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東京レイヴンズ
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | 8-bit |
陰陽師の一族に生まれた春虎だったが、魔法の才能を受け継がず、平凡な人生を送ることになっていた。しかし、過去の少女との再会が彼の運命を大きく変えることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
陰陽師の名門・土御門家に生まれながら、霊力をほとんど持たない少年・鴉羽春虎。魔法師として活躍する幼なじみの土御門冬児に対して劣等感を抱きながらも、平凡な日常を送っていた。そんな彼の前に、幼い頃に出会った不思議な少女・宝生夜子が突如現れる。伝説の大陰陽師を宿すともいわれる彼女との再会をきっかけに、春虎は現代の陰陽師たちが暗躍する世界へと引きずり込まれていく。みどころ・魅力
① 現代に蘇る陰陽師バトル
安倍晴明を始祖とする陰陽道の世界観を現代学園ものに落とし込んだ独自の設定が魅力。式神召喚や呪術を駆使したバトルシーンは迫力があり、現代の街並みと和の霊術が交わる映像はほかにない独特の雰囲気を生み出している。② 成長するヒーローと謎めいたヒロイン
霊力ゼロの落ちこぼれから始まる春虎の成長譚と、「天帝の器」としての秘密を抱える夜子の関係性が物語の軸。二人の距離感と過去に隠された真実が少しずつ明かされていく構成が、視聴者を引き込む。③ 笑いとシリアスが絶妙に混在
学園コメディとしての軽快なやり取りと、陰謀渦巻くシリアスな展開が交互に訪れるテンポ感が巧み。春虎と夜子の凸凹コンビを中心としたキャラクター同士の掛け合いは笑えて、かつ人間関係の深みも感じられる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 金崎貴臣 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 倉田英之 |
| キャラクターデザイン | 渡辺敦子 |
| OP | げろ 「X-encounter」 |
| OP | 黒崎真音「~Outgrow~」 |
| ED | 南條愛乃「君が笑む夕暮れ」 |
| ED | 川田まみ「Break a spell」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「東京レイヴンズ」というタイトル、ずっと知っていた。なんとなく陰陽師系だろうなとは思いつつ、10年以上積んでいた。何かのタイミングで重い腰を上げたら、序盤の段階で「あ、これ自分向けだ」とわかった。主人公の春虎が魔法の才能を持たない普通の子、という設定がまず刺さる。能力バトルものは大体「才能がある側」から始まるので、最初から凡人ポジションで物語に放り込まれる感覚が新鮮だった。
2回目で気づいたのは、序盤のコメディパートが実はかなり丁寧に人間関係を積み上げているということ。最初は「テンポ遅いな」と流していた学校生活の描写が、後半に向けて全部意味を持ち始める。見直すと「ここで伏線張ってたのか」という発見が止まらなくて、結果また頭から見てしまった。
「選ばれなかった側」が、それでも立つ話
東京レイヴンズを一言で表すなら、才能のない人間が才能の塊みたいな人間の隣に立ち続ける話だと思っている。春虎は陰陽師の名家に生まれながら霊力を持たない。夏目は逆に、その才能ゆえに常に何かを背負わされている。この非対称な二人の関係が、この作品の核にある。
重要なのは、作品が「才能のなさを乗り越える成長譚」として描いていないことだ。春虎は後半になっても圧倒的に強くはない。それでも彼は夏目の隣にいる。「俺には力がない、でもここにいる」という選択を繰り返す。これは単純な少年漫画的成長物語ではなく、むしろ「何者でもない人間がいかに意味を持って存在するか」という問いに近い。
石川界人の演じる春虎は、序盤こそ若干空回り気味の熱量で、正直最初は少しうるさく感じた。ところが中盤以降、覚悟を決めたシーンでの声の変わり方が別人みたいで、これが効いてくる。叫ぶシーンではなく、静かに何かを呑み込むシーンでの抑制が特によかった。
花澤香菜の夏目は、「守られる側」の記号を最初から纏っているように見えて、実はその逆だ。彼女の声には、常に何かを抑えている感じがある。感情を出せない立場にある人間が、ふとした瞬間に漏らす柔らかさ——そこが花澤香菜の真骨頂で、435本積み上げてきた経験がそういう細部に滲んでいる。
石田彰の篤祢も見逃せない。あの人が飄々とした年長者を演じると、表向きの軽さの裏に絶対何かある、というのが無条件で伝わってしまう。長年積み上げてきた「石田彰文脈」をこちらが勝手に持ち込んで見てしまうのだが、それを織り込んだキャスティングだろうとも思う。
特に刺さったシーン
中盤、春虎と夏目の関係がひとつの転換点を迎えるシーンがある。ここで下野紘の天馬がどういう立ち位置にいるかが、ようやくはっきりしてくる。下野紘はコメディ寄りのキャラで場を回す役回りが多いのだが、本人が傷ついているときの声の力の抜き方が地味にうまい。「声優と夜あそび」でのMCの軽さを知っているぶん、こういう静かな芝居を見るとギャップを突かれる。
喜多村英梨の倉橋京子は、序盤はライバルポジションのキャラとして立っているのだが、話が進むにつれて彼女自身が抱えているものが見え始める。感情の振れ幅が大きいキャラを演じるとき、喜多村英梨は「やりすぎない」塩梅を心得ていて、そこがキャラに奥行きを与えている。終盤の展開での彼女の芝居は、正直想定より来た。
音楽はOP・ED含め、2013年代の空気をちゃんと持っている。戦闘シーンのBGMより、日常シーンの静かな和風テイストの劇伴のほうが個人的には好きだった。あの少し不穏な音の使い方が、「この世界では陰陽師が普通にいる」という現実感を下支えしている。
読んで見たくなったら——『東京レイヴンズ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 能力バトルより人間関係の積み上げで見るタイプ
- 主人公が「最初から強い」設定より「なぜそこにいるのか」を問い続けるほうが好き
- 和風ファンタジー・陰陽師の世界観が好き(ガチガチの歴史考証より雰囲気重視で楽しめる)
- 石川界人・花澤香菜・石田彰の演技が好きな人には無条件でおすすめできる
- 2クールかけてゆっくり関係性が育つのが好きな人
合わない人
- 序盤のラブコメ展開に耐性がない人(中盤まで比較的緩い)
- 1クール以内にカタルシスが来ないとしんどい人
- 世界観の説明が丁寧すぎると感じるタイプ(用語が多め)
- 主人公の成長に「わかりやすい強さ」を求める人
次に見るなら
東京レイヴンズの「才能のない主人公が異能の世界に立つ」感覚が好きなら、夏目友人帳もおすすめしたい。こちらは戦闘よりも妖との関係性が主軸で、テンションは低め。陰陽師的な「見えないものと共存する日本」の空気が好きな人には自然につながる。
同じ2013年秋アニメで、現代日本を舞台にした異能バトルを楽しみたいなら境界の彼方が近い。KyoAniの作画で、日常シーンの柔らかさと戦闘シーンの緊張感の落差が効いている。主人公たちの関係性の積み上げ方も似た匂いがある。
「力を持たない側が意味を持って存在する」テーマが刺さったならノラガミも見てほしい。神様と人間の非対称な関係を、コメディと切なさのバランスで描いていて、東京レイヴンズの後に続けて見ると不思議なほどつながる部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
東京レイヴンズは現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。各サービスともサブスクで全話配信されているため、気軽に一気見できる環境が整っています。まずは無料期間を活用して視聴するのがおすすめです。
