が見たいなら、東京喰種トーキョーグール。喰う側の理屈と喰われる側の理屈が反転していく構造は、屍鬼で背負わされた問いの続きとして効く。

ミステリーとして張り詰めた恐怖を味わいたいなら、Another。原因の分からない死が連鎖していく不条理と、止め方を探す焦燥感は、屍鬼の前半が好きだった人に刺さると思う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『屍鬼』は、ABEMA・dアニメストア・DMM TV・Huluの4つのサービスで視聴できます。複数の配信サービスに対応しているので、すでに利用しているサービスがあれば、あらためて契約し直すことなく作品を楽しめます。じっくりとホラーの世界に浸りたい方は、自分に合ったサービスを選んでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 屍鬼はどこで配信されていますか?
A. ABEMA、dアニメストア、DMM TV、Huluの4つのサービスで視聴できます。複数のサービスに対応しているため、普段お使いのサービスから選んで楽しめます。
Q. 屍鬼はどんなジャンルの作品ですか?
A. ホラーを軸に、ミステリー・超自然・スリラーの要素を併せ持つ作品です。山あいの村で起こる連続死の謎と、人間と”屍鬼”の壮絶な攻防を重厚に描いています。
Q. 屍鬼に原作はありますか?
A. 小野不由美による長編ホラー小説が原作です。藤崎竜によるコミカライズ版も刊行されており、アニメはこれらを下敷きに制作されています。
Q. 屍鬼はいつ公開された作品ですか?
A. 2011年に公開されたSP(スペシャル)作品です。本編に加え、Blu-ray/DVDには未放送エピソードも収録されています。

まとめ

『屍鬼』は、ABEMA・dアニメストア・DMM TV・Huluの4つのサービスで視聴できます。複数の配信サービスに対応しているので、すでに利用しているサービスがあれば、あらためて契約し直すことなく作品を楽しめます。じっくりとホラーの世界に浸りたい方は、自分に合ったサービスを選んでチェックしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

目次