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スイート プリキュア♪
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 48話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
カノン町は音楽に満ちた町。放課後ティータイムの星野は音楽の国メジャーランドから妖精ハミィとともに現れた。悪の王メフィストがいるマイナーランドが、伝説の幸せのメロディを不幸のメロディに変えようとしている。これを防ぐため、ひびきとかなでは力を合わせることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
音楽あふれる町・カノン町に暮らす北条ひびきと南野奏は、幼なじみでありながら何かと衝突しがちな仲。そんな二人のもとに、音楽の国メジャーランドからやってきた妖精ハミィが現れ、世界に幸せをもたらす「幸せのメロディ」を巡る戦いに巻き込まれていく。悪の王メフィストが率いるマイナーランドは、そのメロディを「不幸のメロディ」へと書き換えようと暗躍。二人は心を合わせ、プリキュアとして立ち向かう。
みどころ・魅力
① 音楽をテーマにした独自の世界観
本作はシリーズ初となる「音楽」をメインテーマに据えた作品。メジャー・マイナーといった音楽用語を敵味方の設定に落とし込み、劇中で流れる楽曲やBGMも非常に充実している。音楽に彩られたカノン町の雰囲気と合わさり、シリーズの中でも独特の空気感を持つ一作に仕上がっている。
② 対照的な二人のバディが織りなす成長ドラマ
活発でスポーツ万能なひびきと、おしとやかで音楽の才能あふれる奏。正反対の性格を持つ二人がぶつかり合いながら絆を深めていく過程は本作の核となる魅力。友情・衝突・和解のドラマが丁寧に描かれており、プリキュアシリーズらしい感情的な盛り上がりを楽しめる。
③ 個性豊かなキャラクターと敵側の描写
主役二人だけでなく、妖精ハミィをはじめ脇を固めるキャラクターも魅力的。また、敵側のメフィストやその仲間たちにも背景が掘り下げられており、単純な勧善懲悪に留まらない物語の深みがある。ファミリー層から長年のプリキュアファンまで幅広く楽しめる構成になっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 大野敏哉 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 高橋晃 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| OP | 工藤真由「ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪」 |
| OP | 工藤真由「ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED∞ ver~」 |
| ED | 池田彩「ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!」 |
| ED | 池田綾「#キボウレインボウ#」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
スイートプリキュアか、と思ったのを覚えている。プリキュアシリーズはどこから入るかで人生が変わるというか、「自分の代」への思い入れが異常に強いジャンルなので、後から別シリーズを掘るのはある種の冒険になる。音楽テーマ、しかもカノン町というネーミングセンスの時点で「狙ってるな」と感じて見始めた。
最初の印象は「王道の作りだな」という感じで、ひびきとかなでの関係性がベタといえばベタ。ところが2周目に入ったとき、気づいたのは脚本が「仲直りの話」ではなく「ずっとすれ違い続けた二人が初めて本音を出す話」として構造されていること。表面だけ見ていると取り逃がす部分が多い。
「仲がいい」と「わかり合っている」は別物だ、という話
スイートプリキュアの核にあるのは、音楽ではなく「コミュニケーションの失敗」だと思っている。ひびきとかなでは幼なじみで、傍から見れば仲良しの二人だ。でも実際は、互いに「相手はこう思っているはず」という思い込みで動いていて、本音を言う場面が序盤ではほとんどない。
音楽という題材は、この構造をそのまま比喩で補強している。ハーモニーは二つの音が「重なる」のではなく、それぞれが独立した音程を保ちながら響き合うことで成立する。ユニゾン(同じ音)ではない。スイートプリキュアが描いているのはそこで、ひびきとかなでが「同じ方向を向く」のではなく「違う音を持ちながらどう共鳴するか」という問いをずっと繰り返している。
この文脈でセイレーン——折笠富美子が演じるかなでとは対照的に、豊口めぐみが声を当てているキャラクターで、孤独と承認欲求を抱えた存在として描かれる——の扱いが秀逸だ。彼女は「誰にも本当のことを言えなかった」という意味でひびきとかなでのシャドウとして機能している。プリキュアシリーズで敵キャラが持つ「救済される側」の文法は定番だが、スイートの場合はそれが二人の主人公の関係性の裏返しとして機能しているので、単なる感情移入スポットにとどまらない重さがある。
小清水亜美のひびきは声の張り方が芯を感じさせるキャラで、2周目になって気づいたのは強がりの台詞のときほど声の輪郭がわずかに固くなること。演出との噛み合いというより、キャラクターの内面をそのまま出している感じがして、こういう細部に気づくと1周目では見えていなかった層が出てくる。
特に刺さったシーン
終盤、二人がプリキュアとして戦いながら音楽を奏でる場面——ここで三石琴乃のハミィが珍しく静かになる瞬間がある。ハミィは基本的によく喋るキャラだが、そのトーンの落ち方が台詞以上のことを語っていて、思わずリモコンを止めた。三石琴乃はセーラームーンのころから「元気だけど芯がある」という役のつくり方が際立っているが、スイートのハミィでもそれは変わっていない。むしろセリフ量が多いキャラだからこそ、黙ったときの重さが出る。
もう一点、折笠富美子のかなでが感情を爆発させる場面。折笠さんはガラスの仮面のマヤとか感情表現の振り幅が大きい役が多いが、かなではそこまで振り切らない演技をずっと続けていて、だからこそ決定的な場面での変化が効く。2回目で見ると、それまでの抑えた声が伏線になっていたのがわかる。
読んで見たくなったら——『スイート プリキュア♪』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 幼なじみ・旧友との「言えなかったこと」系の話に弱い人
- 声優の演技の細部を拾いながら見る習慣がある人
- プリキュアシリーズの別タイトルを掘っている途中の人
- 音楽が物語の比喩として機能している作品が好きな人
- 敵キャラに感情移入してしまうタイプ
合わない人
- プリキュアの変身・戦闘の文法が最初から飽きている人
- 主人公二人の関係がすれ違いのまま続くことへの耐性がない人
- 音楽テーマが主軸でも劇中のライブシーンや楽曲に興味が持てない人
- 48話完走する時間と気力が今ない人(正直なところ)
次に見るなら
ハートキャッチプリキュア!(2010年)はスイートの直前シリーズで、こちらはキャラクターの内面描写をほぼ全話で掘り続ける構成。スイートの「すれ違いから本音へ」という構造に近い感触があるが、演出のトーンがより重い。スイートが好きならそのまま前後を繋げて見られる。
アイカツ!(2012年〜)は音楽と競争をテーマにした作品で、スイートとはジャンルが異なるが「音楽を通じた人間関係」という軸は共通している。キャラクターが「自分の音を見つける」過程に焦点を当てる点で、スイートの主題と共鳴するところが多い。
selector infected WIXOSS(2014年)は真逆の雰囲気だが、「仲がいい二人が実は本音を隠している」という構造への関心がスイートで強まったなら、同じテーマを暗い方向から掘った作品として並べて見る価値がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『スイート プリキュア♪』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。サブスクをご利用の方はすぐに視聴を始められます。お好みのサービスからぜひチェックしてみてください。


