青の祓魔師 京都不浄王篇

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2017青の祓魔師 京都不浄王篇

青の祓魔師 京都不浄王篇

★ 3.6 / 5.0アクションファンタジー超自然
放送年2017年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作A-1 Pictures

江戸時代末期、不浄王という鬼が多くの人々を殺害した。退治後、真十字騎士団は鬼の左目を学園に封印していたが、それが盗まれてしまう。盗賊が子どもを人質に取ったと聞き、ユキオとリンが助けに向かう。調査と追跡はリンと仲間たちを京都へ導き、事件へさらに深く関わっていくことになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

江戸時代末期、「不浄王」と呼ばれる強大な鬼が大勢の命を奪った。真十字騎士団によって討伐された後も、その左目は学園内に厳重封印されていたが、何者かによって盗み出されてしまう。事件の調査を命じられた奥村雪男と燐は、人質となった子どもたちを救うため京都へと向かう。しかしそこには、騎士団内部の複雑な思惑と、不浄王復活を目論む勢力の影が広がっていた。かつて生死をともにした仲間たちとの絆を試されながら、燐たちは京都を舞台にした大きな戦いへと巻き込まれていく。

みどころ・魅力

① 京都を舞台に描かれるスケールアップした戦闘

第1期では主に学園内を舞台にしていた戦闘が、本作では歴史情緒あふれる京都の街や霊的スポットを舞台に展開される。ufotable制作による高品質な映像美と、迫力のあるアクションシーンが融合し、視覚的な満足度が大幅に向上。特に終盤の不浄王との決戦は圧巻の出来栄えだ。

② 奥村燐の「青い炎」と自己受容のドラマ

サタンの息子という出自ゆえに仲間から恐れられ孤立する燐の葛藤が、本作の感情的な核心をなす。炎を封印するか解放するかという選択が、単なる戦力の問題にとどまらず、自分自身を認めて前に進む成長物語として丁寧に描かれている。仲間との信頼回復の過程にじんとさせられる。

③ 京都組の家族背景と騎士団内部の人間ドラマ

今作では京都出身のメンバーたちの家族・一族との確執や因縁が深掘りされる。騎士団内部に渦巻く不信感や各家の事情が複雑に絡み合い、戦いの裏側にある人間ドラマとしての厚みがある。一筋縄ではいかない大人たちの思惑が、物語に重層的なリアリティを与えている。

キャスト・声優一覧

奥村燐
奥村燐
メイン
›
岡本信彦
奥村雪男
奥村雪男
メイン
›
福山潤
杜山しえみ
杜山しえみ
メイン
›
花澤香菜
勝呂竜士
勝呂竜士
メイン
›
中井和哉
神木出雲
神木出雲
メイン
›
喜多村英梨
志摩廉造
志摩廉造
メイン
›
遊佐浩二
三輪子猫丸
三輪子猫丸
メイン
›
梶裕貴
メフィスト・フェレス
メフィスト・フェレス
サブ
›
神谷浩史
宝ねむ
宝ねむ
サブ
›
井上剛
勝呂達磨
勝呂達磨
サブ
›
稲垣隆史
ニーちゃん
ニーちゃん
サブ
›
東山奈央

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スタッフ

監督初見浩一
シリーズ構成大野敏哉
キャラクターデザイン佐々木啓悟
音楽澤野弘之、山本康太
美術監督高橋麻穂
音響監督飯田里樹
OPウーバーワールド「一滴の影響」
ED暁月凛「一滴の影響」
ED暁 凛「コノ手デ」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

1期が中盤から原作を離れたオリジナル展開に突入して、「あ、これはもう帰ってこないやつだ」と思いながら見ていた。あの終わり方で続編が来るとは正直思っていなかった。だから2017年に京都編のアニメ化が発表されたとき、反射的に「えっ待って本当に?」となった。

最初に見たとき、作画が1期より落ち着いていることに気づいた。派手さよりも芝居の密度で見せようとしている、そういう作りに感じた。2回目で分かったのは、それが意図的だということ。京都の古い社寺が並ぶロケーションと、各家の因縁や確執が絡み合う話の構造に、あの重たい画面の質感が合っている。最初は物足りないと思っていたものが、見直すと全部理由があった。

血筋という呪いを引き受けながら、それでも隣に立つ選択の話

青の祓魔師という作品が何を描いているかというと、「生まれ」によって運命が決まるとされる世界で、それをどう扱うかという話だと思っている。京都編はその問いをさらに具体化してくる。

奥村燐はサタンの息子で、仲間たちにその事実が知れ渡るところから話が始まる。信頼していた相手に隠し続けていた秘密が露わになる、その気まずさと怒りと戸惑いが、序盤のパーティの空気感として丁寧に積み上げられる。福山潤が演じる雪男の、弟を守ろうとしながら感情を押し殺している複雑な声色は、このシーズンで一段と印象が強くなった。

