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2020

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者
★ 3.4 / 5.0コメディファンタジー
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shin-Ei Animation |
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
古代の落書きが集まって誕生した「ラクガキングダム」の王が、人間世界の落書きを奪ってエネルギーにしようと侵略を開始。野原しんのすけは、王に立ち向かうべく集められた”ほぼ四人の勇者”とともに世界を救う冒険に旅立つ。笑いあり感動ありのクレヨンしんちゃんらしいファンタジー冒険劇。みどころ・魅力
① 「落書き」を巡る独創的な世界設定
子どもなら誰もが経験する”落書き”をテーマに据えた独自のファンタジー世界が展開される。ラクガキングダムのビジュアルは手描き感あふれる独特のデザインで、見ているだけで楽しい映像体験が味わえる。② 個性豊かな”ほぼ四人の勇者”たちの掛け合い
しんのすけを中心に集まった勇者たちはそれぞれクセが強く、テンポのよいコメディが連続する。しんのすけ流の破天荒な行動が難局を打開していく場面は、シリーズファンも唸る爽快感がある。③ 創作や表現への温かいメッセージ
「落書きには魂が宿る」という作品の根底にある思想が、子どもから大人まで響く感動的なラストへと繋がる。クレヨンしんちゃん映画ならではの笑いと涙のバランスが高いレベルでまとまっている。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 京極尚彦 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 末吉裕一郎、原勝徳 |
| 音楽 | 藤澤慶昌、荒川敏行 |
| OP | ゆず「マスカット」 |
| ED | 歴史「ギガアイシテル」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
クレしん映画はラクガキングダムが一番好きだと言い切れる。2020年の劇場公開時に見て、もう一度見て、「ほぼ四人の勇者」というサブタイトルが全部説明していると気づいた。カズマくんが渋々参加する、その「ほぼ」の一文字だけで笑えるし、ちゃんとドラマになっている。最初はただ楽しいコメディとして受け取っていたのが、2回目で冒頭の落書きシーンの意味が変わって見えた。ただのオープニングじゃなかったと遅れて気づく感じ、これがクレしん劇場版のうまいところだと思う。子どもの落書きが枯渇した世界で、描くのをやめたのは大人のほうだった
この映画が描いているのは、クリエイティビティの話でも冒険の話でもない。大人が「絵を描くこと」をいつの間にやめてしまった、という静かな喪失の話だと思っている。 ラクガキングダムの設定はシンプルだ。人間の落書きエネルギーが枯渇すると王国は崩壊する。だから住人たちは地上を侵略しようとする。よくある劇場版の「悪の組織と戦う」構造に見えるけど、敵の動機が「落書きを描いてもらえなくなった」という切なさで成立しているのが面白い。 大人は忙しいから絵を描かない。そういう現実へのさりげない批評がここにある。しんのすけは幼稚園児だから、落書きを描くことを誰にも止められない。でも大人になるにつれて、その自由がどこかに消えていく。ラクガキングダムが危機に陥っているのは、子どもたちが大人になったからでもある。 中盤の展開——街中の大人たちが一斉に落書きを描き始めるシーン——は、設定の論理として機能しながら、何か切実なことを言っている。スクリーン全体が落書きで埋まる視覚的な気持ちよさと、「大人が解放されている」という文脈が重なって、妙に感情が動く。橋本昌和監督の演出は大きな感情の爆発より、じわっとくる積み重ねで見せるタイプで、この映画にはよく合っていた。 「ほぼ四人の勇者」というサブタイトルも絶妙で、カズマくんが渋々参加するというだけで一本の人間ドラマが成立している。しんのすけ・マサオくん・ぼーちゃん・ネネちゃん・カズマくんのメインキャスト全員を活かす構成として、シリーズのなかでもよく練られた一本だと思っている。特に刺さったシーン
ぶりぶりざえもんが登場するシーンは毎回笑う。本来はヒーローなのに臆病で自分勝手という設定は何十年も変わっていないのに、見るたびに新鮮に笑える。神谷浩史さんの演技がまたいい。ぶりぶりざえもんは「ちょっと情けない声」でないといけないキャラクターで、神谷さんはそれを完全に理解した上でやっている感がある。普段のカッコいい役との落差を本人も楽しんでいるのか、毎回どこか愉快そうに聞こえる。 しんのすけ役の小林由美子さんも、このシリーズを通じてしんのすけの「なんか変だけど愛おしい」感覚をブレずに維持していて、冒頭の落書きシーンからその空気がそのまま出ている。野原広志役の森川智之さん、ひまわり役のこおろぎさとみさんも含め、家族の声の空気感がそのままなのが、30分くらい経ったあたりで「あ、ちゃんとクレしんだ」と安心させてくれる。 ファンタジーパートでの「ほぼ四人」の掛け合いは、野原一家の話ではなくしんのすけと友だちの話として機能していて、劇場版クレしんのなかでも子ども同士の友情が特に前面に出た一本だと思っている。読んで見たくなったら——『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- クレしん劇場版を年一本の行事として見てきた人
- 子どもの頃に絵を描くことが好きだった、でも今はやめてしまった大人
- ぶりぶりざえもんの情けなさが好きな人(これは専門知識が必要)
- ファンタジー設定のなかにちゃんと「友情と家族の話」が入っているクレしんが好きな人
- 劇場の大きなスクリーンで落書きが世界を埋め尽くすあのシーンを体験したい人
合わない人
- 「オトナ帝国の逆襲」レベルの感情的な重量を期待している人
- 敵の動機や世界観設定に細かい整合性を求める人
- コメディ色より骨太な人間ドラマが強い話が好きな人
次に見るなら
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズは、ラクガキングダムと同じく「現実とファンタジーの境界線が揺れる」構造を持った一本。映画の世界に迷い込むという設定で、創造物と現実の関係という意味でも通じるところがある。クレしん劇場版のなかでもとっつきやすい側の作品で、ラクガキングダムを気に入ったならそのまま続けて見られる。 映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜も、普通の子どもたちがファンタジー世界に放り込まれる構造が近い。子ども向けに見えて、「自分の世界を作る・描く」という行為の意味を問いかけてくる側面がある。ラクガキングダムの「描くこと」への視線と並べて見ると、似ているようで違う角度が面白い。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Netflix・Huluの5つの主要サービスで視聴できます。サブスクを契約中の方はすぐに楽しめる環境が整っています。複数のサービスで配信されているため、お使いのサービスから気軽に視聴できます。








