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スローループ
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | CONNECT |
継父との初対面に不安なひより。居心地の良い海へ向かうと、小春という少女に出会う。ひよりは亡くなった父に教わった釣り方を小春に教える。その夜、二人は同じ新しい家族に会うことに気づき、驚く。二人の友情は新たなレベルへ進もうとしていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
新しい家族との生活に戸惑う海野ひよりは、亡き父との思い出が残る海辺で、明るく前向きな少女・吉永小春と出会います。ひよりは父から教わった釣りを小春に手ほどきし、二人は穏やかな時間を分かち合います。ところがその夜、二人はそれぞれが向かう「新しい家族」が同じであること――つまり義理の姉妹になることを知り、驚きます。釣り糸をゆっくりとたぐるように、女子高生たちの日常と友情、そして家族の絆が少しずつ結ばれていく、心あたたまるフィッシング日常物語です。みどころ・魅力
① 釣りと「家族」が静かに重なる物語
血のつながらない姉妹となったひよりと小春。釣りという父の形見のような趣味を通して、二人が少しずつ心を開き、新しい家族の形を受け入れていく過程が丁寧に描かれます。喪失と再生をやわらかく包む物語の温度感が魅力です。② 知識が自然に身につくフィッシング描写
仕掛けやポイント選び、季節ごとの魚の生態まで、釣りの楽しさが具体的に描かれています。専門的になりすぎず、初心者にもわかりやすい解説が物語に溶け込んでおり、観終わるころには自分も海へ行きたくなる一作です。③ 個性豊かな仲間たちとのゆるやかな日常
理系少女の小鳥や先輩の恋など、釣りを通じて広がる交友関係も見どころ。それぞれの距離感がやさしく、肩の力を抜いて楽しめる空気感が貫かれています。穏やかな会話と美しい海の風景に癒される、上質な日常系アニメです。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 秋田谷典昭 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 山田由香 |
| キャラクターデザイン | 滝本祥子 |
| 音楽 | 伊賀拓郎 |
| 美術監督 | 諸熊倫子 |
| 音響監督 | 土屋雅紀 |
| OP | ポカポカイオン「やじるし→」 |
| ED | Three∞Loop「シュワシュワ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
釣りの日常系、と聞いて最初はながら見のつもりだった。仕事しながら片目で流して、たまに海がきれいだなと思えればそれで十分だろう、と。ところが序盤、海辺でひよりが小春に竿を握らせて、亡くなった父に教わった投げ方をそのまま手渡す場面で、手が止まった。ああ、これは「釣り」の話の顔をして、別のものを渡してくる作品だ、と気づいてしまった。2回目に見たときは、二人が同じ夕飯の席に着くことになると知って驚く夜の場面を、最初から知った状態で追いかけた。初見では「偶然の出会い」に見えた一日が、実は新しい家族の最初の一日だったとわかると、海の色まで違って見える。ながら見にしようとして、結局きちんと座って見直したアニメだ。
亡くした父の釣り方を、新しい家族にそのまま手渡す話
この作品は単なる釣りの趣味アニメではなく、「いなくなった人から受け取ったものを、これから家族になる人へ渡し直す」話だと思っている。ひよりにとって釣りは、ただの遊びじゃない。亡くなった父との時間そのものだ。仕掛けの結び方、当たりの待ち方、糸を垂らして黙って隣にいる時間。そういう、言葉にならない教わり方をした記憶のかたまりを、ひよりは抱えている。継父との初対面に不安を感じていた女の子が、よりによってその大事な釣りを、いきなり出会った小春に教えてしまう。そして二人が同じ食卓の新しい家族だと判明する。順番が、普通の物語と逆なんだと思う。家族になってから打ち解けるのではなく、海の上で先に心を許してしまった相手が、後から「家族」という名前になる。
血のつながりや戸籍の手続きで家族になるんじゃなくて、同じ竿を握って同じ魚を待った時間の積み重ねで、じわじわ家族になっていく。亡くした父の釣り方が、新しい家族の真ん中に置かれて、そこを糸が通っていく。喪失を埋めるんじゃなくて、喪失ごと持ったまま次の関係に編み込んでいく——その手つきの優しさが、この作品の芯にある。釣果より、隣に誰がいるか。投げて、待って、また投げる。そのリズムの中で、家族という単語の意味がゆっくり書き換わっていくのを、ただ眺めていられる。
特に刺さったシーン
やはり、二人が同じ新しい家族になると気づく夜の場面だ。昼間あれだけ海で笑い合った相手が、家に帰ったら継父・継娘として再会する。あの間の悪さと、じわっと込み上げてくるおかしさの同居が見事で、思わず画面に向かって「そうなるか」と声が出た。母親役の吉永怜子を演じる伊藤静の、芯のある柔らかさが効いている。包み込むけれど甘やかさない、大人の声だ。妹分のような立ち位置で場をかき回す吉永虹に東山奈央が当たっていて、この子の一声で空気がほどける瞬間が何度もある。後半で出てくる福元一花の名塚佳織は、台詞の余白で語るタイプの芝居で、海の上の沈黙によく馴染む。小春の家族側、海凪ひなたの柚木涼香と海凪一誠の川田紳司が、家庭の地に足のついた温度を担保していて、賑やかな場面がうるさくならない。誰も声を張らないのに、ちゃんと家族の音がしている。そこがいい。
読んで見たくなったら——『スローループ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 釣りやアウトドアの、道具を準備して待つ時間そのものが好きな人
- 派手な事件より、食卓と海辺の小さなやり取りで物語が進むのが心地いい人
- 家族のかたちが少し複雑で、その距離の縮め方に静かに弱い人
- ゆるキャン△系の、知らない趣味を丁寧に見せてくれるアニメが好きな人
合わない人
- 毎話はっきりした起承転結や盛り上がりの山がないと退屈してしまう人
- キャラ同士の衝突やドラマの起伏を求めて見る人
- 趣味の描写がゆっくり進むのを「間延び」と感じてしまう人
次に見るなら
釣りという題材で真っ先に並べたいのは放課後ていぼう日誌。堤防で釣りを覚えていく女子高生たちの話で、仕掛けや締め方の描写がやたら丁寧。スローループの「知らない趣味を手取り足取り見せてくれる」気持ちよさが好きなら、ここはまっすぐ刺さる。
趣味を通して人と人がほどけていく空気が好きならゆるキャン△。焚き火を囲んで黙っている時間の豊かさは、海で糸を垂らす時間とよく似ている。一人と大勢、両方の心地よさがある。
海と水の透明感、そして喪失を抱えた人の再生という線でいくならあまんちゅ!。ダイビングを通じて少しずつ前を向いていく描き方が、ひよりの抱えたものと静かに響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『スローループ』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されており、いずれかのサービスに加入していればすぐに視聴できます。釣りに特化したdアニメストアや、見放題作品の豊富なU-NEXTなど、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。気になった方は、利用中のサービスで配信状況をチェックしてみてください。
