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好きな子がめがねを忘れた
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | GoHands |
内気なコムラは新学年で新しいクラス、新しい机を得る。だが席隣のミエを見ると不安は消える。厚いメガネをかけた個性的なミエは、ランダムに独り言をつぶやき、その瞳はコムラの心を揺さぶる。しかし残念なことに、ミエには問題がある。
作品概要・あらすじ
あらすじ
内気な中学生・小村は、新学期に隣の席になったクラスメイト・三重に淡い気持ちを抱いている。三重はド近眼にもかかわらず、しょっちゅうメガネを忘れてくる。そのたびに小村に「見えないから教えて」と無邪気に近距離で頼ってくる三重。その澄んだ瞳と笑顔に、小村は毎回ドキドキしながらも懸命にサポートする。ふたりのあいだに少しずつ縮まっていく距離——告白もできないのに心臓がもたない青春ラブコメ。みどころ・魅力
① 近距離すぎる日常に悶える小村の反応芸
メガネを忘れた三重が「見えない」と言いながら顔を近づけてくるたびに、小村が盛大にうろたえる様子が本作最大の笑いどころ。大げさに取り乱さず、内心で爆発しつつも紳士的に対応しようとするギャップが視聴者の共感と笑いを誘う。② 三重の純粋さと「気づいていない」絶妙なバランス
三重は悪意もなく、ただ小村を信頼して頼ってくる。彼女の無自覚さと天然なやさしさが、見ているこちらをじわじわと温かい気持ちにさせる。「鈍感」ではなく「純粋」として描かれているのが作品の品の良さを支えている。③ セリフよりも「間」と表情で語る繊細な演出
アニメーションは派手なシーンより、ふたりのやりとりの小さな間や視線のブレを丁寧に描写。感情の動きをセリフで説明せず、表情と空気感で伝えるスタイルは、原作の空気感を忠実に再現している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 横峯克昌 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 内田孝行 |
| 音楽 | ジミーサムP |
| 音響監督 | 村松久進 |
| OP | つづり「NAME」 |
| ED | マサヨシがメガネを忘れた「メガネ ゴーラウンド」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルで笑った。「好きな子がめがねを忘れた」って、それだけ?と思ったけど、それだけなんだよな。見始めたのは放映当時じゃなくて、配信で深夜に流れていたのをたまたま1話だけ見るつもりだったのに、気づいたら夜中の2時になっていた。
最初の印象は「地味だな」だった。派手な設定もない、異世界もない、主人公が特別な能力を持っているわけでもない。コムラという内気な男子が、隣の席のミエがめがねを忘れてきたから近くで顔を見ることになって、そのたびに心拍数が上がる、という話。それだけ。でも2回目に見直したとき、これが相当計算されていることに気づいた。ミエの「見えていない顔」と「見えているコムラの顔」の距離感のコントロールが、毎話きっちり設計されている。距離が縮まるじゃなくて、縮まりそうで縮まらない、のが正確な表現かもしれない。
「見えない」から始まる恋は、相手を想像することで育つ
ミエがめがねを忘れてくるのは単なるギャグ設定じゃない、というのが、この作品を2周してからの結論だ。
視力が悪いミエにとって、コムラの表情はぼやけている。コムラにとっては逆で、ミエの顔を間近で見られる異常な状況が毎回発生する。この非対称性が面白い。ミエはコムラをはっきり「見て」いないぶん、彼の行動や言葉で人となりを判断している。コムラはミエの視覚情報を持て余しながら、それを消化できないでいる。お互いに「見ている/見られている」の意味がずれたまま話が進む。
ラブコメとしての構造で言うと、これは「誤解とすれ違い」ではなく「解像度の差異」の話だと思う。コムラは細部まで見えすぎていて混乱し、ミエはぼんやりとしか見えていないぶん余計な先入観がない。どちらが相手を正確に「見ている」かというと、案外ミエのほうかもしれない。
木村良平が演じる東蓮のセリフ回しが、この作品のテーマをさりげなく補強している。彼の声は「観察している人間」の空気感を出すのがうまくて、コムラの内面モノローグとの対比として機能している場面がいくつかある。主役じゃないのに存在感がある理由はそこだと思う。
「見えないから近づく」という物理的な事情が、感情的な距離の縮め方のメタファーになっている。見えないから補う、補うから想像する、想像するから気になる。恋愛の初期段階の解像度ってこんなもんじゃないか、という感覚がある。
特に刺さったシーン
ミエがコムラの顔の近くに来るたびに、コムラが内心で「近い近い近い」と焦るシーンが序盤に何度かあるんだが、2回目に見るとミエが全然悪意なくやっているのがわかるので、コムラの焦りが余計かわいそうになる。笑いのタイミングが「コムラが動揺している」ではなく「ミエが動揺していることに気づいていない」に置かれているのが地味に好きだった。
内田彩が演じる川戸あすかがいるシーンは、ちょっと空気が変わる。内田彩って声だけで「この子はコムラのこと見てるな」という空気を出せるので、三角関係とも呼べないような微妙な距離感がさらっと成立している。声優と夜あそびでの喋り方とは別人のような落ち着いた演技で、何気ない日常シーンで妙に印象に残る。
高橋伸也の理科の先生は出番少ないけど、教室の「日常」を成立させる上で意外と効いている。あの声の質感がないと、コムラとミエの二人の世界だけになりすぎる。
読んで見たくなったら——『好きな子がめがねを忘れた』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「好きな人に近づく言い訳を必死に探していた」記憶がある人
- ラブコメでドラマよりも「空気」を楽しみたい人
- 1話完結に近い構成で短時間に摂取したい人(各話のテンポがいい)
- 主人公の内面モノローグ系が好きな人(コムラの独り言に共感できるかが分かれ目)
合わない人
- 話が「進む」ことを期待している人。この作品はほぼ進まない
- ミエのキャラクターが「天然すぎる」と感じると厳しいかもしれない
- 1クールで決着をつけてほしい派には消化不良になる可能性がある
- ギャグの密度が高い回と薄い回の差が気になる人
次に見るなら
「距離が縮まらないことが最大の魅力」というタイプのラブコメが好きなら、からかい上手の高木さんはほぼ間違いなく刺さる。高木さんとめがねを忘れた、を連続で見ると「見せ方の違い」が面白いくらい対照的で、どちらも日常の解像度が高い。
もう少し話が動いてほしいけど空気感は残したい、というならスキップとローファーがちょうどいいと思う。主人公の内面の丁寧さと、クラスという閉じた空間の使い方が近い。こちらは成長と関係の変化がある分、「次どうなるか」の引きが強い。
声優の演技ごと楽しみたいなら古見さんは、コミュ症です。も候補に入る。コミュニケーションの取れなさを丁寧に描く系統で、「言えない気持ちを周囲がどう受け取るか」の構造がめがねを忘れたと似ている部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『好きな子がめがねを忘れた』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。主要な見放題サービスに揃っているため、加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。まだ見ていない方はこの機会にぜひ。
