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ぷにぷに☆ぽえみぃ
| 放送年 | 2001年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | J.C.STAFF |
ポエミ・ワタナベは声優志望の10歳の少女だが、成績も声優の才能も最悪だった。だが謎の宇宙人が両親を殺し東京で暴れまわったとき、彼女は喋る魚をつかんで杖に変え、魔法少女プニプニポエミとなって事態に立ち向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
声優を夢見る10歳の少女・渡辺ポエミは、成績も演技の才能もお世辞にも良いとは言えない小学生。しかしある日、謎の宇宙人が突如として東京を急襲し、彼女の両親が犠牲となってしまう。絶体絶命のその瞬間、ポエミは喋る魚をつかんで魔法の杖に変え、地球の危機に立ち向かう最強の魔法少女「プニプニ☆ポエミィ」へと変身する。下ネタとパロディが炸裂するハイテンション・ギャグOVAで、「エクセル♥サーガ」のスタッフが贈る衝撃の問題作。みどころ・魅力
① 常軌を逸したハイテンションと破壊的なギャグ描写
泣き喚き叫び続けるポエミのキャラクターは、それ自体がギャグの核。下ネタ・暴力・不条理が休みなく続く怒涛の展開は、一般的な魔法少女ものとは一線を画す過激な笑いに満ちており、視聴者を圧倒するエネルギーが全編に充満している。② 「エクセル♥サーガ」ファン必見のスピンオフ世界
本作は「エクセル♥サーガ」のスピンオフOVAとして制作されており、同作のスタッフ・キャストが再結集。共通するメタ的な笑いのセンスやアニメパロディの精神が随所に顔を出し、エクセルサーガを知っているほど深く楽しめる構造になっている。③ 2001年当時の表現限界に挑んだ実験的演出
本作はOVAならではの自由度を最大限に活用し、地上波では不可能なレベルの演出・描写を詰め込んだ作品として知られる。アニメとしての「どこまでやれるか」を真剣にふざけて追求した姿勢が、時代を超えてカルト的な評価を生み出し続けている。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | ワタナベシンイチ |
|---|---|
| シリーズ構成 | 黒田洋介 |
| キャラクターデザイン | 石野聡 |
| 音楽 | 増田俊郎 |
| 美術監督 | 東潤一 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 小林由美子「Punipuni Densetsu-poi」 |
| ED | 小林由美子「Yume Warai Uhyohyo」 |
感想・評価
最初に見たとき——名前だけ知ってた作品と、正面から向き合った夜
名前だけは知っていた。アニメオタクをしていれば、どこかで一度は目に入る名前だ。「ぷにぷに☆ぽえみぃ」。タイトルの時点でもう、情報量が多すぎる。
で、実際に見た。冒頭から、なんじゃこれ、と口に出した。声に出して言った。ひとりで見ていたのに。
これはエクセル♥サーガのスタッフが作ったOVAで、あちらのキャラが登場する外伝という立ち位置だ。ただし「外伝」という言葉が示す落ち着いたイメージとは正反対の代物で、本編を見ていなくても意味がわからないし、見ていても意味はわからない。それがこの作品の設計だと2周目で気づいた。
最初に見たときは「どこまでがギャグでどこまでが本気か」を測ろうとして完全に置いていかれた。2回目は測るのをやめた。そうしたら急に面白くなった。
「自分が声優だ」と叫び続ける少女が、リアルの声優の名前を名乗る構造の話
この作品で一番ねじれているのは、主人公ポエミ・ワタナベが自分のことを「小林由美子」と呼ぶ場面だ。ポエミは声優を目指す10歳の少女で、中の人は実際に小林由美子さんだ。キャラクターが自分を演じている声優の名前を名乗るというメタ構造が、ギャグとして投げ込まれている。
ここで笑えるか引くかで、この作品との相性がほぼ決まる。