同じ構造が、三輪子猫丸にも反復される。梶裕貴が演じる子猫丸の父親との関係と、仙道家・三輪家・柳ヶ瀬家という名門の家の論理が、京都という土地に根を張った因縁として描かれる。「家の呪い」を背負わされたキャラクターが複数いて、それぞれが違う形でその重さと向き合う。燐は正面から衝突し、子猫丸は長い間抱えて抱えて、最終的に違う選択をする。

この作品が単なる「強い敵を倒すアクションアニメ」ではないのは、戦闘の結末よりも、誰かと誰かの間に何が残るかを丁寧に描こうとしているからだと思う。クライマックスで燐と仲間たちの関係が変化していく過程、あの積み上げ方は、1期からこの作品を追いかけてきた視聴者に対してちゃんと誠実だった。喜多村英梨が演じる神木出雲の、強がりの下に何かを隠しているキャラクターの芝居も、その文脈で見ると刺さり方が全然違う。

花澤香菜の杜山しえみは、パーティの中での立ち位置が絶妙で、感情の振れ幅が大きいシーンになるほど花澤さんの声の重心が低くなる感じが好きだった。あの役は単純に「応援する子」ではなく、自分も葛藤を抱えたキャラクターとして機能していて、その部分をちゃんと演じていた。

特に刺さったシーン

終盤、燐が炎を解放するシーン。ここは初見だと「やっと来た」という感じで見てしまうが、2回目で気づいたのは、それまでに燐が炎を使うことをどれだけ恐れていたか、その積み上げの密度だった。仲間に知られたことで逆に開き直れた、という単純な話ではなく、もっと複雑なものがあの瞬間に混在している。福山潤と梶裕貴が同じシーンに声として存在しているとき、二人のバランスの取り方が毎回うまくて、どちらかが浮かない。

神谷浩史のメフィスト・フェレスは、出番が多くはないが出てくるたびに場の空気を変える。ああいう「腹の中が読めない、でも存在感は圧倒的」なキャラクターは、演じる側の引き算が難しい。神谷さんはそれを飄々とやっていて、見るたびに感心する。

読んで見たくなったら——『青の祓魔師 京都不浄王篇』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さると思う人:

  • 1期を見ていて、原作の京都編がアニメ化されるのを待っていた人
  • アクションよりも人間関係の変化や感情の積み上げに興味がある人
  • 家の因縁や「生まれ」の重さを扱う物語が好きな人
  • 梶裕貴・福山潤の芝居を追いかけている人

合わない可能性がある人:

  • 1期を見ていない状態でこちらから入ろうとしている人(前提情報が多すぎる)
  • 毎回大きなアクションシーンを期待している人(中盤は会話と関係描写が中心)
  • テンポよく話が進むタイプのアニメが好きな人(京都編は丁寧に時間をかける)

次に見るなら

青の祓魔師(1期)――言うまでもないが、京都編の前に見ていない場合はまずここから。燐と雪男の関係の出発点と、主要キャラクターの背景が1期で丁寧に描かれている。京都編の重さは1期あってこそ機能する。

鬼滅の刃――家族の死と喪失、そして「鬼の血を引く者と人間の境界」という構造が共鳴する部分がある。戦闘描写の密度と感情の振れ幅が好きなら合うと思う。ufotableの作画に慣れてからこちらに戻ると、青エクの芝居の丁寧さが改めて見えてくる。

夏目友人帳――超自然的な存在と人間の関係を描く点は近いが、こちらはアクションよりも情緒と間を大切にした作品。青エクの京都編で「家の論理と個人の選択」というテーマに惹かれた人が見ると、違う角度から似たものを受け取れる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「青の祓魔師 京都不浄王篇」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで視聴可能です。主要な動画配信サービスに揃って配信されているため、すでに加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。第1期と合わせて一気見するのにも便利な環境が整っています。

よくある質問

Q. 京都不浄王篇は第1期を見ていなくても楽しめますか?
A. 登場人物の関係性や燐の出自など、第1期の内容が前提となるエピソードが多いです。より深く楽しむためにも、まず第1期「青の祓魔師」から視聴することをおすすめします。
Q. 京都不浄王篇は原作マンガのどのあたりのストーリーですか?
A. 加藤和恵によるマンガ原作の「京都不浄王篇」に相当する章をアニメ化したものです。第1期がアニメオリジナル展開だったのに対し、本作は原作に沿ったストーリーが描かれています。
Q. 何話構成ですか?一気見しやすいですか?
A. 全12話構成です。1話あたり約24分なので、週末などに一気見するのに手頃なボリューム。テンポよくストーリーが展開されるため、続きが気になって止まらなくなる作りになっています。
Q. アクション重視?それともストーリー重視の作品ですか?
A. どちらも高水準で両立しています。迫力のバトルシーンとともに、キャラクターの感情や人間ドラマも丁寧に描かれており、アクション・ストーリーどちらを重視する視聴者にも満足度の高い作品です。

まとめ

「青の祓魔師 京都不浄王篇」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで視聴可能です。主要な動画配信サービスに揃って配信されているため、すでに加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。第1期と合わせて一気見するのにも便利な環境が整っています。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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