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青の祓魔師 クロの家出
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | A-1 Pictures |
クロはリンに軽くあしらわれたことに傷つき、新しい主人を探す旅に出る。しかし、リンに代わる真の主人を見つけることができるのか。クロの心の奥底には、リンへの想いが消えることなく残されていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人気アニメ『青の祓魔師』の番外編として描かれるOVA。正十字学園に暮らす猫又のクロは、主であるリンに軽くあしらわれたことに深く傷つき、ある日とうとう家出を決行してしまいます。新しい主人を求めて街をさまようクロですが、誰のもとに行ってもリンの存在が頭から離れません。やがてクロは、自分にとってリンがどれほど大切な相手なのかを少しずつ自覚していきます。本編では描かれなかったクロとリンの絆の原点に迫る、心温まる一編です。みどころ・魅力
① 猫又クロが主役の貴重な番外編
本編では脇を固める存在だったクロが、まさかの主役に大抜擢。ぷんぷんと拗ねたり、しょんぼり落ち込んだりと、表情豊かなクロの姿をたっぷり堪能できます。普段は見られない一面が満載で、ファンにはたまらない一本です。② リンとクロの絆が胸を打つ
家出という出来事を通して、クロがリンをどれほど慕っているかが丁寧に描かれます。すれ違いから本当の気持ちに気づくまでの過程は、シンプルながらじんわりと心に沁みる温かさ。両者の関係性の深さを再確認できます。③ 本編ファンへのうれしいサービス
シリアスな展開が多い本編とは対照的に、コメディタッチで進む肩の力を抜いて楽しめる構成。見慣れたキャラクターたちが番外編ならではの空気感で登場し、『青の祓魔師』の世界をもう一歩深く味わわせてくれます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| キャラクターデザイン | 佐々木啓悟 |
|---|---|
| 音楽 | 澤野弘之 |
| OP | ウーバーワールド「CORE PRIDE」 |
| ED | 「Take off」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
クロの家出、というタイトルを見たときの正直な感想は、メモにも書いたとおり「本編じゃないのか」だった。青の祓魔師を一気見した勢いのまま再生ボタンを押したので、てっきり燐と雪男の話の続きが流れると思っていたら、画面で家出を決め込んでいたのは二尾の黒猫のほうだった。最初の数分は肩透かしを食らった気分で、半分BGM代わりに眺めていた。ところが中盤あたりで、これはクロというキャラの履歴を知っているほど効いてくる作りだと気づく。2回目に見たときは、序盤のあの軽さがむしろ仕掛けに見えてきて、油断していた自分が少し悔しかった。本編の合間に挟む軽食、くらいに思って手を出すと、思ったより噛みごたえがある。
「一度捨てられた猫」が、もう一度誰かのものになる怖さの話
家出という言葉の軽さに対して、クロという存在の背負っているものは案外重い。彼はもともと藤本獅郎の使い魔で、その主人を失っている。本編を通った人なら、主を亡くしたクロが暴走しかけたあの場面を覚えているはずだ。燐が新しい主人になったのは、その喪失の上に成り立っている。つまりクロは、誰かのものであることの幸福と、それを失う痛みの両方を一度経験している猫なのだ。
そう考えると、この家出はただのスネた行動には見えなくなる。燐に軽くあしらわれて飛び出した——という表向きの筋の下に、「また同じ思いをするくらいなら、自分から主人を選び直したほうがマシだ」という、傷ついた者の予防線が透けて見える。新しい主人を探す旅は、裏を返せば「燐に依存しすぎている自分」を切り離そうとする試みだ。コメディの体裁で進みながら、描かれているのは執着とその手放し方という、わりと容赦のないテーマだったりする。
この作品は単なるマスコットのスピンオフではなく、本編がメインの人間ドラマでやっていた「喪失と、それでもまた誰かを信じること」を、猫一匹のスケールに圧縮して見せた外伝だと思う。燐を遠巻きに見ているメフィスト・フェレス(神谷浩史)の食えなさも、この距離感の物語にちょうどいい温度を足している。本編を全部見た上で戻ってくると、軽いはずの一本が静かに刺さってくる。
特に刺さったシーン
終盤、新しい主人探しがことごとく上手くいかず、クロが結局あの場所へ足を向けてしまう流れ。理屈では「燐じゃなくてもいい」と言い張っていたのに、心の奥に残った想いのほうが先に動いてしまう、あの抗えなさが効く。ここでクロが燐を思い出したとき、思わずこちらまで「だよな」と声が漏れた。
そして燐の声を当てる岡本信彦の、雑なのに芯のあるトーンがいい。クロに対してぶっきらぼうなのに、最後に名前を呼ぶ瞬間だけ温度が変わる。あの落差で、序盤の「軽くあしらった」が決して本心ではなかったことが分かる設計になっている。隣で雪男(福山潤)が一歩引いて見守っているのも、兄弟の役割分担がそのまま出ていて好きだ。途中で顔を出す子猫丸(梶裕貴)や出雲(喜多村英梨)の塾の面々も、クロの居場所がちゃんと人の輪の中にあることを思い出させてくれる。
読んで見たくなったら——『青の祓魔師 クロの家出』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編を見終えて、クロの過去や使い魔としての来歴を知っている人
- マスコット枠のキャラに本気で感情移入してしまうタイプのオタク
- コメディの皮をかぶった、喪失と再選択の話が嫌いじゃない人
- 燐とクロの距離感、あの不器用なやりとりが好きな人
合わない人
- 本編未見で、いきなりこのOVAから入ろうとしている人(前提知識がないと軽食で終わる)
- 祓魔師としての派手なアクションや物語の本筋の進展を求めている人
- 外伝・番外編にはどうしても手が伸びない、本編完結主義の人
次に見るなら
使い魔と主人の距離感に心を持っていかれたなら、夏目友人帳。猫の姿をした相棒と、独りだった主人公が少しずつ居場所を見つけていく話で、クロの抱える孤独と地続きの温度がある。
主従の絆をもっと正面から描いたものが見たいならノラガミ。神と神器という、裏切りや出奔すら起こりうる関係を扱っていて、「誰かのものである」という言葉の重さがクロの家出とよく響き合う。
そして身も蓋もないが、このOVAで引っかかった人はまず青の祓魔師の本編へ。家出の軽さの裏にあるものは、結局そっちを通ってこそ効いてくる。前菜で食いつないだなら、メインを食べに戻るべきだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『青の祓魔師 クロの家出』は、dアニメストア、Netflix、Huluの3つのサービスで視聴できます。アニメ作品の取り扱いが豊富なdアニメストアに加え、Netflix、Huluでも配信されているため、普段お使いのサービスに合わせて選べるのがうれしいポイントです。本編とあわせて視聴すれば、クロとリンの絆をより深く楽しめます。