表向きの話は「宇宙人が両親を殺して東京を侵略し、魔法少女に変身したポエミが戦う」というもので、それ自体はセーラームーン以降の魔法少女フォーマットのパロディだ。ただしこの作品がやっているのはパロディどまりではなく、フォーマット自体を素材として使いながら、そのフォーマットへの愛と嫌悪と無関心が混在したカオスをそのまま映像にしているという感じがある。
我々守家の六姉妹を演じているのが、久川綾さん・三石琴乃さん・川上とも子さん・こおろぎさとみさんといった、当時の第一線にいた声優陣だ。これはキャスティングの豪華さを見せているというよりも、「声優というもの」「アニメというもの」に対するリスペクトとも悪ふざけとも取れる配置で、メタ構造に厚みを加えている。特に久川綾さんが演じるななせのキャラクター造形は、一周回って真面目に面白い。
「声優になりたい」と叫ぶキャラクターを、声優が演じ、そのキャラクターが声優の名前を名乗る。この三重のループが意図的なのか偶発的な笑いなのか、今でもわからない。わからないままでいいと思っている。
特に刺さったシーン
序盤の変身シーンがある。魔法少女ものの変身シーンといえば、キラキラした演出と高揚感のある音楽が定番だが、この作品のそれはそういう期待を完全に無視した方向に振り切っている。見ているこちらの「え、これでいくの?」という反応込みで計算されていると思った。
小林由美子さんの演技がとにかくおかしい。声のテンションが通常のアニメ声優の3割増しで常に存在していて、それが2周目だと「こういう演技を求められてこう返した小林さん」という解像度で見えてくる。あの熱量を維持して2話分収録したスタジオの空気はどうだったんだろう、と余計なことを考えてしまう。
三石琴乃さんは終盤の展開でちゃんと「三石琴乃さんの演技」をしていて、カオスの中に一本だけ太い柱が通っているような安心感があった。我々守いつえというキャラクター自体はこの作品の文脈でしか存在しない人物なのに、演じ手の存在感がキャラクターを支えている。
読んで見たくなったら——『ぷにぷに☆ぽえみぃ』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- エクセル♥サーガを見て「もっと壊れていてよかった」と思った人
- メタ構造のギャグが好きで、作品が自分を解体する場面に快感を覚える人
- 久川綾・三石琴乃・小林由美子といった声優名が聞いただけでテンションが上がる人
- 2話完結なので「短い時間で最大限壊れたものが見たい」という効率主義的カオス好き
- 2000年代初頭のアニメ的過剰さをノスタルジーとして楽しめる人
合わない人
- ストーリーの起承転結を求める人(存在しないので)
- 魔法少女ものとして純粋に感動したい人
- 作品内の暴力・過激描写に敏感な人(かなりやる)
- 「面白さの根拠」が言語化できないと楽しめない人
次に見るなら
エクセル♥サーガはこの作品と同じ制作ラインの親戚にあたるTVシリーズで、同じくメタギャグとカオスで構成されている。ぷにぷに☆ぽえみぃを先に見た場合、エクセル♥サーガを見ると「あっちの方が整理されている」と感じるという奇妙な体験ができる。登場人物の一部も共通しているので見ておくと文脈が深まる。
パンティ&ストッキングwithガーターベルトは約10年後に登場した、同系統の「フォーマット破壊型アニメ」の到達点に近い作品だ。ぷにぷに☆ぽえみぃが2001年の過剰さでやっていたことを、2010年代の映像技術と予算でやったらこうなるという比較として見ると面白い。どちらが好きかでセンサーの方向がわかる。
少女革命ウテナは同じ魔法少女フォーマットの解体という文脈で並べるが、こちらはシリアスに解体する側だ。ぷにぷに☆ぽえみぃがギャグで壊すのに対して、ウテナは真剣に壊す。同じ「フォーマットへの批評」がまったく異なる温度で表現されているという意味で、セットで考えると視野が広がる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ぷにぷに☆ぽえみぃ」はDMM TVで配信中のため、今すぐ視聴できます。「エクセル♥サーガ」が好きな方や、過激なギャグアニメを求めている方には特におすすめの作品です。全2話と短くまとまっているので、気軽に試してみてください。