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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shin-Ei Animation |
作品概要・あらすじ
あらすじ
春日部にある日突然、謎の忍者集団「もののけ忍軍」が出現。しんのすけの前に謎めいた少女忍者が現れたことをきっかけに、野原家ごと忍者たちの壮大な争いに巻き込まれていく。笑いあり涙あり、しんのすけ流のド派手な活躍で難局を切り抜けていく、抱腹絶倒の忍者活劇。みどころ・魅力
① しんのすけ節全開!笑いが止まらない忍者ギャグ
忍者という渋いテーマを徹底的にギャグで崩すのがクレしん流。シリアスな場面でも空気を読まないしんのすけの言動が絶妙なテンポで笑いをもたらし、子どもも大人も一緒に楽しめるコメディとして仕上がっています。② 野原家の絆が泣けるクライマックス
笑いだけで終わらないのがクレしん映画の真骨頂。終盤に向けてひろし・みさえ・しんのすけが家族として向き合う場面は、毎回多くのファンの涙を誘います。子ども向けと侮れない、大人にこそ刺さる感動が詰まっています。③ アクション演出とビジュアルの進化
忍者アクションをダイナミックに描く劇場版ならではのスケール感が魅力。戦闘シーンのテンポや背景美術のクオリティは近年の劇場版クレしんの中でも高水準で、映像体験としても見応えがあります。キャスト・声優一覧









スタッフ
| 監督 | 橋本昌和 |
|---|---|
| ED | 緑黄色社会「陽はまた昇るから」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
クレしん映画は毎年来る。毎年来るとわかっているのに毎年見る。これはもう条件反射に近い。2022年版のタイトルを聞いたとき、「もののけ」と「ニンジャ」が並んでいるのが目に入って、ああ今年はその方向か、と思った。ジャンル感がなんとなくわかる素直なタイトルで、期待値の設定がしやすい。
見始めて最初の15分で、いつものリズムに戻される感覚がある。野原家が大騒ぎして、しんのすけが空気を読まずに場をかき回して、ひまわりが可愛いだけで世界を救う。この安定感が「クレしん映画」の価値の半分だと思っている。もう半分は、その安定した土台の上に何を乗せるかで毎回変わる。今年はそれが忍者と妖怪だった、という話。
ものごとの組み合わせとしては素直すぎるくらい素直で、ひねりを期待して見ると肩透かしになるかもしれない。でも見終わったあとの手触りは悪くなかった。春日部の外に出た野原家が、また帰ってくる話として、ちゃんと機能していた。
「普通の家族」は最強の装備である、という話
クレしん映画は毎回、野原家を非日常に放り込む。忍者でも妖怪でも宇宙人でも、どんな設定を持ち込んでも最終的に「家族の絆」に着地する、という構造はほぼ変わらない。これをマンネリと言う人もいるし、シリーズの文法と言う人もいる。個人的にはもうその議論には乗らなくて、毎回その着地をどう見せるかの違いだけ見ている。
この作品で気になったのは、「力を持った存在」と「力を持たない家族」の対比の使い方だ。忍者も妖怪も、何百年も生きていたり特殊な能力を持っていたりする。それに対して野原家は何も持っていない。ひろしはサラリーマンで、みさえは専業主婦で、しんのすけはただの5歳児だ。この非対称性を笑いに使いながら、最終的には「何も持っていない側」が状況をひっくり返す構図を作っている。
クレしん映画のこのパターンが長続きしている理由は、「家族の強さ」を抽象的なものとして描かないからだと思う。ひろしのいつもの情けなさとか、みさえの無駄に気の強い判断とか、しんのすけの思考回路の独自さとか、そういう個人の具体的な「癖」が積み重なって、はじめて「家族」になる。その癖の集合体が、設定だけは強大な敵に対して予測不能な動きをして、結果的に勝つ。
「家族の絆」というテーマは言葉にすると凡庸に聞こえるけど、野原家を通して見ると「ひろし・みさえ・しんのすけというこの三人(プラスひまわりとシロ)の組み合わせ」にしか成立しないものとして見える。それが毎年見ても飽きない理由だと思っている。
特に刺さったシーン
忍者たちとの対峙が本格化する終盤の一連の流れ、しんのすけがいつも通り的外れな言動をしているうちに場の緊張が崩れていく展開が好きだった。ああいうとき、矢島晶子さんの演じるしんのすけは、緊張感をゼロにする「間」の使い方が本当に巧みで、声の質感と台詞の間の長さだけで笑いが成立している。改めて聞くと、意図的にテンポを外しているのがよくわかる。
みさえが怒鳴る場面は毎回同じパターンなのに毎回笑えるのも不思議で、こちらも関智一さんと矢島晶子さんの呼吸が完全に合っているからだと思う。何十年もやっているコンビの演技なので、間の共有が無意識レベルで機能している。
妖怪絡みの映像表現で、夜の場面の色使いが思ったより丁寧だった記憶がある。クレしんのデフォルメされたキャラクターデザインと、少し湿った和風の背景美術の組み合わせは、作り手が意識的に温度差を作っていると感じた。コメディ映画だけど、美術の仕事はちゃんとしていた。
読んで見たくなったら——『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- クレしん映画を毎年見ている人(儀式として見るのが一番楽しめる)
- 野原家のキャラクターに愛着がある人(設定よりキャラクターを見に行く感覚)
- 矢島晶子版しんのすけをリアルタイムで知っている世代
- コメディと和風アクションの組み合わせが普通に好きな人
- 子どもと一緒に見る機会があった人(後から一人で見ても思い出補正が乗る)
合わない人
- 「大人泣きクレしん映画」を期待して見ると肩透かしになる可能性がある
- 設定やロジックの整合性を気にするタイプ(そういう映画ではない)
- クレしんのキャラクターに元々思い入れがない人(導入のハードルがある)
- 忍者・妖怪ものに特別な期待値を持って見ると素直すぎると感じるかもしれない
次に見るなら
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年)——同じクレしん映画の中でも、日常から切り離されたファンタジー設定をどこまで真剣に作るかという意味で比較対象になる一本。西部劇世界に迷い込む設定で、コメディとシリアスのバランスが独特。もののけニンジャとは別の方向性だが、シリーズの幅を感じるのに向いている。
映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!(2014年)——和風妖怪×子ども映画×コメディという組み合わせで似た空気を持つ作品。妖怪ものとしての作り込みはこちらの方が深いが、見ているときの感覚が近い。クレしんの翌週に見るとちょうどいい。
映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(2010年)——クレしん映画の中で「SF設定とコメディの組み合わせ」という意味で構造が似ている。普段見ない設定の中に野原家を置いたとき何が起きるかという実験として、シリーズ内での比較材料になる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Netflix・Huluで配信中です。主要な動画配信サービスに幅広く対応しているため、ご利用中のサービスからすぐに視聴できます。家族そろって楽しめる一作ですので、ぜひチェックしてみてください。









