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デュラララ!!×2 結
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Shuka |
ミカドが歪んだ正義感でドルズを粛清し続ける中、マサオミは黄巾党を再集結させて友人を正気に戻そうとしている。しかし彼らの権力争いに、更に大きな力が介入しようとしている。それはアンリがよく知る存在だった。
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配信状況まとめ
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作品概要・あらすじ
あらすじ
池袋という街を舞台に、複数の勢力が絡み合う群像劇がついにクライマックスへ。ドルズのリーダーとして歪んだ「正義」を振りかざすミカドは、組織の粛清を続け暴走を深めていく。一方、幼馴染を救おうと黄巾党を再結集させたマサオミは、かつての仲間たちと共に動き始める。だが二人の対立が激化するなか、さらに大きな陰謀が街を覆い始める。アンリ・ストゥルルソンが知るその存在が、池袋の均衡を根底から揺るがそうとしていた。
みどころ・魅力
① ミカドの暴走と友情の崩壊が描くダークな青春
正義感から始まったはずのミカドの行動が、いつしか歪んだ独善へと変貌していく過程は見ていて胸が痛い。幼なじみのマサオミとの対立は単純な善悪では割り切れず、「友情とは何か」という問いを突きつける。シリーズを通じて積み重ねてきたキャラクター関係が、最終章でどう収束するかが最大の見どころだ。
② 池袋を舞台に絡み合う無数の思惑
デュラララ!!最大の魅力は、多視点で展開される群像劇の構造にある。各キャラクターが独自の目的を持って動き、それらが意外な形で交差するストーリーテリングは圧巻。「結」編では伏線の回収が加速し、断片的だった情報がひとつの絵としてつながっていく快感を味わえる。
③ 池袋の「怪物」たちが総集結するクライマックス
首なしライダーのセルティ、怪力の人斬りシズオ、情報屋の折原臨也など、個性豊かな面々が最終局面に向けてそれぞれの選択を迫られる。人外と人間が入り乱れる池袋の混乱が最高潮に達する本作は、シリーズファンにとって見逃せない決着篇となっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大森貴弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高木登 |
| 原作 | 成田良悟 |
| 原案キャラデザ | ヤスダスズヒト |
| キャラクターデザイン | 岸田隆宏 |
| 音楽 | 吉森信 |
| OP | フロウ「Steppin’ out」 |
| ED | ペンギンリサーチ 「ジョーカーに宜しく」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見てから承2、転と順番に追いかけてきて、結にたどり着いたのは2016年の春。正直、承あたりから「登場人物が多すぎて全員の顔が浮かばない」という症状が出ていた。池袋を舞台にした群像劇、というよりもう集合住宅の住人名簿を全部暗記してから引っ越してくれ、という気持ち。最初に見たときは情報量に圧倒されて、半分くらいポカーンとしながら終わった記憶がある。2回目で「ああ、あのシーンはそういう伏線だったのか」と点と点がつながってくる感覚があって、ようやく面白さが見えてくる。シリーズ全体がそういう構造になっているのに、結になるとそれが一気に畳まれていくから、最後の数話は巻き戻して見た箇所が何度かあった。
「正しい理由」で間違え続ける人間たちの話
デュラララという作品を一言で言い表すのは難しいが、結まで見届けた上で思うのは、これは「歪んだ正義感を持った人間がどこへ行きつくか」という話だということだ。
