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洲崎西 THE ANIMATION
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | feel. |
声優の鈴木亜由子と西明日香は、東京でのイベントで、彼らのラジオ番組「SuzakiNishi」がテレビアニメ化されることを発表した。アニメは7月から放送開始予定である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
声優・鈴木亜由子と西明日香がパーソナリティを務める人気ラジオ番組「すざきにし。」を原作としたショートアニメ。ふたりのラジオでの自然体な掛け合いをそのままアニメに落とし込み、コミカルな日常トークをキャラクターとして描く。声優本人の空気感をそのまま閉じ込めたような独特のゆるさと笑いが、ファンを中心に支持を集めた作品。みどころ・魅力
① ラジオそのままの”生感”がアニメになる新鮮さ
本家ラジオでのリアルな掛け合いをベースにしているため、台本感がなく素の二人に近い空気感が楽しめる。アニメという形式でありながら「ラジオを聴いている」ような距離感の近さが最大の魅力で、ファンには堪らない仕上がりになっている。② 鈴木亜由子×西明日香のコンビネーション
ラジオを通じて磨かれたふたりのテンポと呼吸がそのまま映像化されており、言葉の間や反応のリアルさが笑いを生む。声優としての技術だけでなく、素のキャラクターが滲み出るコンビ芸としての完成度の高さが随所に光る。③ 1話数分で完結するショート形式の手軽さ
1話が数分のショートアニメ形式のため、隙間時間にさくっと視聴できる。気負わず見られる軽さがありながら、一話一話にきちんとオチがあり、繰り返し見ても楽しめるテンポ感が心地よい。キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | 平峯義大 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 平峯義大 |
| キャラクターデザイン | 清水祐実 |
| 美術監督 | 脇威志 |
| 音響監督 | 山本浩司 |
| ED | 洲崎西「Smile☆Revolution」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ラジオのアニメ化、という看板を見るたびにいつも同じことを思う。「それって何がアニメになるんだ」と。音声コンテンツをわざわざ映像にする理由が、毎回よくわからない。そのよくわからなさが気になって、結局見てしまう。洲崎西もそのパターンだった。
1話目は5分ちょっとで終わる。見終わった直後の感想は「あ、これは声優ラジオ文化の中に生きていないとツラいやつだ」だった。2回目に見たとき、その感想は少し変わった。正確には「わかった上で笑えるかどうかを試されているコンテンツだ」という認識になった。前提知識の要求量が、短い尺のわりにそこそこ高い。
「声優が自分を演じる」という、ゆるやかに頭がおかしい構造
洲崎西THE ANIMATIONが他の声優バラエティ的コンテンツと決定的に違うのは、洲崎綾が「洲崎綾」を演じているという点だ。本名で、本職で、アニメのキャラクターとして存在している。この構造、よく考えると相当おかしい。
普通のアニメはキャラクターに声優を当てる。ドキュメンタリーや実写は本人が本人として映る。だが洲崎西はその中間というか、第三の何かで、声優が自分をアニメキャラとして演じることで「現実」と「虚構」の区別がゆるやかに消えている。洲崎綾本人がアニメの中で洲崎綾として動いているのに、それはフィクションだ。このねじれ方が、コメディの文脈ではなく構造として機能している。
ラジオのアニメ化という形式は、元来「声だけの関係性を視覚化する」試みだ。だが洲崎西はそこから一歩ずれていて、「声優ラジオのノリ」をそのままアニメの文法に移植することに徹している。台本があるのかないのかわからない、楽屋トークとも台詞ともつかない空気感を、作画とBGMがそっと支える。この「そっと支える」感じが案外計算されていて、あまりに豪快なツッコミを作画側がやってしまうと別のアニメになる。絶妙にさぼった演出が、このコンテンツの命綱だ。
黒田崇矢が「つみくん」として登場するパートには、さらに別のレイヤーがある。キャリア70本を超えるベテランが、ラジオ内のゆるいキャラとして出てくる。彼の声の重みが、明らかにコンテンツのトーンとずれていて、そのずれ自体がボケになっている。技術的な意味での演技の上手さと、あえてズレた配置が共存している。
単なる声優バラエティではなく、声優という職業がラジオという媒体を通じて何を作り出してきたかを、ゆるくアーカイブするような側面がある。5分程度の尺にそこまで言うのは大げさかもしれないが、見返すたびに「ここにある笑いの出典元はラジオだな」という感触が強くなる。
特に刺さったシーン
洲崎綾の「素でいる」演技、という矛盾した表現を使わざるを得ない瞬間がある。台本通りなのかアドリブなのか判然としない間合いで、微妙に噛んだのか噛んでいないのかわからない返しをするとき、彼女が本職の声優であることを一瞬忘れる。あの「プロがわざとぬかるみに入っていくコントロール感」が好きで、特に序盤のやり取りでそれが顕著に出ている場面は何度見ても面白い。
内山夕実が絡んでくるシーンは、また違う種類の笑いが発生する。122本の出演歴がある人が「この空気感」に着地しにきている、その着地の仕方に職人的なものを感じる。無理に馴染もうとしていないのに馴染んでいる。
作画面では、キャラクターの表情の「力が抜けている瞬間」の描き方が好みで、終盤の特定の場面でそれが出る。豪快に崩す作品ではなく、うっすら力を抜く作品だ。そのさじ加減が短編アニメとして適切だと思う。
読んで見たくなったら——『洲崎西 THE ANIMATION』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 声優ラジオを日常的に聴いている、またはかつて聴いていた人
- 洲崎西ザ・ラジオ本編を知っている人(知らなくても見られるが、倍楽しめる)
- 5〜10分の短編アニメを気軽に消費するのが好きな人
- コメディのテンションが低めでも笑える人、むしろそちらを好む人
- 声優というコンテンツの外側の部分(現場の雰囲気・ラジオ文化)に興味がある人
合わない人
- 「ラジオのアニメ化」という前提に乗れない人、なぜアニメにしたかが気になる人
- ストーリーの起承転結や感情的な山場を求める人
- 洲崎綾・西明日香どちらにも事前に思い入れがない人(コンテンツの土台がそこにある)
- 短編アニメに「短い分密度が高いこと」を期待する人
次に見るなら
てーきゅうは、短編コメディアニメの文法を理解した上で「そこに何を詰め込めるか」を極限まで試した作品だ。洲崎西のような「ゆるい空気感」ではなく、むしろ高速で畳み掛ける構造だが、「5分以内に何かを成立させる」というフォーマットの追求という点では同じ文脈にある。
gdgd妖精sは、声優のアドリブと即興をそのままアニメのコンテンツとして成立させた先駆けに近い作品だ。洲崎西に感じた「プロがわざと力を抜いてくる面白さ」に共鳴したなら、その発生源のひとつとして見る価値がある。
舟を編むは毛色が違うが、「ある職業の外側から見えにくい内側」を丁寧に描く作品として洲崎西と遠くつながる。声優ラジオという閉じた文化圏の内側を覗き見る体験が好きなら、別ジャンルでの「内側体験」としておすすめできる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『洲崎西 THE ANIMATION』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。主要な動画サービスで視聴できるため、普段お使いのサービスからすぐに楽しめます。まずは1話数分のショートアニメなので、気軽に試してみてください。