ミカドがドルズの粛清を続けるくだりは、見ていてじわじわ嫌な気持ちになる。悪いことをしているつもりがない。むしろ自分なりの論理で「これが正解だ」と信じている。その確信の強さが怖い。人が暴力に走るとき、たいていそこには「理由」がある。理由があるから止まれない。理由があるから周りが見えなくなる。ミカドのそれは、池袋という街が持つ「普通じゃない人間を引き寄せる磁力」が増幅した結果として描かれていて、単純な悪堕ちとは少し違う。
対してマサオミが黄巾党を再集結させるのは、友人を取り戻すためだ。こちらも歪んでいると言えば歪んでいるが、向いている方向が「誰かのため」という点で、同じ「間違い」でも重さが違う。この二人の対比が、結という締めくくりでどう着地するかが全シリーズの核心だったと思う。
セルティ・ストゥルルソンというキャラクターの存在も、このテーマと無関係ではない。沢城みゆきさんが声で表現する感情の機微——テキストチャットで表示される文字なのに、読み上げのトーンで喜怒哀楽が全部伝わってくるあの演技——は、「人間でない存在が人間的な感情を持つことの不思議さ」を一番体で理解させてくれる。セルティが一番まともな判断をしているシーンが多いのは、ある種の皮肉として機能している。
「池袋には何かある」と言い続けた作品が、最終的に「何かあっても人間はそれなりにやっていく」という場所に落ち着くのは、派手な展開の割には地味な着地かもしれない。でもそれが、あの街の話としてはしっくりくる。
特に刺さったシーン
岸谷新羅がセルティに向かって延々と自分の感情を語るシーンは、何度見ても笑いと感動が同時にくる。福山潤さんの演技が本当に絶妙で、狂気と純愛を同じ体積で声に詰め込んでくる。「この人は頭がおかしいのか、それとも一番まともなのか」という判断が最後までつかない。ある意味でデュラララという作品を象徴しているキャラクターだと思う。
あと、平和島静雄が理不尽な暴力を振るうシーンの安定感。小野大輔さんの低音がスイッチを入れた瞬間に空気が変わって、見ているこっちも「あ、もう止まらない」とわかる。あれだけの人数が入り乱れる終盤でも、静雄が画面に映るとスッと状況が整理される。暴力ってこういう使い方もできるんだな、と妙に感心した。
花澤香菜さん演じる杏里は、1期から比べると結では扱いが変わってくる。声の表情が細かくて、序盤の穏やかさと終盤のそれとでは明確にトーンが違う。気づいたのは2回目を見たとき。最初は気にしていなかった。
読んで見たくなったら——『デュラララ!!×2 結』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 群像劇が好きで、登場人物が多いほど燃えるタイプ
- 1期から順番に見てきた人(結単体では絶対わからない)
- 池袋・新宿あたりの雑多な空気感が好きな人
- 声優の演技に注目して見る習慣がある人
- 伏線を自分で拾い集めるのが楽しい人
合わない人
- 「主人公は誰ですか」という問いに答えがほしい人
- キャラクターの整理が追いつかないと楽しめない人(登場人物は覚悟して)
- スッキリした勧善懲悪を求めている人
- 1期を見ていない状態でここから入ろうとしている人(無謀)
次に見るなら
バッカーノ!——同じ成田良悟原作で、複数の視点が絡み合いながら一つの事件が立体的になっていく構造はほぼ同じ。舞台が1930年代のアメリカになるだけで、デュラララで「群像劇の複雑さ」を楽しめた人なら確実に刺さる。こちらのほうが話がコンパクトな分、入りやすいという声もある。
ゲートキーパーズとの比較より、血界戦線を推したい。池袋が舞台ではなくニューヨークが舞台の異世界になるが、「普通じゃない人間たちが普通じゃない街でそれなりにやっている」という雰囲気は近い。テンポも軽いので、デュラララの重厚さに疲れた後の口直しにも使える。
モノノ怪は毛色が違うように見えるが、「複数の視点から同じ出来事を見る」「語り手が信頼できない」という構造の面白さでは近いものがある。デュラララで語りの重層性に味をしめた人に一度試してほしい作品。
よくある質問
まとめ
『デュラララ!!×2 結』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも見放題プランで視聴できるため、第1期から続けて一気見するのに最適な環境が整っています。シリーズ完結編として見応え十分な本作を、ぜひお好みのサービスでお楽しみください。









